2018年6月11日月曜日

2018明治安田生命J2リーグ 第18節

2018年6月10日(日)
2018明治安田生命J2リーグ 第18節
(第17節は6月2日に予定されていましたが、
甲府のルヴァン・カップでの勝ち上がりに伴い、6月20日に変更となりました)

アルビレックス新潟 1 vs.    2 東京ヴェルディ

入場者数:14653人

暑くなったと思ったら冷え込みが強くなったり、
一日の気温差が10度以上あるような不安定な天候が続いています。
本日は、空は雲で覆われているものの雨の心配はなさそうです。
風も心地よく、サッカーをプレイするのにも観戦するのにも望ましい天候であり、
まさに「サッカー日和」です。

本日、ホームに迎えるのは東京ヴェルディ。
長い間対戦しない期間が空きましたが、
実は新潟は東京ヴェルディには勝利したことがありません。
対戦成績は、3分3敗。
チームも選手も変わってはいますが、
「相性」という点では新潟が不利ということになります。
新潟は相性が悪い相手が多く、東京ヴェルディはその一つ。
本日は、なかなか勝てない「鬼門」ホームビッグスワンでの試合ですが、
なんとかここで東京ヴェルディに勝利して
ホームの呪いや東京ヴェルディとの相性の悪さを吹き飛ばして欲しいところです。

新潟のフォーメーションは、おなじみの4-4-2。
最前線にはターレス選手と渡邉新太選手が入り、
サイドハーフは、左に高木善朗選手、右に戸嶋祥郎選手が入りました。
高木善朗選手は、昨年までは東京ヴェルディで10番をつけていた選手であり、
本日は古巣対戦となります。
高木選手の選手紹介の際には、東京ヴェルディサポーターから
ブーイングが浴びせられました。
このブーイングに応えるためにも、
高木選手には「恩返し弾」を期待したいところです。

試合は、前半は新潟が前線でボールを奪い、
チャンスを演出する展開となりました。
ヴェルディもサイド攻撃を中心に攻め続けます。
そんな中、試合を先に動かしたのは新潟でした。
戸嶋選手が中央の高木選手にボールを預け、
それを敵陣深くまで侵入してきた加藤大選手に絶妙なパス。
キーパーと1対1の状況となり、
後方から相手DFのプレッシャーもありましたが
加藤選手が落ち着いてゴールネットを揺らし、先制点をあげます。
久しぶりのホームでの得点で、
ビッグスワン全体が歓声で揺れました。
その後も新潟が何度かチャンスを迎えますが、
追加点をあげることはできず前半は1−0での折り返しとなります。

後半は一転、ヴェルディの猛攻にさらされることになりました。
なんとか跳ね返し続けていた新潟ですが、
ついにヴェルディの鮮やかなボール回しに翻弄され、
同点ゴールを許す展開となります。
失点直後に失点を重ねやすいのが新潟の特徴。
この試合も、同点となって
更に勢いを増してくるヴェルディの攻撃に耐えきれず、
センターバックの裏にパスを出され、
完全に抜け出したヴェルディの選手に勝ち越しゴールを与えます。
なんとか同点、できれば再逆転までもっていきたいところですが、
選手・サポーターともに得点できる雰囲気を感じません。
選手交代枠を使い切った直後に
ソン・ジュフン選手が負傷退場してしまうアクシデントも重なり、
そのままヴェルディに守られてタイムアップ。
今節も前節に引き続き、逆転負けとなりました。
またしても「鬼門」ホームビッグスワンで
勝利の万歳をあげることができませんでした。

自動昇格までの勝ち点差は14。
リーグ戦はまだ半分も消化していないとはいえ、
今のチーム状況やゲーム内容を考慮すると
自動昇格はもはや絶望的といった状況でしょう。
今季は、J2残留を果たしながら、
できればプレーオフ圏内を目指していくといったところが
現実的な目標となります。

課題はたくさんありますが、中でも今季は
せっかく先制点をあげておきながら同点・逆転される試合が多すぎます。
なかなか攻撃の形が作れない、
作れても決定機で決めきれない攻撃陣にも問題はありますが、
ディフェンス陣、特にセンターバックの裏にボールを出された時に
追いつくことができません。
ディフェンス陣にスピードが足りないことは開幕前から危惧されていましたが、
それが確実に表面化されてきている印象です。
対戦相手も新潟の弱点を知っており、
新潟の前線からのプレスが弱まる後半に
ディフェンス陣の裏にボールをいれて
何度も決定機をつくることを狙っていると思います。
それを知っているから、
先制点を取られたとしても慌てることはないのでしょう。

いきなりディフェンス陣にスピードを求めるのは無理です。
また、今後得点が劇的に増えることもあまり期待できないでしょう。
今節は、前線の選手はプレスにいっているのに
中盤の選手は下がって中盤に大きくスペースができるような展開もありました。
組織としてしっかりオーガナイズしていき、
1点を守り抜けるような体制にしていかないと、
上位陣への進出は不可能です。

次節は、6月16日(土)、アウェイで福岡と対戦します。
これは、今季3回目の首位チームとの対戦になります(笑)。
次のホーム戦は、6月20日(水)、相手は甲府です。
いずれも戦力も充実しており勢いにのる強豪チームでありますが、
新潟にも意地をみせてほしいところです。

アルビレックス新潟公式サイト 第18節





順位チーム勝点試合得失
1アビスパ福岡35181053271611
2レノファ山口FC3518105333258
3大分トリニータ3418104433249
4FC町田ゼルビア321895432239
5松本山雅FC311887324159
6ファジアーノ岡山291785420146
7FC岐阜281884625187
8横浜FC28187742425-1
9大宮アルディージャ251874725223
10ヴァンフォーレ甲府2416664251510
11モンテディオ山形241866621210
12東京ヴェルディ231758420173
13徳島ヴォルティス22186481416-2
14ジェフユナイテッド千葉22186483033-3
15アルビレックス新潟21176381920-1
16水戸ホーリーホック21186391823-5
17栃木FC20185581825-7
18ロアッソ熊本201862102334-11
19ツエーゲン金沢19175481923-4
20京都サンガF.C.151843111626-10
21愛媛FC141835101124-13
22カマタマーレ讃岐111825111230-18

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