2018年11月16日金曜日

帰ってきた背番号28番

このたび、アルビレックス新潟より
選手契約を凍結していた早川史哉選手に対し、
凍結を解除することが発表されました。
すでに今季の契約には間に合わないので、
来季から公式戦への出場が認められることになります。

早川選手は新潟市出身で、センターバックを主戦場とする選手。
アルビレックス新潟ユースを経て筑波大学へ進学し、
2016年、大学卒業後はアルビレックス新潟に加入し、
一年目から開幕スタメンを掴み取りました。
しかし、3試合に出場した後、体調に異変を感じ、
病院で精査したところ急性白血病と診断されました。
大卒ルーキーとしてスタメンで出場し、
まさにこれからというときの出来事。
その時の早川選手の気持ちを想像すると、心が締め付けられます。

早川選手は、サッカー選手として
復帰することを諦めませんでした。
2017年末には徐々にトレーニング負荷を高め、
今年からはトップチームの練習に合流することができました。
今年の7月には、本間勲選手の引退試合の中で、
選手として45分間ピッチに立つことができました。

早川選手は、目標として「サッカー選手として
試合に出ること」を常に掲げていました。
今年の対外チームとの練習試合では
未だに自分の中のイメージに
レスポンス・フィジカルがついていかないもどかしさを
感じていましたが、
その後もトレーニングを重ねていました。
今では、足の太さは以前とほとんど変わらないように見えます。
そして、このたび契約を再開することとなりました。

早川選手は、小児病棟訪問や学校訪問、
病院内ビューイングなどの活動も行い、
サッカー選手として復帰を目指す早川選手に
勇気づけられた人は多いと思います。

今度は、早川選手がビッグスワンで躍動し、
新潟の勝利という形でみんなに感動を与える時です。
中野社長も言っていますが、
まずは早川選手は競争の中で地位を確立し、
試合に出れるよう、
引き続きトレーニングに励んでほしいと思います。

とはいえ、今季これほど嬉しいニュースはありません。
来季は早川選手と一緒にみんなでJ1に昇格しましょう。

アルビレックス新潟公式ホームページ:早川史哉選手 契約凍結解除のお知らせ

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