2019明治安田生命J2リーグ 第32節
アルビレックス新潟 1 vs. 1 東京ヴェルディ
入場者数:13,990人
先日、千葉を過去最大級の台風が襲い、
甚大な被害を及ぼしました。
千葉では大規模な停電が発生し、
発生から一週間が過ぎた中でも、回復の見通しは立っていません。
千葉は、前節で新潟がホームで対戦した相手です。
今節、新潟は東京ヴェルディとのホーム戦となりましたが、
選手入場時には千葉に対する応援横断幕が提示されました。
同じスポーツを愛する仲間に対して、
一日でも早く日常的な生活が戻ってくることを祈っています。
今節の新潟のメンバーは、
出場停止明けのカウエ選手はサブメンバーとなりました。
今節も、前節と同じくボランチは戸嶋選手と高木選手です。
試合は、ボゼッションを志向する東京ヴェルディが相手なので、
予想通り東京ヴェルディがボールを保持する時間が長くなります。
新潟はボールを奪いどころを察知し、
奪ってからは素早くカウンターを狙う展開となります。
序盤は、東京ヴェルディが見事なボールさばきで、
なかなかボールを奪うことができません。
新潟がボールを保持できる時間がほとんどないので、
一方的に攻められているように見えますが、
新潟は「最後のところでやられなければいい」という割り切った守備で、
ゴールは許しません。
前半は0-0での折り返しとなりました。
「前半を0-0で折り返す」というのは、試合終了後の吉永監督の言葉通り、
ある程度はプラン通りだったのではないかと思います。
サポーターが見ても、
「後半途中、ヴェルディの選手が疲れて、ポゼッションが
うまくいかなくなったあとがチャンス」
という流れでした。
後半も序盤は前半と同様に東京ヴェルディがボールを保持しながら
新潟のゴールへと襲いかかります。
崩されることはなく守っていた新潟ですが、
後半7分、ペナルティエリアに侵入した東京ヴェルディの選手を
堀米選手が後ろから倒してしまい、
これがPKの判定となります。
このPKを決められて、東京ヴェルディに先制点を許す展開となりました。
直後、サポーターから「アイシテルニイガタ」の大合唱。
大声援の後押しを受けて、そして先制した東京ヴェルディが
疲れもあってか早くも1点を守りきる体制になったこともあり、
その後は新潟が猛攻をしかけます。
東京ヴェルディの選手がうまく時間を使っていく中、
時計の針だけが進んでいき、じれる展開が続きます。
その流れを吹き飛ばしたのは、後半32分、
シルビーニョ選手でした。
高木選手のコーナーキックを頭でゴールに叩き込み、
ついに同点に追いつきます。
その後は東京ヴェルディも再び攻勢を強め、
一進一退の攻防が続きます。
新潟はカウンターから二度決定機を迎えますが、
いずれもシュートは相手ゴールキーパーに阻まれてしまい、
逆転ゴールをあげることはできません。
結局、試合は1-1での引き分けで終了しました。
ポゼッションのチーム相手にボールを保持させる中、
得点を与えることなく上手にやっていましたが、
吉永監督の言葉通り、PKが誤算でした。
失点後はスイッチを切り替えて猛攻をしかけましたが、
決定力の問題で勝利をあげることができませんでした。
コーナーキックから得点を奪うことができたのは良いですが、
今節のような試合を1-0もしくは2-1で勝利するようなことができれば、
また上位を目指せるようなチームになるのでしょう。
次節は、9月21日(土)アウェイでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
次のホーム戦は、9月28日(土)、水戸ホーリーホックと対戦します。
少しでも上位の順位を目指して。
残り10試合。頑張っていきましょう。
アルビレックス新潟公式サイト 第32節
今季最後のホームでのナイトゲームでしたが、
勝利後の「プラネタスワン」を行うことはできませんでした。
かつての名門ヴェルディも、J2での苦しい戦いが続いています。
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