2019年9月9日月曜日

2019明治安田生命J2リーグ 第31節

2019年9月7日(土)
2019明治安田生命J2リーグ 第31節
アルビレックス新潟 2 vs.    1 ジェフユナイテッド千葉

入場者数:14,232人

台風の影響で、新潟は再び暑い日が続いています。
本日も、日中の気温が30度を越す真夏日となりました。
今節は、ホームでジェフユナイテッド千葉と対戦します。
ジェフユナイテッド千葉はJリーグ開幕時より加盟している
「オリジナル10」の一つですが、
長い間J2リーグでの戦いを余儀なくされています。
今シーズンも苦しい状況となっている千葉。
その千葉相手に、新潟は久々の勝利を掴みたいところです。

今節の新潟のメンバーは、
出場停止明けの高木選手が
今節出場停止のカウエ選手に代わって
ボランチでの出場となりました。

試合は開始早々、動きます。
堀米選手がインナーラップから相手ゴールキーパーと1対1になり、
これは防がれますがこぼれ玉がレオナルド選手に渡り、
レオナルド選手が相手ゴールキーパーの位置を確認した
見事なコントロールショットをゴールに沈めて、
新潟が早い時間に先制点を奪います。
その後は中盤での球際の争いも含めた激しい攻防が続きますが、
前半18分、再び新潟が千葉のゴールネットを揺らします。
堀米選手がレオナルド選手とのワンツーで抜け出し、
レオナルド選手にラストパス。
レオナルド選手は1点目と同じような位置から、
同じような綺麗なシュートをゴール枠内に放ちました。
その後も新潟が優勢な時間が続きますが、
前半のうちに3点目をあげることはできず。
前半は2-0での折り返しとなりました。

「前半が終わって2-0」という状況は、
新潟の多くのサポーターにトラウマとなって残っていることでしょう。
今季、2-0の状況から追いつかれ、そして逆転されるというケースが
重なったため、「2-0は危険」というのは新潟の多くのサポーターの
共通認識だと思います。
そして、それは選手も同じことでしょう。
特に「後半開始からの相手チームの2枚替え」には恐怖すら覚えますが、
前半のうちに負傷交代があった影響からか、
今節は後半も千葉は同じメンバーで臨むことになりました。
しかし、同じメンバーとはいえ「新潟の右サイドから攻める」という
明確な目標のもと、千葉は圧倒的に左サイドにボールを集め、
左サイドから猛攻を仕掛けます。
新潟は守りの時間帯が多くなり、セカンドボールもすべて千葉に渡り、
前線でボールをキープすることもできないという、
いつも通りの防戦一方の展開となります。
失点は時間の問題と思われていた中、後半14分、
左サイドからのクロスを中央で綺麗に頭で合わせられ、
千葉に1点を返されます。
その後も押せ押せムードで攻め続ける千葉。
新潟は矢野選手、田中達也選手を投入し、
右サイドの守備と前線でのプレスを強化しますが、
千葉の攻撃を緩めるまでには至りません。
それでも、何度も千葉に新潟ゴール前まで
ボールを運ばれてシュートを打たれますが、
大谷選手のビッグセーブや堀米選手の体を張ったブロックなどで
千葉に同点ゴールを許しません。
そのままロスタイムとなり、
最後は新潟ゴール前でスクランブルとなりますが、
なんとかボールを外に掻き出して、そして試合終了。
今節は2-1で新潟の勝利となりました。

後半は45分+ロスタイム、ほぼずっと攻められっぱなしでしたが、
何とか守りきることができました。
守備陣を褒めたいところですが、
いつ失点してもおかしくないような状況であり、
何とかその時間帯を選手交代などを駆使して
ただ耐えるのではなく、有利に時間を進めていけるようにしたいところです。
今節勝利したところで順位は大きく変動することはありませんが、
それでもやはり特にホームでの勝利は嬉しいもの。
新潟の選手たちは、引き続き特にホームでは絶対勝利するという気持ちで、
一試合一試合に臨んでほしいと思います。

次節は9月14日(土)、ホームで東京ヴェルディと対戦します。
今節の対戦相手である千葉とは、
実は今までホームで勝利したことはありませんでした。
今節は「新潟が初めてホームで千葉に勝利した」という、特別な日となりました。
そして、次節の対戦相手である東京ヴェルディには、
なんと新潟は勝利したことがありません(0勝5敗4分)。
今季のアウェイ戦でも、1-1の引き分けとなっています。
千葉・東京という「オリジナル10」に特に弱いと言われる新潟。
何とかそのチームイメージを払拭すべく、
今節に引き続いて次節も勝利を掴み、
ジンクスを払拭したいところです。

アルビレックス新潟公式サイト 第31節


勝利後のプラネタスワンは何度見ても綺麗です。


千葉からも多くのサポーターが駆けつけました。


試合開始前の空は、青とオレンジが綺麗に映えて、
まさに「アルビ色」でした。

順位チーム勝点試合得失
1柏レイソル62311885502426
2横浜FC55311678533320
3水戸ホーリーホック543114125412219
4モンテディオ山形54311597382414
5大宮アルディージャ533114116423012
6京都サンガF.C.523114107453510
7ヴァンフォーレ甲府493114710473116
8徳島ヴォルティス49311471043367
9ファジアーノ岡山49311471039390
10ツエーゲン金沢463111137413011
11V・ファーレン長崎46311441345414
12東京ヴェルディ44311111943421
13アルビレックス新潟41311181249436
14愛媛FC3531105163642-6
15FC琉球343197154260-18
16レノファ山口FC333196164256-14
17FC町田ゼルビア3231711133047-17
18ジェフユナイテッド千葉3131710143649-13
19アビスパ福岡313187163145-14
20鹿児島ユナイテッドFC303093183654-18
21栃木SC2531413142242-20
22FC岐阜243066182753-26
前節、連勝が止まった首位柏レイソルが、山形に敗れました。
横浜FCはリーグ1位の得点力を武器に、自動昇格圏に食い込んでいます。
3位〜6位のプレーオフ圏争いは激しく、
毎試合後に順位が入れ替わるような展開となっています。
J2リーグも残り11試合。
新潟がプレーオフ圏争いにすら加われない状況は寂しいですが、
最後までわからない昇格争いの今後の展開が楽しみです。

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