2019明治安田生命J2リーグ 第34節
アルビレックス新潟 3 vs. 0 水戸ホーリーホック
入場者数:13,089人
暑かった夏が嘘のように、朝晩の冷え込みが強くなり、
秋の訪れを感じさせる日が多くなってきました。
本日の新潟の天気は、くもり。
時々、雨がぱらぱらと降る気候となりました。
今節は、ホームに水戸ホーリーホックを迎えての一戦になります。
水戸は自動昇格も狙える位置にいる強豪。
その水戸を相手にどこまでやれるか、注目です。
今節の新潟のスタメンは、前節と同じ。
驚くべきはベンチメンバーで、
なんとベンチメンバーにセンターバック、サイドバックを
主戦場とする選手が一人も入りませんでした。
試合後、吉永監督が「ベンチメンバーを見ていただいても
わかるとおり、我々はもう攻撃的に行くしかない」と
仰っていましたが、残り全試合、勝ち点3を目指して
「超攻撃的」に戦い続ける決心が感じられました。
試合は開始早々、動きます。
堀米選手がペナルティエリア内に侵入し、ヒールパス。
これをシルビーニョ選手がダイレクトでシュートを打ち、
狙いすましたシュートは相手ゴールキーパーを超えて
ゴール隅に突き刺さり、新潟が先制に成功します。
その後は水戸の組織的な攻撃の対応に追われますが、
最後のところではしっかり守り、
前半を1-0で折り返します。
後半も、新潟がリードした状態ということもあり、
水戸が更に攻勢を強めて同点を狙ってきます。
新潟は、大谷選手のビッグセーブ連発もあり、
これをしのぎます。
水戸に得点を許すことなく、時間が進んでいきます。
後半30分過ぎからは、水戸の選手たちにも疲れが見え始め、
新潟がボールを保持する時間が少しずつ長くなっていきます。
そして、そのまま後半ロスタイムへ。
途中から投入された本間至恩選手は持ち味の
切れ味鋭いドリブルで疲れ切った水戸の選手を翻弄。
1点リードの場面でしたが、果敢にペナルティエリア内へ侵入し、
そしてエリア内で相手選手に倒され、
これがPKの判定となります。
キッカーは、レオナルド選手。
前回は1本PKを外していますが、
今まで通りゆっくりとした助走からシュート。
前回とは違うコースへ蹴りこみ、
試合を決定づける2点目をあげます。
気持ちも切れかかった水戸の選手たちに対し、
新潟の選手たちは得点を奪う気持ちを持ち続けていました。
新井選手のクロスがゴール前でフリーになっていた
レオナルド選手に渡り、
これをヘディングで決めて3点目。
レオナルド選手は、この時点で
J2リーグ得点ランキングトップタイに躍り出ました。
そして、試合終了。
今節は、3-0での勝利となりました。
試合全体を通せば、ほぼ攻められっぱなしだった試合でしたが、
それは開始早々に新潟が先制点をあげたため、
「攻める水戸」「守る新潟」という図式になったから、
というのもあるかもしれません。
久しぶりに無失点試合にすることができたのは、
ビッグセーブを連発した大谷選手の貢献が大きいのは
言うまでもないでしょう。
致命的なミスも犯してしまった大谷選手ですが、
その後は下を向くことなく、むしろ今まで以上に
神がかったプレイを見せてくれています。
ミス自体は痛いことではありますが、それをバネに、
今後はより強固な守護神として立ちはだかってほしいと思います。
試合の最後、レオナルド選手のヘディングを防ごうとした
相手ゴールキーパーの松井選手は、ゴールポストに顔を強く打ってしまい、
動くことができず、担架でピッチ外へと出ていきました。
松井選手の容態も考慮し、新潟は恒例の試合後のバンザイを自粛しました。
同じサッカー仲間として、松井選手の無事を願っています。
次節は、10月5日(土)、ホームで鹿児島ユナイテッドFCと対戦します。
この勢いを大事にして、勝利を積み重ねていきましょう。
アルビレックス新潟公式サイト 第34節
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