2019明治安田生命J2リーグ 第39節
栃木SC 2 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:6,873人(栃木県グリーンスタジアム)
紅葉も始まり、すっかり秋めいてきました。
長丁場のJ2リーグも今季の終了が近づいてきています。
今節は、アウェイで栃木SCと対戦します。
21位の降格圏に位置する栃木SCは死に物狂いでかかってくるでしょう。
新潟もわずかではありますが、まだプレーオフ圏内に入る可能性が
残っている状態。
モチベーションは違うかもしれませんが、
プロとして最後まで意地を見せて欲しいと思います。
今節の新潟のメンバーは、前節と同じになりました。
最近は累積出場停止もなく、メンバーが固定されました。
試合は序盤から栃木のプレスが激しく、
新潟が前線へボールを運ぶことが全くできない状態が続きます。
そしてボールを奪った栃木はすぐさま攻撃をしかけて、
新潟のゴールを襲います。
前半18分、新潟の自陣でのパスミスから
ボールが栃木のユウリ選手に渡り、
これを凄まじいミドルシュートで新潟のゴールにねじ込み、
栃木が先制点を奪います。
先制点を奪った栃木ですが、激しいプレスを止めることはありません。
新潟は、パスの出しどころを封じられて、
苦し紛れのパスを回しては栃木に奪われ、
またセカンドボールもほとんど栃木に奪われ、
ボール保持率は上回るものの試合内容は防戦一方の展開となります。
そんな中、前半23分、うまく裏に抜け出したシルビーニョ選手に
パスが渡り、これをシルビーニョ選手が綺麗に決めて、
新潟がワンチャンスを活かして同点に追いつきます。
その後も試合展開としては同じ展開で、
新潟は自陣に押し込まれる時間が続きます。
栃木に何度もセットプレーを与えますが、
栃木もこれを決め切ることはできず。
前半は1-1での折り返しとなりました。
前半、新潟のシュートはシルビーニョ選手のゴールの1本のみでした。
後半も、流れとしては変わることはありません。
パスの起点となる秋山選手は完全にマークされて潰され、
前線の起点となるレオナルド選手も密着マークに合って
シュートを放つことすらできません。
序盤から激しいプレスで新潟を封じ込めた栃木ですが、
終了間際になってもそのプレス力は衰えることがありません。
何とか栃木に勝ち越し点を許さないまま迎えた後半ロスタイム。
コーナーキックを獲得した栃木が、執念の勝ち越しゴールを決めます。
その直後、フランシス選手の突破から
栃木ゴールを脅かしますが、同点ゴールを奪うことはできず。
試合は1-2での敗北となりました。
試合結果も内容も、栃木相手に完敗でした。
結局、この試合での新潟のシュートは5本。
決定的なチャンスはゴールシーンを含めて2回くらいで、
ほぼ完全に栃木に押さえ込まれました。
新潟は、この試合でプレーオフ圏内に滑り込む可能性が消滅。
昨年に引き続き、今季もJ1復帰の目標はかないませんでした。
次節は、11月9日(土)、ホームでFC岐阜と対戦します。
岐阜も、今節の栃木と同じく降格圏に沈むチームで、
がむしゃらに勝ち点3を目指して向かってくるはずです。
そのようなチーム相手にどのような試合ができるかは、
来季にもつながってくるものでしょう。
そして、何よりも昇格という目標が完全に閉ざされた状態でも、
ホームに駆けつけてくれるサポーターが多くいます。
そのサポーターに喜びを与えられるよう、
一つでも多くのゴールを、そして勝利を届けて欲しいと思います。
追記1)
新潟はJ2残留も決まっているので、来季はJ2での戦いになります。
今節は、同じく長崎なども今季でのJ1復帰への道が
完全に閉ざされることになりました。
長崎とは最終節にホームで対戦することになります。
すでに来季に向けた準備・戦いは始まっています。
来季もJ1昇格を争う長崎にどのような試合ができるか、注目です。
追記2)
レオナルド選手は今節こそ無得点だったものの、
2位の長崎の呉屋選手も無得点だったため、その差は5点のまま。
残り3節を残して、レオナルド選手の得点王は
かなり可能性が高いものになっています。
しかし、引き続き油断することなく、
最後まで1点でも多くとる姿勢を貫いて戦って欲しいと思います。
アルビレックス新潟公式サイト 第39節
今節にも自動昇格が決まる可能性があった柏ですが、
残り3節の結果次第では自動昇格圏すら危うくなってしまうという状況で、
確実に自動昇格を決めるには柏レイソルですら油断できません。
プレーオフ圏争いは、可能性があるのは9位のヴァンフォーレ甲府までとなり、
だいぶ絞られてきました。
自動昇格枠となる2位とプレーオフ圏内争いは、最終節まで持ち越されそうです。
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