2021年4月5日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第6節

021年4月4日(日)

2021明治安田生命J2リーグ 第6節

SC相模原 2 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:3,420人(相模原ギオンスタジアム)

開幕5連勝と勢いに乗る今季の新潟。
今節は、アウェイでSC相模原と対戦します。
SC相模原はJ3リーグから昇格してきたクラブ。
前線に強力なフォワードを置き、
ボールを奪ったら一気に前線にフィードを送るスタイルです。
このようなガッチリ守備を固める戦術を
とるチームを相手に、いかに点を奪うことができるか?
今季の新潟の真価が試される一戦です。
また、今節の相模原は強風吹き荒れる天候となりました。
ロングボールは特に強風の影響を強く受けます。
ピッチに水も撒かれず、グラウンダーのボールも走りません。
このような状況下でも、新潟は
パスサッカーを魅せることができるでしょうか?

今節の新潟のフォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは、阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、早川選手、千葉選手、堀米選手。
舞行龍選手はコンディション不良という噂もありますが、
ベンチにも入らなかった理由は現在は明らかではありません。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、本間選手。
ワントップは、鈴木選手です。

試合は、新潟が風下のピッチから始まります。
新潟がいつも通りパス回しを展開しようとしますが、
強風の影響からかパスミスも多く、うまくいきません。
逆にボールを奪われては
相模原の強力フォワード陣にボールが渡り、
そこでボールを収められてピンチを招きます。
それでも前半12分、高木選手のクロスを
ファーでロメロ選手がスライディングシュート。
難しい角度だったものの綺麗にボールはゴールに吸い込まれ、
今節も早い時間帯での先制に成功します。
これで、あとは圧力を強める相手をうまくいなして
追加点を狙えれば、というところでしたが、
23分、ペナルティエリア内で島田選手が
相手選手の足を蹴ってしまい、これがPKとなります。
これを豪快に決められて、
すぐさま同点に追いつかれてしまいました。
更に攻勢を強める相模原。
何度もピンチを招きますが、何とかしのぐ展開が続きます。
攻撃の方は、なんとか相手陣内には攻め込むも
最後のところでミスも多く、
逆にボールを奪われてはカウンターからピンチとなります。
それでも何とか耐えきり、
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半、風上となって攻勢を強めたい新潟。
しかし、48分、相手のクリアボールが
そのまま前線の選手に渡ってしまい、
阿部選手との1vs1の状況となってしまいます。
これを冷静に沈められて、今季初めて
リードされて追いかける展開となります。
固い相模原の守備の前に苦戦しますが、
何度か決定機を演出します。
最後のところでシュートの精度を欠き、
なかなか同点ゴールが奪えない時間が続きましたが、
61分、コーナーキックを高選手がヘディングで合わせ、
同点に追いつきます。
その後、勝ち越しを狙って攻め合う両チーム。
お互いの持ち味を存分に発揮する展開となりますが、
最後までスコアを動かすことはできず。
今節は2-2での引き分けとなりました。

連勝は止まってしまいましたが、
試合の流れをみればよく追いついた、
という試合だったと思います。
強風の影響や深い芝の影響もあったものと思いますが、
全体的に体の動きが重く、
あまり決定機を作ることができませんでした。
監督が言うとおり、まだチームは成長段階。
これも一つの糧として、次の試合に立ち向かいましょう。

次節もアウェイで4月11日(日)、モンテディオ山形と対戦します。
次のホーム戦は4月17日(土)、ツエーゲン金沢と対戦します。
やれている部分もあるので、そこは自信を持ちつつ、
更に今のサッカーに磨きをかけていってほしいと思います。

追記1)
今節の対戦相手のSC相模原には、
今季から新潟に所属する星雄次選手の双子の兄である
星広太選手が所属しています。
星広太選手はスタメンで、星雄次選手は途中出場で
「双子兄弟対決」が実現しました。
今節、DAZNの解説者を勤められたのは佐藤勇人氏。
日本代表にも選出された佐藤寿人氏の双子の兄です。
双子が異なるチームで戦い合う状況について、
ご両親の複雑な心境を語られていました。
試合では、星広太選手はどこにでも顔を出してきて、
新潟にとって「非常に厄介な」存在でした。
(同点ゴールの起点となったPKは星広太選手が誘発したものです。)
星雄次選手は巧みなパス回しとポジショニングで
相模原のゴールを脅かしました。
今後も、星兄弟の活躍に期待したいです。

追記2)
後半ロスタイム、高木選手が相手陣内のペナルティエリア付近で
相手選手に足を蹴られて倒された(ように見える)場面。
ファールか、そしてPKか、という場面でしたが、
審判の笛は鳴らず。ノーファールというジャッジでした。
納得のいかない高木選手は、試合終了後も審判に訴え、
堀米選手やゴンサロ選手に宥められていました。
今節は、接触プレーではあまり笛は鳴らず、
イエローカードも一枚も出ない試合でした。
そして、審判があまりファールをとらないということは、
序盤から明らかでした。
確かに、新潟の島田選手はしっかりファールをとられて
PKをとられているので、納得いかない部分は分かりますが、
審判のファールラインをいち早く見抜いて、
それに合わせたプレーをする、というのも
サッカーのような人が裁くスポーツでは
どうしても大事になってきます。
新潟の選手たちは以前から
いわば「審判を上手に利用する」というのが苦手であり、
自分の主義を貫いて、それが審判に伝わらなければ文句を言う、
というのが多く見受けられるように思います。
自分の主義を全うするのも大事なときもありますが、
人の考えを変えるというのはなかなか難しいので、
自分が合わせてやっていくしかないこともあると思います。
とはいえ、このように冷静に考えられるのも一晩寝たからです笑
この判定については、
ぜひDAZNの番組であるジャッジリプレイなどで取り上げていただき、
お互いの理解を深めていって欲しいと思います。


順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟16651019514
2FC琉球1665101037
3ツエーゲン金沢1364111064
4京都サンガF.C.106312972
5ヴァンフォーレ甲府106312752
6ブラウブリッツ秋田106312761
7水戸ホーリーホック963031284
8ジュビロ磐田963031011-1
9栃木SC9630367-1
10ファジアーノ岡山86222321
11FC町田ゼルビア8622278-1
12大宮アルディージャ76213871
13ザスパクサツ群馬7621359-4
14V・ファーレン長崎76213611-5
15東京ヴェルディ76213916-7
16モンテディオ山形66132550
17ギラヴァンツ北九州6613268-2
18SC相模原6613257-2
19松本山雅FC6613246-2
20レノファ山口FC5612346-2
21ジェフユナイテッド千葉5612358-3
22愛媛FC26024410-6
開幕5連勝を飾った新潟に続いて琉球も今節は引き分け。
得失点差で、新潟は首位のままです。
優勝候補とされた京都や磐田は序盤こそつまずいたものの、
着実に勝ち点を積み重ねています。
まだまだリーグ戦は始まったばかり。
とにかく目の前の試合に集中し、勝利を重ねるのみ、です。

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