2021年4月12日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第7節

021年4月11日(日)

2021明治安田生命J2リーグ 第7節

モンテディオ山形 0 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:5,289人(NDソフトスタジアム山形)

前節の引き分けで一旦開幕からの連勝が止まった新潟。
今節もアウェイで、モンテディオ山形と対戦します。
仕切り直しの一戦として、重要な一戦となります。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、本間選手。
ワントップは鈴木選手です。

今節の対戦相手である山形は、新潟と同じく
最後尾のパス回しから攻撃を組み立てていくスタイル。
山形はディフェンスラインでのパスミスが多く、
新潟が高い位置でボールを奪うことも多くみられますが、
新潟もパスミスが多くシュートまでは持ち込めません。
選手たちの後日談によると、芝が乾燥していたことに加え、
ピッチがデコボコしており、
前節の相模原戦に続きボールが走らないピッチだったそうです。
それに対応すべく、新潟も山形も
お互いロングボールが多い展開となります。
中盤でのボールの奪い合いは激しく、
新潟の選手がボールを奪って攻撃に転じたいところを
ファールを受けて流れを止められます。
新潟は攻撃の組み立ても悪く、シュートチャンスすら作れません。
一方、前半終了間際、セットプレーから
山形にゴールネットを揺らされますが、
これはその前に山形のファールがあったとのことで
ゴールは認められず。
試合は0-0での折り返しとなりました。

ハーフタイム、アルベルト監督は
自分たちのサッカーに自信をもって
このようなピッチでもグラウンダーのパス回しで
攻撃を組み立てることを指示して選手を送り出します。
すると後半56分、相手陣内でボールを奪った本間選手が
中央でフリーの状態で待ち構えていた高木選手にラストパス。
高木選手は冷静にダイレクトシュートを突き刺し、
新潟が開幕から7試合連続での先制に成功します。
攻勢を強めてくる山形。
プレスも激しくなりますが、
新潟の選手はこれをパス回しで切り抜けて
前線にボールを運びます。
ようやく持ち前のポゼッションサッカーが
展開できてきた新潟。
そして後半77分、相手陣内での高木選手の早いリスタートから
本間選手のクロスにつながり、
これが相手のオウンゴールを誘って待望の追加点を奪います。
2点リードしながらも自分たちでボールを回す新潟。
山形にほとんど決定的なシーンを作らせません。
最後には山形の選手たちも走り回されて疲労困憊のようで、
圧力をそれ以上に強めることはできず、試合終了。
今節は2-0での勝利となりました。

非常に苦しい試合でしたが、
このような試合を勝ち切ったことは大きいと思います。
毎試合毎試合、うまくいくわけではないので、
コンディションが悪い状態でも勝ち切れるというのは
大切なのではないでしょうか。
次節は4月17日(土)、ホームでツエーゲン金沢と対戦します。
久々のホームゲームで、3位と好調の金沢との重要な一戦です。
相模原戦、山形戦とピッチや気候に悩まされた新潟ですが、
次節のホームゲームでは言い訳することはできません。
いい攻撃を展開して、きっちり勝ち点3を奪取してほしいと思います。

追記1)
前節までは少し「おとなしかった」印象の本間選手ですが、
今節は最初から最後までボールを持っては
持ち前のドリブルを駆使して山形の守備網を切り裂き、
山形にとって脅威となりました。
右サイドの藤原選手とロメロ選手の連携が好調な新潟ですが、
左サイドの本間選手も暴れ出すと、本当に手がつけられなくなります。
これからも、両サイドの攻撃に期待したいです。

追記2)
右サイドバックの藤原選手は今日も安定のプレーで
勝利に貢献しました。
自陣ではほとんどパスミスすることなくボールを回し、
プレスを受けても倒されることなく、
隙をみては前線にボールを送り、
攻撃時には最前線まで顔を出して攻撃を組み立て、
ボールを奪われては素早く切り替えて自陣に戻る。
テクニック、パワー、周囲を見る能力、スタミナ、
どれをとっても一級品であり、まさに「J1クラス」です。
藤原選手の将来にも、大いに期待したいです。
まずは新潟と一緒にJ1に昇格しましょう!


順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟19761021516
2FC琉球1976101239
3ツエーゲン金沢1374121073
3京都サンガF.C.1374121073
5ジュビロ磐田12740314122
6ヴァンフォーレ甲府117322862
7ブラウブリッツ秋田117322761
8栃木SC10731367-1
9V・ファーレン長崎107313812-4
10東京ヴェルディ1073131217-5
11水戸ホーリーホック9730412102
12ファジアーノ岡山97232541
13大宮アルディージャ87223871
14FC町田ゼルビア8722379-2
15ジェフユナイテッド千葉8722368-2
16ギラヴァンツ北九州7714279-2
17SC相模原7714257-2
18ザスパクサツ群馬77214611-5
19モンテディオ山形6713357-2
20松本山雅FC67133510-5
21レノファ山口FC5712459-4
22愛媛FC37034612-6
新潟と同じく琉球も勝利し、勝ち点は並んでいます。
京都、磐田が着実に順位をあげてきています。
まだ始まったばかりのJ2リーグ。
引き続き、目の前の試合にのみ集中して戦っていきましょう。

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