2021年4月11日(日)
2021明治安田生命J2リーグ 第7節
モンテディオ山形 0 vs. 2 アルビレックス新潟
入場者数:5,289人(NDソフトスタジアム山形)
前節の引き分けで一旦開幕からの連勝が止まった新潟。
今節もアウェイで、モンテディオ山形と対戦します。
仕切り直しの一戦として、重要な一戦となります。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、本間選手。
ワントップは鈴木選手です。
今節の対戦相手である山形は、新潟と同じく
最後尾のパス回しから攻撃を組み立てていくスタイル。
山形はディフェンスラインでのパスミスが多く、
新潟が高い位置でボールを奪うことも多くみられますが、
新潟もパスミスが多くシュートまでは持ち込めません。
選手たちの後日談によると、芝が乾燥していたことに加え、
ピッチがデコボコしており、
前節の相模原戦に続きボールが走らないピッチだったそうです。
それに対応すべく、新潟も山形も
お互いロングボールが多い展開となります。
中盤でのボールの奪い合いは激しく、
新潟の選手がボールを奪って攻撃に転じたいところを
ファールを受けて流れを止められます。
新潟は攻撃の組み立ても悪く、シュートチャンスすら作れません。
一方、前半終了間際、セットプレーから
山形にゴールネットを揺らされますが、
これはその前に山形のファールがあったとのことで
ゴールは認められず。
試合は0-0での折り返しとなりました。
ハーフタイム、アルベルト監督は
自分たちのサッカーに自信をもって
このようなピッチでもグラウンダーのパス回しで
攻撃を組み立てることを指示して選手を送り出します。
すると後半56分、相手陣内でボールを奪った本間選手が
中央でフリーの状態で待ち構えていた高木選手にラストパス。
高木選手は冷静にダイレクトシュートを突き刺し、
新潟が開幕から7試合連続での先制に成功します。
攻勢を強めてくる山形。
プレスも激しくなりますが、
新潟の選手はこれをパス回しで切り抜けて
前線にボールを運びます。
ようやく持ち前のポゼッションサッカーが
展開できてきた新潟。
そして後半77分、相手陣内での高木選手の早いリスタートから
本間選手のクロスにつながり、
これが相手のオウンゴールを誘って待望の追加点を奪います。
2点リードしながらも自分たちでボールを回す新潟。
山形にほとんど決定的なシーンを作らせません。
最後には山形の選手たちも走り回されて疲労困憊のようで、
圧力をそれ以上に強めることはできず、試合終了。
今節は2-0での勝利となりました。
非常に苦しい試合でしたが、
このような試合を勝ち切ったことは大きいと思います。
毎試合毎試合、うまくいくわけではないので、
コンディションが悪い状態でも勝ち切れるというのは
大切なのではないでしょうか。
次節は4月17日(土)、ホームでツエーゲン金沢と対戦します。
久々のホームゲームで、3位と好調の金沢との重要な一戦です。
相模原戦、山形戦とピッチや気候に悩まされた新潟ですが、
次節のホームゲームでは言い訳することはできません。
いい攻撃を展開して、きっちり勝ち点3を奪取してほしいと思います。
追記1)
前節までは少し「おとなしかった」印象の本間選手ですが、
今節は最初から最後までボールを持っては
持ち前のドリブルを駆使して山形の守備網を切り裂き、
山形にとって脅威となりました。
右サイドの藤原選手とロメロ選手の連携が好調な新潟ですが、
左サイドの本間選手も暴れ出すと、本当に手がつけられなくなります。
これからも、両サイドの攻撃に期待したいです。
追記2)
右サイドバックの藤原選手は今日も安定のプレーで
勝利に貢献しました。
自陣ではほとんどパスミスすることなくボールを回し、
プレスを受けても倒されることなく、
隙をみては前線にボールを送り、
攻撃時には最前線まで顔を出して攻撃を組み立て、
ボールを奪われては素早く切り替えて自陣に戻る。
テクニック、パワー、周囲を見る能力、スタミナ、
どれをとっても一級品であり、まさに「J1クラス」です。
藤原選手の将来にも、大いに期待したいです。
まずは新潟と一緒にJ1に昇格しましょう!
京都、磐田が着実に順位をあげてきています。
まだ始まったばかりのJ2リーグ。
引き続き、目の前の試合にのみ集中して戦っていきましょう。
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