2021年4月19日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第8節

021年4月17日(土)

2021明治安田生命J2リーグ 第8節

アルビレックス新潟 1 vs.    0 ツエーゲン金沢

入場者数:10,148人(デンカビッグスワンスタジアム)

雨、風ともに強い一日となりました。
本日は、ホームでツエーゲン金沢と対戦します。
金沢は今季好調で、ここまで3位に位置しています。
金沢は新潟があまり得意としていないチームでもあり、
手強い相手ではありますが、
今のサッカーに自信をもって
勝利をたぐりよせてほしいと思います。

今節の新潟のフォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、本間選手。
ワントップは、谷口海斗選手です。
今までワントップは鈴木選手固定でしたが、
今節は昨季J3リーグ得点王の谷口選手の初先発となりました。

試合は、金沢が思っていた以上に守りを固めて
一撃のカウンターを狙う布陣となりました。
前線も、そこまで激しいプレスはかけてきません。
必然的に、新潟が圧倒的にボールを保持して
金沢の堅い守備網をどのように崩すかという展開となります。
新潟は効果的なパス回しからチャンスを伺いますが、
新潟の素早い攻撃はファール覚悟のプレーで潰され、
最後のところは集中した守りで
シュートまで持ち込むことができません。
一方、新潟からボールを奪った金沢は
素早く前線にボールを運んでカウンターを狙いますが、
新潟も金沢にシュートを打たせることは許しません。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も特に大きな動きはなく、
新潟がボールを動かして隙を伺います。
金沢にも疲れが見え始め、
少しずつ新潟のシュートチャンスが増えていきます。
ところが、後半65分、新潟にアクシデント。
ロメロ選手が足を痛めて動けなくなってしまい、
矢村選手と交代となりました。
もともとフォワードの選手である矢村選手は
ロメロ選手と同じく右サイドハーフに入り、
ボールキープや裏への抜け出しで攻撃を組み立てます。
そして後半77分、金沢陣内でボールを奪った本間選手が
並走する矢村選手にラストパス。
これを落ち着いてトラップした矢村選手は
ゴールキーパーの位置を2度確認してコントロールショット。
シュートは見事に金沢のゴールネットに突き刺さり、
新潟が8試合連続での先制点奪取に成功します。
その後は前線でのプレスを強める金沢ですが、
新潟は落ち着いたパス回しでそれをくぐり抜け、
逆に追加点のチャンスを伺います。
リードを奪った状態でもボールを保持しながら
時計を進めることができる今季の新潟。
試合はそのまま終了。
今節は1-0での勝利となりました。

一度は途切れた連勝ですが、これで2連勝。
この調子で、また連勝を増やしていきましょう。
次節は4月21日(水)、アウェイで栃木SCと対戦します。
次のホーム戦は5月1日(土)、
ジェフユナイテッド千葉と対戦します。
次節から中2・3日の連戦に突入するJ2リーグ。
連戦の中でどれだけ今の調子を維持できるかですが、
今まであまり出場機会の得られていない選手も含めて
総力で乗り切ってほしいと思います。

追記1)
試合終了後のスタッツによると、
新潟のポゼッション率は74%(金沢が26%)。
金沢の戦術による部分も大きいですが、
圧倒的にボールを保持していたことになります。
シュートも、金沢には2本しか許しませんでした(新潟は14本)。
サッカーはポゼッション率を競うスポーツではありませんが、
ボールを相手に回されている方が疲労が激しいものです。
連戦の中でも、疲労の蓄積度がかなり異なるものと思います。
また、今節のようにリードを奪いながら
自分たちでボールを保持していれば、
安全に時計の針を進めることもできます。
この戦術を高めて勝利を重ねてほしいと思います。

追記2)
今節の対戦相手であった金沢は、
元新潟の監督でもある柳下正明監督です。
試合終了後、柳下監督は今の新潟相手には
このような戦術で戦うしかなかったと仰っていました。
柳下監督に、成長した新潟の姿を
見せることができたのではないでしょうか。
今節、引退セレモニーが執り行われた端山豪選手が、
初ゴールを決めたあと真っ先に柳下監督に抱きつきに行ったことが
懐かしく思い出されます。
これからも金沢とは良きライバルでいたい、と思います。

暴風雨の中、1万人を超える観客が集まりました。

広く確保されたビジター席。
天候不良や新型コロナウイルスの再拡大のため、
新潟への来訪を中止とせざるをえなかった
金沢の方も多かったのではないでしょうか。

試合開始前、新潟にも所属した端山豪選手の
引退セレモニーが執り行われました。
28歳での現役引退の決断は、
簡単な選択ではなかったと思います。
端山選手、お疲れさまでした。
今後の端山選手のご活躍を、
心より祈念しております。


順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟22871022517
2FC琉球22871014311
3京都サンガF.C.1685121688
4ジュビロ磐田15850316133
5ツエーゲン金沢1384131082
6水戸ホーリーホック12840414113
7ヴァンフォーレ甲府1283321192
8ブラウブリッツ秋田128332761
9FC町田ゼルビア1183231091
10栃木SC11832367-1
11東京ヴェルディ1083141219-7
12V・ファーレン長崎108314815-7
13ファジアーノ岡山98233660
14ジェフユナイテッド千葉9823368-2
15大宮アルディージャ88224880
16レノファ山口FC8822469-3
17モンテディオ山形7814357-2
18SC相模原7814369-3
19松本山雅FC78143813-5
20ザスパクサツ群馬78215612-6
21ギラヴァンツ北九州78143815-7
22愛媛FC68134712-5
二位の琉球も勝利して首位の新潟を追走。ずっと「仲良し」です。
京都、磐田は得点力を増し、上位に食い込んできました。
京都は今節、北九州相手に
ピーター ウタカ選手のハットトリック含め6-1のゲーム。
昨季のJ2リーグ得点王のウタカ選手の破壊力は健在です。
最下位の愛媛は勝利がない状態が続いていましたが、
今節は大宮相手に初勝利をあげました。
これで今季のJ2リーグは未勝利チームがなくなりました。
J1リーグでは9試合が終わっても未勝利チームが2つあり、
J2リーグはJ1リーグほど戦力差がない「戦国リーグ」と
言えるのではないでしょうか。

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