2021年8月16日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第25節

021年8月14日(土)

2021明治安田生命J2リーグ 第25節

ジェフユナイテッド千葉 0 vs.    0 アルビレックス新潟

入場者数:3,193人(フクダ電子アリーナ)

新型コロナウイルスの全国的な感染拡大に加え、
台風による暴風雨により日本全国に甚大な被害が及んでいます。
本日開催予定だったJリーグも、
数試合はチームスタッフにコロナウイルスの感染者が出たり、
激しい雨風により観客の安全を考慮して延期となりました。
今節、新潟はアウェイでジェフユナイテッド千葉と対戦します。
千葉県内は緊急事態宣言下であり、
新潟のビジター席が設置されない状況での開催となりました。
制限が厳しい中での開催ですが、
このような状況でも試合を行えることに感謝したいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、千葉選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、福田選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、谷口選手。
ワントップは、鈴木選手です。

試合は、いつも通りボールを保持したい新潟ですが、
千葉のプレスを思うように回避することができず、
ボールを奪われてはショートカウンターを受ける展開となります。
時間が経過しても、新潟はパス回しのリズムを作れず、
シュートチャンスすらまともに作れません。
一方、千葉の攻撃についてもディフェンス陣の踏ん張りで
決定機を作らせず、小島選手も最後の砦として君臨して
ゴールを割らせません。
前半の新潟は、ほとんどサッカーをやらせてもらえないまま終了。
0-0での折り返しとなりました。

後半も特に流れは変わらず。
疲れを見せない千葉のプレスをかいくぐることができず、
前線にボールを運ぶことすらままなりません。
後半9分、ハイボールを相手選手と競り合った小島選手にアクシデント。
頭を地面に強く叩きつけてしまい、
脳震盪の疑いで藤田選手に交代となります。
久しぶりの試合出場でもあり、また緊急投入となった藤田選手ですが
持ち味である正確なフィードを前線に送って
落ち着いたプレーを見せます。
新潟は攻撃のカードを切りますが、
最後まで決定機を演出することはできず。
セットプレーからも得点を奪うことはできず。
ディフェンス陣は、最後まで踏ん張って千葉にもゴールを与えず。
試合は0-0で終了となりました。

これで三試合連続引き分け。
昇格圏を狙うために連勝が必要な状況の中で、
非常に苦しい展開となっています。
しかし、勝ち点は3ずつしか積み上げることはできません。
このような時こそ次の勝ち点3を目指して、
チームの中で修正すべき点はどこなのか、
しっかり見直して勝利を目指して欲しいと思います。

次節は8月22日(日)、ホームでSC相模原と対戦します。
次こそサポーターの拍手を全身に受けて、
勝利を届けて欲しいと思います。

追記1)
ボールを保持しながら相手ゴールに迫る戦術をとっている新潟。
今季、ほとんどの試合でポゼッション率は60%を超えています。
しかし、今節の新潟のポゼッション率は50%。
なかなかボールを保持することができなかったことが、
数字にもはっきりと現れています。
よく「ポゼッション率が高くても勝てるわけではない」と
話題になりますが、
新潟のようなポゼッションサッカーを武器としているチームは
ポゼッション率はゲームを支配できたかどうかの一つの目安と
考えて良いと思います。
千葉の緩まないプレスに手を焼き、
最後までボールを思うように保持できなかったということでしょう。
そして、フリーキック数は千葉の9に対して新潟は25。
千葉が危ない場面はファール覚悟で止めたことが反映されています。
最近の新潟のセットプレーはあまり相手に脅威を与えることができず、
それもあって相手チームから受けるファールが
多くなることはありそうです。
今季、ダントツでファールを受けているのは高木選手。
これからも高木選手をファールで止めにくることが予想される中、
それをいかにかいくぐるか、
そこで得たチャンスをいかにモノにできるかが
昇格圏浮上の鍵となるかもしれません。

追記2)
脳震盪疑いで交代となった小島選手ですが、
その後の様子などから大事には至らなかったようです。
少し安心しましたが、キーパーは常に危険が伴うポジション。
今季、途中投入となった藤田選手は、
最近は出番がなかったもののしっかりした気持ちをもって
トレーニングに臨んでいたのでしょう。
過度に緊張することもなく、試合に入ることができていたようです。
キーパーはほとんど決められた一人しか出場できない試合が
多くなりがちで、
サブのキーパーが出場するときは今節のように
緊急事態が発生したときが多いポジションです。
ほとんど出番がないサブキーパーですが、
それでも出場するときは万全の態勢で戦えるように、
いつでも準備しておく必要があります。
今季、小島選手と阿部選手のスタメン出場が多くなっていますが、
藤田選手も瀬口選手もいつ出番がくるかわかりません。
難しいこととは思いますが、引き続き
常に高いモチベーションを維持してトレーニングに励み、
いつ出場することになっても対応できるよう
集中してほしいと思っています。


順位チーム勝点試合得失
1ジュビロ磐田52251645422814
2京都サンガF.C.51241563371720
3アルビレックス新潟47251384462224
4FC琉球47251456402416
5モンテディオ山形45241365331914
6ヴァンフォーレ甲府44251285392415
7FC町田ゼルビア42251267372413
8V・ファーレン長崎4023124730264
9東京ヴェルディ362510693539-4
10水戸ホーリーホック34251041131247
11ジェフユナイテッド千葉332589824240
12ファジアーノ岡山302586112123-2
13ブラウブリッツ秋田30257992428-4
14ツエーゲン金沢262375112429-5
15レノファ山口FC262468101826-8
16松本山雅FC252467112238-16
17栃木SC2224410102130-9
18ザスパクサツ群馬222457122136-15
19愛媛FC212549122544-19
20大宮アルディージャ2025311112433-9
21SC相模原202548131431-17
22ギラヴァンツ北九州202548132039-19
数試合が延期となったため、
試合数がかなりバラついている中での暫定順位です。
磐田は勝利して暫定首位に立っています。
三位だった琉球は水戸相手に敗北し、新潟が得失点差で三位に浮上。
好調の山形は長崎とのアウェイゲームが延期となりましたが、
勝ち点3を積み重ねれば三位に浮上できる状況です。
降格圏では、最下位に沈んでいた相模原が
甲府相手に勝利し、最下位を脱出。
次節に相模原と戦うのは、新潟です。
どのような相手であっても、油断することなど全くできません。
引き続き、目の前の試合の勝利だけ目指して戦い抜きましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。