2022年3月14日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第4節

022年3月13日(日)

2022明治安田生命J2リーグ 第4節

ブラウブリッツ秋田 1 vs.    0 アルビレックス新潟

入場者数:1,976人(ソユースタジアム)

未だに勝利を掴むことができない今季の新潟。
今節は、アウェイでブラウブリッツ秋田と対戦します。
秋田は、屈強なフィジカルを軸に堅い守備で得点を許さず、
ロングボールを放り込んで一撃を狙うスタイルで、
いわばボールを保持する新潟とは真逆の戦術です。
昨季はその徹底した戦術で初のJ2リーグを戦い抜きました。
このようなチームとの戦いでいかに勝利を掴むことができるかは
昨季から続いている新潟の課題です。
加えて、今節の決戦地である秋田では暴風雨が吹き荒れ、
ピッチ上は水溜りが散在しボールが走らない状況となりました。
パス回しを真骨頂とする新潟にとって非常に苦しい状況ですが、
逆にここで秋田に勝利することができれば大きな自信になります。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-3-3。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
長谷川選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
アンカーには高選手。
サイドハーフは右に高木選手、左に伊藤選手。
ウイングとして右にイッペイ選手、左に本間選手。
センターフォワードは谷口選手です。

試合は序盤から秋田のロングボール攻撃に苦しみ、
またパスが回らず、秋田の寄せも早く、
新潟が防戦一方の展開となります。
さらに前半16分、競り合いから肩を痛めたイッペイ選手が
試合続行不可能となり、矢村選手との負傷交代となりました。
序盤の猛攻に耐えた新潟は、少しずつパスが回るようになり、
秋田ゴールに迫れるようになります。
それでも、なかなかシュートまでつなげることはできません。
前半は0-0での折り返しとなりました。

雨はどんどんと強くなり、
後半にはピッチ一面が水溜りとなります。
グラウンダーのパスは途中で止まり、
浮き玉のパスを駆使して相手ゴールに迫る新潟。
後半の序盤は新潟が攻め続けますが、
ゴールを割ることはできません。
秋田のロングボール+プレスに対して
割り切ったクリアで対応していた新潟ですが、
後半26分、ディフェンスラインの裏にボールを放り込まれ、
果敢に飛び出した小島選手は相手選手にかわされ、
無人のゴールへ流し込まれて今節も痛い先制点を奪われます。
その後、更にがっちり守りを固めて守る秋田。
新潟は何度も攻撃を組み立てて秋田ゴールに迫りますが、
ラストパスのミスやスリップ、秋田の必死のシュートブロックの前に
ゴールを奪うことができません。
そして、無常のタイムアップ。
今節は1-0での敗北となりました。

今季、初黒星。
それも3分1敗と、開幕後一度も勝利できない状況が続きます。
今節は他クラブのサポーターも同情するようなピッチでの戦いで、
新潟はパス回しという武器を奪われた状況で、
しかも対戦相手の秋田はそれをあまり苦としないチームであり、
新潟にとって不利な状況が重なっていたことはあると思います。
しかし、それは言い訳にしかならず、
このような状況になることはわかっていたのだから
それに対して万全な準備をして勝利を目指さなければなりません。
秋田は統一された戦術のもと勝利を目指す素晴らしいチームでした。
このような状況下での敗北が続いてJ3に降格することとなっても、
「あの状況なら仕方ない」で許されるわけがありません。
今回の敗戦は敗戦として反省すべき点は反省し、
しっかりと切り替えて次節に向かってほしいと思います。

次節は3月19日(土)、ホームでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
ここで何とかサポーターの応援を力にして初勝利を掴み、
波に乗って行きたいところです。

追記1)
今節の失点は、新潟のディフェンスラインの裏に放り込まれたボールに
小島選手が飛び出してしまったことから生まれてしまいました。
千葉選手も間に合っていたので、
相手選手への対応は千葉選手に任せるのが良い判断だったのでしょう。
新潟のようにキーパーがゴールエリアを出て
パス回しに加わるチームでは、
このような状況はよく見られます。
そして、そこでキーパーがかわされて
無人のゴールに流し込まれるのも、本当によく見ます。
このような状況となることは考えられるので、
ポゼッションサッカーを展開する際には
そのときにキーパーがどのように対応するかを
徹底しなければならない、といいます。
サポーターでも失点シーンは脳裏に残り、眠れない一日となりました。
小島選手も悔しくて、眠れない一日を過ごしたことでしょう。
先週もガンバ大阪の石川選手のミスの件で書きましたが、
自分のミスが失点につながりやすいキーパーは
どうしても目立ってしまいます。
ただし、そこに至るまでには多くのミスがあるはずです。
今節の新潟も、良い攻撃の時間帯に得点を奪うことができなかったのは
開幕からずっと続く攻撃陣の課題です。
ここまで4試合中3試合で先制点を奪われており、
先制点を奪えた試合は1試合もありません。
サッカーは得点が生まれにくいスポーツであり、
先制点の重みは特に大きくなっています。
千葉選手との連携も、もう少しうまくやれたのではないでしょうか。
小島選手にはこれを糧に自身が今季掲げる「J2最高キーパー」を
引き続き目指してほしいと思いますし、
チーム全体として現在の新潟が掲げる課題を解決してほしいと思います。

追記2)
今節のピッチはいろんなところで話題になるほど、
ほぼ水の上で行われたようなゲームとなりました。
秋田の関係者・サポーターの方々は今節のために
非常に努力されたとは思いますが、
やはり選手たちには少しでも良いピッチで試合してほしい、
そしてサポーターとしてもそのような試合がみたい、と思います。
これはリーグ全体の課題として、
ぜひ魅力的な試合を多く行えるように取り組んでほしいと思います。


順位チーム勝点試合得失
1横浜FC124400954
2FC町田ゼルビア104310624
3ベガルタ仙台84220624
3東京ヴェルディ84220624
5ファジアーノ岡山74211752
6ジェフユナイテッド千葉74211321
7ブラウブリッツ秋田6420223-1
8いわてグルージャ盛岡6420235-2
9モンテディオ山形54121422
10レノファ山口FC54121651
11ザスパクサツ群馬54121110
12ヴァンフォーレ甲府5412157-2
12ロアッソ熊本5412157-2
14V・ファーレン長崎44112651
15徳島ヴォルティス44040440
16FC琉球4411256-1
17栃木SC4411225-3
18アルビレックス新潟3403134-1
19大宮アルディージャ2402268-2
20ツエーゲン金沢2402213-2
21大分トリニータ2402248-4
22水戸ホーリーホック1401358-3
首位の横浜FCが、水戸相手に2点を先行されるも見事な逆転勝ちで
開幕四連勝を達成。首位を快走しています。
一方、新潟も含めて大宮、金沢、大分、水戸は
未だ一勝もあげることができず、苦しんでいます。
長丁場のJ2リーグは始まったばかりですが、
気づけばJ3降格圏ということもよくあります。
一戦一戦、大事に戦って行きましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。