2022年6月6日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第20節

022年6月4日(土)

2022明治安田生命J2リーグ 第20節

徳島ヴォルティス 1 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:3,555人(鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム)

ホームでの戦いは今季無敗で、
しかも9連勝中と圧倒的な勝率を誇る新潟ですが、
アウェイではリーグ戦も折り返しを迎える中、
未だ2勝しかあげられていません。
アウェイでの戦いが多い6月で、
いかに勝ち点を積み上げられるかがカギになりそうです。
今節は、アウェイで徳島ヴォルティスとの一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、田上選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは星選手、高選手。
中盤は、右から松田選手、伊藤選手、本間選手。
ワントップは、谷口選手です。

以前は魅力的なポゼッションサッカーを繰り出し、
安定した強さでJ2リーグを優勝してJ1に昇格した徳島。
監督も交代となり、今季からJ2で戦っている徳島ですが、
ここまでの戦績は4勝11分4敗の15位であり、
仙台、横浜FC、大分、徳島の「J1からの降格組」の中で
特に苦しいシーズンを送っている印象です。
今節の戦いでは、以前の戦術とは打って変わって
引いてじっくり守って新潟にボールを保持させて、
ボールを奪うと同時に素早い攻撃へとつなげてきます。
これをうまくかわしてシュートにつなげたい新潟ですが、
徳島のファール覚悟のプレーで何度も止められ、
なかなかスムーズな攻撃を繰り出すことができません。
お互いシュートチャンスを
なかなか作り出せない時間が続く中、
前半19分、藤原選手が自陣ペナルティエリア内へ
相手選手の侵入を許してしまったところ、
後ろから倒してしまってPKを与えてしまいます。
これをきっちり決められて、
先制点を与えてしまった新潟。
さらに守備を固める徳島を崩せず苦しい状況でしたが、
前半44分、藤原選手のアーリー気味のクロスを
谷口選手が頭で合わせて、
前半のうちに同点に追いつきます。
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半も徳島の分厚い守備網をなかなか切り崩せない新潟。
前線の選手を一気に入れ替えたりして
何とか打開を図りますが、
シュートまでつなげることができません。
途中から徳島は、ゴールキーパーが
ボールをゆっくり足元で保持したりして
攻め急ぐことをしなくなります。
カップ戦を含めて新潟は5連戦の最終戦、
徳島はなんと9連戦の最終戦となるこの試合。
新潟もあまり無理に攻めあがろうとせず、
ディフェンス陣でボールを回して
隙あらば点を取りに行くような形となります。
最終プレーで、徳島陣内でフリーキックを獲得した新潟。
この流れから最後は途中出場の小見選手が裏に抜け出して
ゴールネットを揺らしますが、無情にもオフサイドの判定。
そして試合終了。
今節は1-1での痛み分けとなりました。

またしてもアウェイで勝ち点3を掴めなかった新潟。
ただし、堅い守備を誇る徳島相手に先制を許しながら
同点に追いつき、引き分けにもちこむことができたのは
一定の評価ができる部分もあります。
しかし、昇格を狙うには
アウェイで勝ち点3をもぎ取る力が必ず必要になります。
次節は6/11(土)、アウェイで大分トリニータと戦います。
アウェイ連戦ですが、間隔が一週間空きます。
ここでしっかり体を休めてコンディションを整えて、
万全の状態でアウェイ戦を迎えましょう。

追記1)
今節、チャンスとなる前に
ことごとくファールで潰された新潟。
徳島の合計ファール数は26回に及びました。
この今節の徳島のプレースタイルに対する批判の声もありますが、
一番の問題はファールで何回も獲得したフリーキックを
一度も得点にむすびつけられなかったところだと思います。
今季、新潟が敗北した相手は秋田、千葉、町田の3チームで、
いずれも屈強なフィジカルでパスワークを遮断し、
セットプレーからの得点で勝ち切るチームです。
新潟のようなプレースタイルのチームは、
このようなチームが苦手であることは周知の事実です。
そして、フリーキックからなかなか得点を奪えない新潟。
当然、これからもファール覚悟で
止められるケースは多くなるでしょう。
それをいかに得点にむすびつけることができるか。
難しいミッションですが、これを達成することができれば
結果もおのずとついてくるのではないでしょうか。

追記2)
AFC U-23 アジアカップがウズベキスタンで開催されており、
新潟からは三戸選手が招集されています。
6月3日のUAE戦では、三戸選手は後半から出場し、
リーグ戦と同様に華麗なドリブルと強烈なシュートで
スタジアムを沸かせてくれました。
ツイッターのトレンドに「三戸ちゃん」というワードが入り、
多くの新潟サポーターが我が子を見守るように
三戸選手に声援を送っていたのではないかと思います。
三戸選手の世界での活躍が、楽しみです。


2022明治安田生命J2リーグ順位表 (6月5日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟39201163341717
2ベガルタ仙台39201235362511
3横浜FC3920116331238
4モンテディオ山形3018864301812
5ファジアーノ岡山291978425187
6FC町田ゼルビア292085724195
7ジェフユナイテッド千葉292085719172
8ロアッソ熊本29207852729-2
9大分トリニータ282077627234
10V・ファーレン長崎282084822211
11ツエーゲン金沢27207672628-2
12ヴァンフォーレ甲府26206862324-1
13ブラウブリッツ秋田26207582026-6
14水戸ホーリーホック252074926251
15東京ヴェルディ252067734340
16徳島ヴォルティス2420412421156
17レノファ山口FC242066823230
18ザスパクサツ群馬222064101924-5
19栃木SC21205691422-8
20大宮アルディージャ182046102033-13
21いわてグルージャ盛岡171952121233-21
22FC琉球152036112339-16
協議規則の適用ミスがあった
山形vs岡山の再試合が具体的に決定し、
その試合結果が取り消されました。
今節は、仙台が千葉相手に敗北。
横浜FCが東京ヴェルディに引き分け。
結果として、勝ち点39で3チームが並び、
得失点差で新潟が首位に浮上しています。
下位の方は、岩手がホームでJ2初勝利を飾り、最下位を脱出。
次節で折り返しを迎えるJ2リーグ。
まだまだ、勝負の行方は最後までわかりません。

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