2022年9月15日木曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第36節

022年9月14日(水)

2022明治安田生命J2リーグ 第36節

ヴァンフォーレ甲府 1 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:4,769人(JIT リサイクルインク スタジアム)

今季、新潟にとって予定されている
最後の平日のナイターゲーム。
今節は、アウェイでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
J2リーグへ参入したのが同じシーズンならば、
J1からJ2への降格も同じシーズンになった
「ズッ友(ずっと友達)」の新潟と甲府。
甲府は今季、降格の危険性はそれほど高くないものの
苦しいシーズンを送っています。
しかし、新潟にとっては昔から変わらずしのぎを削るライバル。
甲府は天皇杯ベスト4に残っており、
チームとしての力は高いことは間違いありません。
今節も新潟は苦しい戦いになることが予想されますが、
アウェイの地から勝ち点3を持ち帰らなくてはなりません。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、早川選手、千葉選手、渡邊選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、伊藤選手、小見選手。
ワントップはゲデス選手です。
前節から中3日のアウェイゲームでもあり、
前節からメンバーを大幅に変更してきました。

試合は、序盤から甲府の前線での圧力が強く、
なかなか新潟がいつものように
ボールを保持できない時間が長くなります。
逆に甲府に長くボールを握られ、
新潟の弱点につけ込むように
サイドからどんどんクロスをいれてきて
新潟ゴールを脅かします。
新潟にとっては苦しい時間が続いていましたが、
前半18分、先制したのは新潟でした。
伊藤選手のパスを裏へ抜け出した小見選手が受け取ると、
ゴールラインぎりぎりまでドリブルして
小見選手曰く「クロスとみせかけてシュート」。
綺麗にニアサイドをぶち抜いたシュートが
ファーのサイドネットに突き刺さり、
小見選手の「練習どおり」のプレーで
苦しい状況だった新潟が先制に成功します。
その後、少し甲府のプレスが後ろに下がったこともあり、
新潟がボールを保持できる時間も長くなります。
しかし、なかなか甲府の守備を崩すことはできず、
シュートまで持ち込むことができません。
前半は0-1での折り返しとなりました。

ハーフタイム、松橋監督は
「甘すぎる。自分とチームを信じて2点目、3点目を取ること。」
と厳しく選手たちを送り出します。
そして後半開始直後から谷口選手、高木選手、三戸選手を投入。
すると、谷口選手の前線からのしつこいプレス、
高木選手の相手の選手の間でボールを受けるポジショニング、
三戸選手のスピードがそれぞれチームを活性化させて、
いつもの試合のように小気味よくボールが回るようになり、
そして甲府にボールを奪われても攻守の切り替えが素早く
ボールを奪い返してピンチとなるのを事前に防ぐのと同時に
二次攻撃・三次攻撃とつなげて追加点を狙えるようになります。
そして後半19分、谷口選手のプレスが相手のパスミスを誘い、
ボールを受けた高木選手はディフェンスラインの裏へスルーパス。
これにスプリントしていた三戸選手が追いつき、シュート。
ゴールキーパーの逆をつくようなシュートがゴールに収まり、
新潟が追加点の奪取に成功します。
その後、ウィリアン リラ選手を投入して反撃に出る甲府。
リラ選手はひたすら新潟のゴール前に侵入し、
何度も決定的なシュートを放ちますが
ことごとく小島選手が弾き返します。
しかし後半36分、5度目くらいの決定機を
リラ選手に決められてしまい、1点差に迫られます。
いつものようにボールが思うように保持できず、
今季あまりみられないような時間稼ぎプレーで
時計の針を進める新潟。
非常に苦しい時間が続きましたが、
なんとか最後までしのぎ切ってタイムアップ。
今節は1-2での勝利となりました。

中3日での試合だったこともあり、
前節からメンバーが大きく変わったこともあり、
いつものような美しいサッカーはできなかったかもしれませんが、
それでもしぶとく勝ち点3を掴むことができました。
首位の横浜FCも三位の岡山もいずれも敗北したこともあり、
昇格へ向けて非常に大きな勝利となりました。
連戦でも、むしろ連戦のときこそ
総合力の高さで勝利を重ねることができる新潟。

次節も中3日で、9月18日(日)、
ホームに水戸ホーリーホックを迎えての一戦となります。
引き続き、総力戦で乗り切っていきましょう。

追記1)
試合前に、デン選手がオーストラリア代表に
選ばれたことが発表されました。
この時期にデン選手がチームを離れることは
苦しい部分もありますが、
それでも新潟には優れた選手がたくさんいます。
長い間怪我に悩まされ、
苦しいリハビリを経て試合に出ることができるようになり、
その試合での活躍が認められて代表に返り咲いたデン選手。
ぜひ、代表でも頑張ってほしいと思います。
そしてまた帰ってきたときには、
新潟の選手としてピッチに君臨してほしいです。

追記2)
今節、負傷明け初ゴールとなった三戸選手。
今は久しぶりにサッカーができる喜びに満ちているようです。
三戸選手の活躍を見ていると、
本間至恩選手のように
いずれは新潟から世界へ
羽ばたいていくような気がしてなりません。
今節、先制点をあげた小見選手も三戸選手の同期。
三戸選手と比べて序盤はあまり
出番に恵まれなかった小見選手ですが、
最近は出場機会も増えて結果も出せるようになってきました。
二人の若武者の、今後の活躍が楽しみです。


2022明治安田生命J2リーグ順位表 (9月14日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟71362187643232
2横浜FC683619116544014
3ファジアーノ岡山633617127513417
4ベガルタ仙台583617712644915
5ロアッソ熊本58361513846397
6大分トリニータ563614148514110
7V・ファーレン長崎54351591144395
8モンテディオ山形5235141011523715
9ジェフユナイテッド千葉523614101238344
10徳島ヴォルティス513610215382612
11FC町田ゼルビア50361481444386
12水戸ホーリーホック463512101340373
13ブラウブリッツ秋田43361110153042-12
14東京ヴェルディ42351012135052-2
15ヴァンフォーレ甲府4236915124147-6
16ツエーゲン金沢41361011154360-17
17レノファ山口FC40361010163946-7
18栃木SC4035913132633-7
19大宮アルディージャ3535811163853-15
20ザスパクサツ群馬333689192643-17
21いわてグルージャ盛岡333696213165-34
22FC琉球3036612183760-23
二位の横浜FCは山形に、三位の岡山は徳島に敗れたことにより、
首位新潟と二位の勝ち点差は3、三位との勝ち点差は8となりました。
昇格、そして優勝にむけて非常に大きなアドバンテージとなりましたが、
まだまだ油断はできません。
そして、下位の方は、
注目の21位群馬と22位琉球の直接対決は0-0のドロー。
岩手が敗北したことで、群馬は得失点差で20位になっています。
大接戦となっている昇格・残留争い。
最後は得失点差が明暗を分けるポイントになるかもしれません。

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