2023年6月12日月曜日

2023明治安田生命J1リーグ 第17節

023年6月11日(日)

2023明治安田生命J1リーグ 第17節

アルビレックス新潟 1 vs.    3 京都サンガF.C.

入場者数:30,136人(デンカビッグスワンスタジアム)

本日6/11、新潟を含む北陸地方に梅雨入りが発表されました。
それを裏付けるように、
朝から雨が降りしきる日となりました。
前節、引き分けで連敗こそ止めたものの
勝利から遠ざかっている新潟。
今節は、ホームに
同じく勝利から遠ざかっている京都サンガF.C.を
迎えての一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
新井選手、デン選手、渡邊選手、田上選手。
ボランチは秋山選手、高選手。
中盤は、右からダニーロ選手、伊藤選手、小見選手。
ワントップは谷口選手です。
今節を最後に新潟を離れて海外へと旅立つ伊藤選手は、
これが今季新潟でのラストマッチとなります。

開始早々の失点が続いている新潟。
今節こそそれを防ぐべく、集中して試合に入ります。
いつものようにボールを保持して攻撃を組み立てますが、
京都の硬い守備を前になかなかシュートが打てません。
不穏な空気が立ち込める中、
前半28分、セットプレーからの一撃で
京都に得点を許してしまい、
今節も前半のうちにビハインドを背負う展開となります。
その後、更に守備を固める京都を攻めあぐねる新潟。
突破口を探りますが、なかなか決定機を作ることはできず。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半、開始直後から島田選手、鈴木選手を投入して
攻撃を組み立て直す新潟。
すると、京都が守備に重きを置いたこともあってか、
京都陣内で一方的にボールを保持して
セカンドボール回収も早く、
二次攻撃、三次攻撃で京都ゴールに襲い掛かります。
何本シュートを打ってもなかなか
ゴールをこじ開けられない時間が続きましたが、
後半27分、ダニーロ選手がペナルティエリア付近を
サイド深くまでえぐり、クロス。
これをファーで新井選手がヘッドで流し込み、
攻め続けていた新潟がようやく同点に追いつきます。
そのまま勝ち越しを狙いたいところでしたが、
直後の後半30分、自陣深くでのパスミスから
すぐさま京都に勝ち越しを許すゴールを与えてしまいます。
これで緊張の糸が切れてしまったか、
さらにその直後の後半35分、
自陣ペナルティエリア内で不用意に相手を倒してしまい、
このPKをしっかり決められて痛すぎる3失点目。
その後はすっかり反撃の心も折れてしまったか、
効果的な攻撃を組み立てることはできず。
今節は1-3での敗戦となりました。

新潟の悪癖である、「得点直後の失点」が
今節も出てしまいました。
同点に追いついたばかりだっただけに、
失点のダメージは精神的にもかなり大きかったと思います。
そして、そこを突いてくるのがさすが京都。
試合を決定づける3点目を取られてしまっては、
もはや今の新潟に反撃の目はありませんでした。

珍しいことに、リーグ戦では6連敗中と
調子を崩している相手との3連戦でしたが、
0勝1分2敗と、非常に残念な結果となってしまいました。
チームの得点王であり、
まさしく大黒柱である伊藤選手の移籍もあり、
これで新潟が「J2降格の筆頭候補」と言われても、
仕方ないでしょう。
ここから立て直すことは非常に大変かとは思いますが、
松橋監督がどのような手法を繰り出すのか。
クラブの総力が試されています。

これでリーグ戦は半分の日程が終了。
次節からは後半戦となります。
次節は6月24日(土)、アウェイで柏レイソルと対戦します。
監督交代となった柏は、ここ2試合で合計7得点を取りながらも
いずれも後半アディショナルタイムに勝ち越しを許して敗北、と
非常に厳しい状況となっています。
またチーム状況が厳しいクラブとの対戦となりますが、
次こそ、本当に次こそ、「優しい新潟」は払拭できるように、
サポーターに、そして海外へ羽ばたいた伊藤選手に
勝利が届けられるように頑張ってほしいと思います。

追記1)
今節は冷たい雨が降りしきる日となりましたが、
伊藤選手の最後のプレーを見るために
今季最大の3万人を超えた観客が集まりました。
観客を集めるための方策として、
イベントやグルメの充実化など、
クラブは躍起に作戦を練っていますが、
やはり「この選手のプレーが見たい」という選手の存在が
結局何より観客を引き寄せることになるのかもしれません。
最近のJリーグは特にそのような選手の欠如が謳われているので、
伊藤選手の存在は集客の面でも大きかったと言えるでしょう。
伊藤選手がいなくなったあとも、
サポーターを「スタジアムで見たい」と思わせるプレーが
できる選手が生まれることを期待しています。
そしてそれは新潟だけではなく、
各クラブにそのような選手が現れて、
Jリーグがまた盛り上がっていけばいいな、と思っています。
伊藤選手は、日本代表として
日の丸を背負って帰ってくることを誓ってくれました。
伊藤選手なら、叶えられると思います。
今後も、伊藤選手の活躍を心より願っています。
頑張れ、涼太郎!

久しぶりに3万人を超えたスタジアム。
チアリーダーズスクールの子たちも応援に駆けつけました。
(やはり、雨…)

京都も厳しいチーム状況で、
サポーターは必死に選手たちを鼓舞していました。

試合前には、年中・年長のスクール生による
エキシビジョンマッチが開催されました。
雨の中、頑張りました!


2023明治安田生命J1リーグ順位表 (6月11日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1横浜F・マリノス36171133372017
2名古屋グランパス35171052251411
3ヴィッセル神戸33161033331320
4浦和レッズ291685320128
5サンフレッチェ広島291792622166
6セレッソ大阪291792623194
7鹿島アントラーズ281784523167
8北海道コンサドーレ札幌261775538326
9川崎フロンターレ241673620182
10サガン鳥栖23176561921-2
11アビスパ福岡20175571722-5
12FC東京19175482228-6
13アルビレックス新潟17174581928-9
14京都サンガF.C.161751112028-8
15ガンバ大阪16174492133-12
16横浜FC131734101335-22
17湘南ベルマーレ12162682328-5
18柏レイソル12172691628-12
首位の神戸がセレッソ相手に敗北。
4連勝中の昨季の王者である横浜FMが首位に浮上しました。
下位の方では、横浜FCが浦和相手にしぶとく勝ち点1を獲得して
最下位を脱出。柏が湘南との得失点差で最下位となっています。
ガンバは新潟戦での勝利から3連勝とすっかり元気を取り戻し、
浮上してきました。
ここまで鹿島、横浜FC、ガンバに勝ち点3を献上して
勢いを与えてしまっている新潟。
今節も京都に勝ち点3を与えてしまい、
浮上のきっかけを与えてしまったかもしれません。
次節こそ調子の上がらない柏にしっかり勝って、
新潟自身の調子を上げられるように、
頑張ってもらわないといけません。

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