2024年3月9日(土)
2024明治安田J1リーグ 第3節
アルビレックス新潟 1 vs. 0 名古屋グランパス
入場者数:22, 942人(デンカビッグスワンスタジアム)
いよいよ新潟にも今季のJリーグがやってきました。
今節は待ちに待った新潟のホーム開幕戦。
名古屋グランパスを迎えての一戦となります。
名古屋は今季唯一の開幕2連敗&無得点のチームですが、
そのためよりこの一戦に賭けてきたところはあるでしょう。
上位を狙う新潟としては必勝が求められる試合です。
本日の新潟は非常に大気の状態が不安定であり、
強い風が吹き荒れて、
雪が激しく吹き荒ぶかと思っていたら
すぐ青空が広がって晴れ間が見えるといったような
移ろいやすい天候となりました。
(公式の天候では、「曇時々晴時々雪」という
なかなか見ない表示となっています。。)
試合開始時の気温は5.7℃。
選手やスタッフはもちろん、
サポーターも非常に苦しい中での観戦となりました。
それでも新潟の開幕戦を楽しみに、
2万人を超える人が集まりました。
選手たちも苦しいとは思いますが、
集まったサポーターのために
どちらも熱い戦いを繰り広げてほしいと思います。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、デン選手、堀米選手。
ボランチは宮本選手、秋山選手。
中盤は右から松田選手、高木選手、小見選手。
ワントップは小野裕二選手です。
新加入の宮本選手が開幕戦以来のスタメンということに加え、
同じく新加入の小野裕二選手がスタメンとなりました。
ベンチには新加入の長谷川元希選手もいます。
ポゼッションサッカーを主体とする新潟と、
カウンターを得意とする名古屋の対決。
自然の流れとして、新潟がボールを
保持する時間が長くなります。
名古屋は前線から激しくプレスをかけてくるというよりは
じっくり構えて取り所で一気に奪いにくるような印象で、
新潟はディフェンスラインでボールを回しつつ
出し所を探って縦パスを差し込んではチャンスを演出します。
名古屋陣内にはうまくボールを運びますが、
ゴール前を徹底して守る名古屋相手にシュートが打てない新潟。
いい流れを掴みつつもなかなかゴールが奪えない展開で、
だんだんと嫌な雰囲気が漂います。
名古屋はカウンターやセットプレーから1点を奪いにきますが、
新潟も得点は許しません。
前半は0-0での折り返しとなりました。
後半も流れはそのまま、
新潟がボールを保持して名古屋陣内に攻め込みますが、
決定機を作り出すまでには至りません。
一方、名古屋にボールを回収されても素早い切り替えで
すぐさまボールを奪い返し、名古屋に反撃の隙も与えません。
後半25分頃にはいつものように前線の選手を入れ替えて、
得点の糸口を探る新潟。
やはり名古屋の堅守を崩すのは難しいか…と思われた中、
後半33分、新加入の長谷川元希選手がやってくれました。
中央で秋山選手からボールを受けたら
一気に名古屋陣内へ侵入。
仲間の上がりを確認しつつ、いろんな選択肢がある中、
思い切り左足を振り切りました。
長谷川選手のシュートは相手選手に当たって、
程よい軌道でゴールキーパーの頭上を超えてゴールへと吸い込まれ、
終了間際に新潟がついに先制に成功しました。
その後、新潟ペナルティエリア内に長身選手を配置して
パワープレーに出る名古屋ですが、
これを完全にシャットアウトして試合終了。
今節は1-0での勝利となりました。
決めきれない中、新加入の長谷川元希選手の一振りで
勝ち点3を掴み取ることができました。
昨季に続いて、今季も
「ボールを保持しながら得点が奪えない」ような状況はあると思いますが、
その状況下を今節のように打開することができれば、
今季の新潟が目指す「てっぺん」が見えてくることでしょう。
次節は3月16日(土)、アウェイで東京ヴェルディと対戦します。
引き続き一試合一試合、勝利目指して突き進みましょう。
試合前に行われたエキシビジョンマッチでは、
サッカースクールのチームである
「アルビレックス新潟SS」の6年生が試合をしました。
中学校では全国的に部活廃止の流れがありますが、
まだ地域クラブが中学世代には完全に対応できておらず、
中学世代がどのようにサッカーを継続できるかは
一つの課題となっています。
「アルビレックス新潟SS」も6年生で卒団です。
子供たちに、どのようにスポーツを続けていける環境を提供できるかは
これからの社会の課題でしょう。
写真では晴れていますが、
このあと前も見えないような吹雪が襲います。。
今年は暖冬で雪も少なかった新潟ですが、
どうにも試合をする日は天候に恵まれないことが多いです。
名古屋からも多くのサポーターが訪れましたが、
新潟の寒さには驚かれたのではないでしょうか…。
柏も連勝で調子良いですが、得失点差で広島が首位になっています。
浦和は札幌相手に勝利し、今季初勝利となりました。
名古屋は開幕から3連敗。未だに無得点と苦しい状況です。
開幕から3連勝しているクラブもなければ、
開幕から3連続引き分けのクラブもありません。
この混戦から抜け出すクラブは、どこになるでしょうか。
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