2025年6月15日(日)
2025明治安田J1リーグ 第20節
アルビレックス新潟 1 vs. 0 横浜F・マリノス
入場者数:30,474人(デンカビッグスワンスタジアム)
リーグ中断期間も終わり、
いよいよこれから勝負をかけた後半戦。
今節は、ホームに横浜F・マリノスを迎えての一戦です。
今季は最下位に沈むマリノスですが
前半戦の最後は2連勝で締めくくり、
反攻の契機を窺っています。
これ以上、マリノスの調子を上げないためにも、
そして何より、新潟が上位に浮上するためにも、
絶対に勝利が必要な「6ポイントマッチ」です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは田代琉我選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、橋本選手。
ボランチは星選手、宮本選手。
サイドハーフは、右にダニーロ選手、左に奥村選手。
ツートップは長谷川選手と谷口選手です。
田代選手は今季ロアッソ熊本から新加入の選手で、
リーグ戦中断期間に行われた天皇杯で
良いパフォーマンスを発揮し、
今節J1リーグ初スタメンを勝ち取りました。
右サイドハーフに君臨していた小見選手は
中断期間に柏レイソルに完全移籍となり、
ダニーロ選手の奮闘が期待されます。
試合が始まり、いつも通り新潟が
ディフェンスラインでボールを保持して
マリノスの様子を窺いますが、
マリノスはあまり前線からプレスに来ません。
そして、中央に人数をかけて中を絞るマリノス。
それならばと新潟は余裕をもって
ディフェンスラインでボールを回しつつ、
隙を見てワイドに広がったダニーロ選手と奥村選手の
両翼へボールを通してチャンスを演出します。
ダニーロ選手、奥村選手にボールが渡れば
ほとんどサイドで1vs.1の攻防となり、
特にダニーロ選手はほぼマッチアップに勝って
中央へクロスを供給し続けます。
マリノスにシュートどころか
ほとんどボールも保持させない状況で
ほぼ一方的にマリノスゴールを脅かしますが、
なかなかゴールを割ることができず、もどかしい新潟。
前半は0-0での折り返しとなりました。
後半も、流れはそのまま。
後半になってもあまり
前線のプレスを強めないマリノスに対し、
新潟はディフェンスラインで小気味良くボールを回しては
両翼にボールを供給してマリノスゴールに迫ります。
それでもゴールをあげることができず、
時間だけが過ぎていきますが、
選手たちは思った以上に焦りは感じていなかったようです。
後半も中盤を過ぎるとお互いに疲労が見え始め、
ややオープンな展開となり得点の匂いが強くなります。
そして、歓喜の瞬間は後半28分でした。
稲村選手のロングフィードを
マリノス陣内の右サイドで受けたダニーロ選手は
対峙した相手をかわしつつ中央へ切り込むと
迷うことなく伝家の宝刀の左足を一閃。
これが見事な弧を描いてマリノスゴールに突き刺さり、
ダニーロ選手の嬉しい得意の左足での新潟初ゴールで
ついに新潟が均衡を破ります。
リードした状況での戦い方に難があった新潟。
今節はリードした状況でも引いて守ることはせず、
そして前線でボールを奪っても、
できない時間稼ぎをすることもせず
追加点を狙うべくシュートを打ち込み続けます。
結果、マリノスにほとんどシュートすら打たせず、
内容としては完勝。
今節は1-0での勝利となりました。
一方的に攻め続けておきながら
得点が1点止まりだったところは修正が必要ですが、
とにかく勝利を掴むことができたこと、
そして無失点で終えることができたことは
今後に向けて大きなことかと思います。
ただし、まだ降格圏に沈む新潟。
ここから這い上がるためには連勝が必要です。
この勢いを止めることなく、
このまま残留圏まで浮上してきましょう。
次節は6月21日(土)、
アウェイでアビスパ福岡と対戦します。
次節は前線から強力なプレスがくることが予測されます。
その状況で、今節のような
魅力的なサッカーを展開することができるのか。
選手たちの活躍に期待しましょう。
積極補強の柏がヴェルディを3-0で圧倒し、鹿島を追走します。
下位の方は、横浜FCはフロンターレに敗北し降格圏へ。
FC東京はマルセロヒアン選手の2得点で
なんとかセレッソ相手に勝ち点1を掴み取り、残留圏へ浮上。
ここからは1試合1試合、生死をかけた戦いが続きます。
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