2025年9月27日(土)
2025明治安田J1リーグ 第32節
ガンバ大阪 4 vs. 2 アルビレックス新潟
入場者数:26,768人(パナソニックスタジアム吹田)
残留のためにはとにかく勝ち続けるしかない新潟。
今節は、アウェイでガンバ大阪と対戦します。
新潟にとってガンバは非常に相性が悪いチームの一つですが、
もうそのようなことは言ってられません。
がむしゃらに勝点3を掴みに行くだけです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは田代選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、早川選手、橋本選手。
ボランチは白井選手、新井選手。
サイドハーフは、右に島村選手、左に谷口選手。
ツートップは奥村選手と長谷川選手です。
どちらも序盤から攻勢を強める試合で、
先制したのは新潟でした。
前半15分、パス交換から
相手ディフェンスライン裏へ抜け出した新井選手は
得意の左足で華麗なループシュート。
これが見事に相手キーパーをかわして
ゴールネットに突き刺さり、
新潟が先制に成功します。
今季、2点リードした時間帯が一度もなく、
先制点をとってもすぐ追いつかれている新潟。
今節こそ追加点を奪いたいところでしたが、
前半37分、ディフェンスライン裏への抜け出しを許してしまい、
最後に中央で合わせらせて失点。
今節も先制しつつも追いつかれる展開となってしまいました。
前半は1-1での折り返しとなりました。
後半、お互い勝利のために勝ち越しを狙う両チーム。
そして、勝ち越しに成功したのはまたしても新潟でした。
後半4分、中盤でボールを奪うと
長谷川選手が右サイドをかけ上がってクロス。
これを走り込んだ奥村選手がワンタッチでゴールに沈めて、
新潟が再び一歩リードします。
今度こそリードを守りつつ追加点を奪いたい新潟でしたが、
後半15分、セットプレーから再び同点に追いつかれます。
そして後半19分、その勢いのまま
再びガンバにセットプレーから得点を奪われ、
一転して追いかける展開となってしまいます。
得点の奪い合いとはいえ、
一度リードを許すと全く点が取れなくなる新潟。
同点に追いつくことができず、時間だけが過ぎていきます。
そして後半30分、自陣でのパスミスを奪われると
これを見逃してくれず、
しっかりと決め切られて痛恨の追加点献上。
その後もガンバゴールに迫る新潟ですが、
最後まで決定機を作ることはできず。
今節は2-4での敗戦となりました。
今節も先制しつつも結果は悔しい逆転負け。
残留を争うライバルである
横浜FM、横浜FCは共に勝利し、
新潟と残留圏内の勝ち点差は10に広がりました。
残り6試合。
数字的にはまだ可能性はあるとはいえ、
ほぼ降格は決まった状況でしょう。
とはいえ、選手たちには最後まで意地を見せてほしいですし、
何より来季に繋がるプレーを見せてほしいと思います。
それに対して、神戸、京都が鹿島に食らいついています。
残り6試合。優勝争いはまだ分かりません。
残留争いは、横浜FMはFC東京に勝利。
横浜FCは湘南との残留争い同士の戦いを
先日の新潟戦に続いて制し、残留へ望みを繋いでいます。
一方で、湘南と新潟はまだ数字上は可能性があるとはいえ、
降格を逃れるのはなかなか厳しい状況と言えるでしょう。
現実的には、残り1枠の残留枠を狙って
横浜FMと横浜FCの直接対決といったところです。
そして、本日9/29、横浜FMの母体である日産自動車は
横浜FMの身売りを検討しているとの情報が流れました。
横浜FMの「F」であるフリューゲルスは
親会社の撤退に伴ってクラブが消滅することになり、
苦肉の策としてライバルクラブである横浜マリノスと
合併することになったという歴史があります。
親会社の経営状況や方針によって
クラブの運命が左右されるというのは悲しいですが、
運営資金を企業に頼っていれば仕方のないことだとは思います。
今後、Jリーグは秋春制の導入などを皮切りに
強豪クラブを作り出していく方針としています。
その一方で、経営母体が弱いクラブは
どんどん切り捨てられていくことになります。
来年、秋春制への移行に伴って行われる
2月から6月までの半年の大会名称を
「明治安田Jリーグ100年構想リーグ」とすることになりましたが
地方クラブ・弱小クラブを切り捨てていくなかで
まだ「100年構想」と理想をかかげているのは本当にお笑い種です。
これからどんどん地方などの弱小クラブは予算も確保できずに
消滅していくクラブも出てきて、
関東や大阪などの大都市圏のクラブしか
生き残れない状況になるでしょう。
そうしなければJリーグを100年継続することはできないという
苦渋の判断なのかもしれませんが、
地方にサッカーを根付かせるという理念が途絶えるのは残念です。
秋春制に向けて、冬季の練習場を確保するのが難しいとして
何らかの補助を行うという話はどこにいったのでしょうか?
新潟がJ2に落ちてくれれば、
あとはうやむやで何とかなると思っているのでしょうか?
このような流れの中、日本全体がバラバラになって
Jリーグは大都市圏のクラブで行うことになり、
例えば東北・北陸地方はJリーグを脱退して
別のリーグ戦を行うようになることなどが危惧されます。
今後も日本全体でサッカーを発展させていくためにどうするか…
もうちょっとみんなで考えてみませんか?
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