2023年3月13日月曜日

2023明治安田生命J1リーグ 第4節

023年3月11日(土)

2023明治安田生命J1リーグ 第4節

アルビレックス新潟 1 vs.    0 川崎フロンターレ

入場者数:27,288人(デンカビッグスワンスタジアム)
※入場者数については後日クラブから修正されました(2022.3.24追記)

まだ3月中にも関わらず、本日の新潟は晴れ間が広がって
暑さすら感じるような気候となりました。
今節は、ホームで川崎フロンターレと対戦します。
J1で無敗をキープしている新潟ではありますが、
勝ちきれない試合が多くなっている、とも言えます。
対戦相手がどこも手強い相手である中、
J1リーグで勝ち切ることは非常に困難なこととは思いますが、
J1リーグで戦い続けるためには勝ち切ることは必須です。
そして、今節の対戦相手は近年の優勝実績が凄まじい川崎。
厳しい戦いとなることは確実ですが、
今の新潟が川崎相手にどこまでできるのか、
そして勝利を掴むことができるのか。
絶対王者川崎との戦いは、新潟がJ1に復帰する際に
多くのサポーターが楽しみにしていたことの一つかと思います。
前節の札幌戦で逃したホーム初勝利を、
なんとしてでも本日届けてもらいましょう。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、デン選手、渡邊選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右から太田選手、伊藤選手、三戸選手。
ワントップは鈴木選手です。
今節に先立って、3/8にルヴァンカップで
アビスパ福岡との対戦がありましたが、
中2日で臨む今節はスタメンを全て入れ替えてきました。
千葉選手は前節に負傷交代し、
今節はベンチメンバーからも外れましたが
現時点では負傷の情報などはクラブからはリリースされてません。

試合は序盤、川崎が持ち前のパスワーク+前線からのプレスで
新潟ゴールに迫ります。
自陣でのプレーが多く、
なかなか思うようなパス回しができない新潟ですが、
ボールを奪ってから伊藤選手を中心とした素早いカウンターで
川崎ゴールを脅かします。
そして前半22分、新潟の前線からのプレスがはまり、
渡邊選手が川崎陣内でボールを奪うとすぐ伊藤選手へパス。
伊藤選手は迷いなくゴールへ向かって右足を振り抜くと、
針の穴を通すようなシュートがニアサイドに突き刺さり、
新潟が先制に成功します。
その後、パス回しもリズムが出てポゼッション率が高まる新潟。
川崎のプレスに対しても、小島選手が正確なフィードで
サイドバックやサイドハーフの選手へボールを渡して回避し、
新潟のチャンスを演出します。
追加点を奪えそうな決定機もありましたが、
前半はその後のスコアの動きなく、1-0での折り返しとなります。

後半、攻勢を強める川崎。
新潟は前半と同じくプレスをかいくぐって攻撃を組み立てますが、
ボールの回収率がやや落ちて
川崎にボールを握られる時間が長くなります。
それでもあまりシュートまでは持ち込ませず耐え凌ぎ、
自陣でボールを奪っては素早く前線へボールを運んで
決定機を演出しますが、なかなか追加点を奪うことができません。
痺れる時間が続きましたが、少しずつ時計の針を進めて、
最後も自分たちでボールを回しながら時間を使ってタイムアップ。
今節は1-0での勝利となりました。

川崎相手に嬉しい今季ホーム初勝利。
まだ始まったばかりですが、ここまでの4戦で2勝2分という結果は
上々の滑り出しといっていいでしょう。
昨季に続き、多くの選手が試合に出て結果も残せていることは
非常にポジティブに考えてよいと思います。
引き続き、一戦一戦、試合を通じて成長しながら
戦っていきましょう。

次節は3月18日(土)、アウェイで浦和レッズと対戦します。
川崎にとってビッグスワンが鬼門としたら、
新潟にとっては浦和戦が最大の鬼門です。
特に浦和とのアウェイゲームでは今まで一度も勝利したことがなく、
戦績も19戦で0勝16敗3分と大きく負け越しています。
今季序盤はなかなか調子が上がらなかった浦和ですが、
最近は調子を上げてきており、
次の試合も新潟にとって正念場となりそうです。
「生きているうちに新潟がアウェイで浦和に勝利する姿を見たい」
という方も多くいらっしゃいます。
そのための、最大の舞台が整ったのではないでしょうか。
次節も新潟の選手たちが躍動し、
浦和相手に白星をあげて帰ってきてほしいと思います。

追記1)
J1リーグにおいては、メディアの扱いが
J2とは本当に違うと毎日のように痛感しています。
特に新潟の攻撃を率いる伊藤涼太郎選手の記事は
見ない日がないのではと思うくらい、
よく取り上げられています。
気が早いもので、「日本代表に選んでほしい」とか、
中には「海外のクラブがすでに興味」などという記事もあります。
もともと上昇志向の強かった伊藤選手。
「日本代表」「海外移籍」については
以前から思い描いていたものと思いますが、
少しずつ近づいているのではないでしょうか。
今季、新潟がJ1リーグに復帰する際において、
多くのサポーターが「まずはJ1残留」と口にする中、
伊藤選手は「本気でタイトルを取りに行く」と言っていました。
その言葉通り、J1のピッチで昨季以上に躍動し、
新潟に初タイトルをもたらすべく奮闘しています。
次節の対戦相手である浦和は、
伊藤選手がプロのキャリアをスタートしたクラブ。
浦和ではなかなか思うような結果が出せず、
大分、水戸への期限付き移籍を経て、
昨季新潟へ完全移籍してきました。
新潟へ完全移籍すると決めたときから
「強い覚悟をもってやってきた」と語っていた伊藤選手。
新潟に勝利をもたらす選手へと成長し、
対戦相手として浦和に乗り込むことは
期する思いもあることでしょう。
大勢の浦和サポーターから
大ブーイングを浴びることが予想されますが、
それも期待の裏返し。
伊藤選手には次節、ブーイングの中で躍動してほしいです。

追記2)
堀米選手が負傷で離脱している中、
左サイドで輝いているのが渡邊泰基選手です。
渡邊選手は新潟市出身、新潟ユース出身で、
金沢への期限付き移籍を経て
昨季から新潟を活躍の場として戦っています。
身長180cmと大柄なサイドバックである渡邊選手は、
対人の強さや高い攻撃意識がその強み。
「堀米選手の代役」ととらわれがちですが、
渡邊選手自身、「対人と高い攻撃意識は自分の強みなので、
そこは失いたくない」と言います。
今節も強烈なプレスで相手陣内でボールを奪い、
決勝点を演出しました。
「堀米選手が主力、渡邊選手はサブ」ではなく、
「堀米選手も渡邊選手も、どちらも主力」が今の新潟です。
そしてそれは全ポジション、全選手に言えることで、
上辺だけの言葉ではなく本当に「全員が戦力」です。
これはクラブが時間をかけて作り上げた、
本当に素晴らしいものと思います。
この戦い方で、高みを目指してほしいです。

試合前は「アルビレックス新潟SS」というチームの
小学全学年合同エキシビジョンマッチが開催されました。
ビッグスワンのピッチでサッカーができることは、
子供たちにとって非常に喜ばしいことでしょう。

大観衆が押し寄せた今節。
少しずつ観客が戻ってきて、新規のサポーターも増えて、
新潟は良いサイクルが回り始めています。

川崎からも多くのサポーターが来場されました。
ビジターサポーターの数も、昨季より大きく増えています。


2023明治安田生命J1リーグ順位表 (3月12日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸94301826
2名古屋グランパス94301514
3アルビレックス新潟84220752
4鹿島アントラーズ74211633
5FC東京74211642
6横浜F・マリノス74211541
7アビスパ福岡74211321
8京都サンガF.C.64202431
9浦和レッズ6420235-2
10湘南ベルマーレ54121862
11北海道コンサドーレ札幌54121550
12サンフレッチェ広島54121440
13セレッソ大阪4411267-1
14川崎フロンターレ4411245-1
15サガン鳥栖4411248-4
16柏レイソル2402237-4
17ガンバ大阪2402249-5
18横浜FC1401349-5
唯一全勝していた神戸が浦和に敗れ、
4節終了時点で全勝チームがなくなりました。
ここまで無敗だったマリノス、湘南も敗北し、
無敗チームは新潟のみとなりました。
まだ4節ですが、少しずつ差が広がってきています。




2023年3月6日月曜日

2023明治安田生命J1リーグ 第3節

023年3月4日(土)

2023明治安田生命J1リーグ 第3節

アルビレックス新潟 2 vs.    2 北海道コンサドーレ札幌

入場者数:25,468人(デンカビッグスワンスタジアム)

いよいよ久しぶりとなるJ1でのホーム開幕戦。
天候にも恵まれ、2万5,000人を超えるサポーターが
スタジアムに訪れました。
対戦相手は北海道コンサドーレ札幌。
J2を経験しつつ、最近はJ1にしっかり定着している札幌。
新潟が今後もJ1で戦い続けるために勝利が求められる一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、渡邊泰基選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右から太田選手、伊藤選手、三戸選手。
ワントップは鈴木選手です。
前節に途中交代した堀米選手は試合前にクラブより
右ヒラメ筋損傷で全治3週間とリリースされました。
代わりに渡邊選手が今季初スタメンとなりました。

試合は、新潟のパスサッカーをオールコートマンツーマンで
潰しにかかる札幌。
新潟はその圧力を前に、なかなか前線へボールを運べません。
前半17分、札幌の自陣でのパスミスを誘って
相手ペナルティエリアど真ん中、キーパーの目の前で
ボールを回収した鈴木選手ですが、
足元がもたついてしまい、なかなかシュートを打てずにいると
ボールを回収され、そこから札幌のカウンター開始。
あれよあれよと新潟陣内にボールを運ばれ、
早めのクロスを最後は中央で合わせられ、
決定機を失した直後の失点という最悪の展開で
札幌に先制点を献上してしまいます。
しかし、それでも顔を下に向けないのが今の新潟。
直後の前半21分、三戸選手が前線へボールを運んで
中央の伊藤選手へパス。
これが伊藤選手の足元に入ってしまいますが、
伊藤選手はほぼノンステップでシュートを打ち込むと
これがゴール隅に見事に突き刺さり、
伊藤選手のビューティフルゴールで新潟がすぐさま
同点に追いつきます。
その後、お互いが勝ち越しを狙って
ややオープンの展開で撃ち合いの展開となります。
そして前半アディショナルタイム、
新潟のフリーキックが浮き玉でこぼれてきたところを
太田選手がダイレクトで地を這うシュートを突き刺し、
新潟が前半のうちに逆転に成功します。
前半は2-1での折り返しとなりました。

後半も展開は大きく変わらず。
お互いにとにかくゴールを目指す意図は変わらず、
新潟も札幌もボールを奪っては前線へボールを運んで
決定機を演出します。
新潟ゴールは札幌のシュートの集中砲火を受けますが、
小島選手のビッグセーブもあってゴールを許しません。
一方、新潟も追加点のチャンスとなる決定機を作りますが、
最後のところで精度を欠いて追加点が奪えない時間が続きます。
すると後半34分、新潟は自陣でボールを奪われたところから
最後はゴール左上隅を狙う見事なシュートを決められ、
同点に追いつかれます。
その後もお互いが勝ち越しを狙って撃ち合いとなり、
どちらが勝ち越してもおかしくない流れでしたが、
どちらのチームも最後の精度が足りずに決め切ることができず。
試合はそのままタイムアップ。
新潟のJ1でのホーム開幕戦は2-2のドローとなりました。

失点直後に同点に追いつき、逆転したところは良かったですが、
自分たちの時間を長く作れず、
最後に力尽きて同点に追いつかれてしまいました。
再逆転は許さなかったともいえますが、
勝ち切れなかったとも言えます。
これがJ1の世界。なかなかそう簡単には勝つことはできません。
毎試合勝ち点を積み上げることが
できていることをポジティブに考えて、
引き続き次の試合に臨んでいきましょう。

次節は3月11日(土)、またしてもホームで
川崎フロンターレを迎えての一戦となります。
優勝クラブの常連となった川崎ですが、
J1で唯一負け越しているクラブが新潟です(20勝21敗2分)。
久しぶりの川崎との戦いですが、
次のホームゲームではしっかり勝利を掴みましょう。

追記1)
前節の負傷により今節のピッチに立てなかった堀米選手。
堀米選手は北海道出身で札幌のアカデミー出身の選手。
札幌がJ2からJ1に復帰した翌年に札幌から新潟に移籍して、
結果としてその年に新潟がJ2に降格することになりました。
その後は降格することなくJ1に定着している札幌。
新潟がJ1に復帰することにあたり、
堀米選手もこの札幌とのホームゲームには
期する思いもあったことでしょう。
その直前に負傷してしまったことは、クラブにとっても痛手ですが
何より堀米選手にとって非常に辛い状況であったと思います。
試合後、札幌サポーターに挨拶しにいったところ、
「愛のあるブーイング」を受けていた堀米選手。
あのブーイングには、札幌サポーターの
いろいろな思いが込められているものと推測されます。
サッカーというスポーツは選手生命は短いこともあって
移籍が多いスポーツではありますが、
選手一人一人に所属したクラブに対する思いがあります。
そして同時に、サポーターにとっても
それぞれの選手に対する思いがあります。
堀米選手にとっては今節は残念でしたが、
7月に予定されている札幌とのアウェーゲームでは
しっかり活躍して札幌の方々の目の前で「恩返し」
してほしいと思います。

追記2)
今節、2万5,000人を超えるサポーターが駆けつけたことで、
新潟はJリーグ通算集客数1,000万人を超えたクラブとなりました。
これは浦和レッズ、横浜Fマリノスに次いで3クラブ目であり、
達成までの早さは浦和に次いで2番目ということです。
地方のクラブでこれだけ多くのサポーターが
スタジアムに駆けつけるということは、
本当に凄いことだと思います。
一時期は毎試合のように4万人が駆けつけていたスタジアムも、
毎年のように人数が減り続け、
成績も比例するかのようにJ2の下位を彷徨っていた新潟。
それが魅力的なパスサッカーを展開することができるようになり、
成績を上を向いて集客数も再び上昇傾向になってきたことを、
本当に嬉しく思います。
今のサッカーを続けていれば、
もっと「スタジアムに行ってみたい」というサポーターが
増えていくことは間違いないでしょう。
そのためには交通機関や駐車場の整備、スムーズな入退場、
充実したスタグルやイベントなど、やることはいっぱいありますが、
チームには魅力的なサッカーで
「勝利」という最高の喜びをサポーターに
プレゼントすることができるよう、
より一層トレーニングに励んでほしいと思います。

シーズンパスでないチケットの方の開門前の大行列です。
多くのサポーターが駆けつけることは大変嬉しいことですが、
この大行列をいかに捌くか(大行列を作らないか)は
引き続きクラブとしての課題でしょう。

朝は雨もちらつきましたが、
試合の時間帯は見事な晴れ間が広がって、
日差しは暑さすら感じるくらいでした。

札幌からも、多くのサポーターが駆けつけました。
J1ではビジターサポーターも増えるので、
それも楽しみの一つです。


順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸93300817
2横浜F・マリノス73210523
3鹿島アントラーズ63201633
4アビスパ福岡63201321
5名古屋グランパス63201211
6湘南ベルマーレ53120844
7アルビレックス新潟53120651
8川崎フロンターレ43111440
9FC東京43111330
10サガン鳥栖4311136-3
11京都サンガF.C.3310223-1
12浦和レッズ3310225-3
13柏レイソル2302134-1
14サンフレッチェ広島2302123-1
15北海道コンサドーレ札幌2302135-2
16ガンバ大阪2302137-4
17セレッソ大阪1301246-2
18横浜FC1301236-3
3節終了し、3連勝クラブは神戸のみとなりました。
少しずつ、上位と下位の差が開いてきています。
まだまだ先は長いですが、一試合一試合の積み重ねが
結果となって現れていきます。