2022年3月23日水曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第5節

022年3月19日(土)

2022明治安田生命J2リーグ 第5節

アルビレックス新潟 2 vs.    0 ヴァンフォーレ甲府

入場者数:7,983人(デンカビッグスワンスタジアム)

先週は大雨の中での戦いとなりましたが、
今節も冷たい雨が降る中での戦いとなりました。
今節は、ホームにヴァンフォーレ甲府を迎えての一戦となります。
甲府を率いるのは、新潟の監督も勤めた吉田達磨監督。
吉田監督に成長した新潟を見せたい一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
前節までの4-3-3ではなく、
昨季に慣れ親しんだ4-2-3-1を採用しました。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、島田選手。
中盤は、右から松田詠太郎選手、伊藤選手、本間選手。
ワントップは谷口選手です。
のちに報道されましたが、
高木選手は新型コロナウイルスの濃厚接触者となったため、
ベンチメンバーからも外れることになりました。

試合は序盤から新潟がボールを保持し、
甲府ゴールに迫る展開が続きます。
甲府の堅い守備に跳ね返されることが続きますが、
甲府にボールを奪われても素早い切り替えから奪い返し、
再び攻めに転じます。
そのいい流れの中、前半26分、
前線でボールを奪った伊藤選手が松田選手にパス。
松田選手はペナルティエリアに侵入して中央へマイナスのクロス。
これを谷口選手がダイレクトで流し込み、
新潟が今季初の先制点奪取に成功します。
その後も戦術は変えず、後方からのパス回しと
前線からの効果的なプレスで甲府を攻め立てる新潟。
前半31分、本間選手のドリブル突破から堀米選手にボールが渡り、
堀米選手が浮き球のクロスを中央へ送ると、
伊藤選手が見事なボレーシュートでゴール隅に流し込み、
早い時間帯での追加点をあげることに成功します。
その後も甲府に反撃を許すことなく、
前半は2-0での折り返しとなります。

後半開始直後から、甲府はメンバーを変えて反撃に出ます。
新潟は自陣でボールを回収しても甲府の激しいプレスを前に
ボールを失うことも多く、押し込まれる展開となります。
それでも放り込まれたクロスは中央で跳ね返し、
最後はバーに助けられることもあり、
甲府に反撃の狼煙となる一点を与えることを許しません。
終了間際になると、雨の中の連戦からか疲労も顕著に見られ、
甲府にシュートチャンスを与える展開も増えますが、
集中した守りで最後のところは封じ込めてゴールは許しません。
守備の時間が続き、耐え忍ぶ時間が長く感じられましたが、
何とか最後まで無失点で守り切り、タイムアップ。
今節は2-0での勝利となりました。

5節目にして、今季初勝利。
松橋監督にとっても、監督として初勝利です。
チームの核であった高木選手が不在の中、
昨季に慣れ親しんだ4-2-3-1のシステムで勝利を掴めたことは
大きな自信になるのではないでしょうか。
昨季は、4-2-3-1で開始し、
守勢に回ると4-3-3に変更するというのが主な流れでした。
このあと、松橋監督がどのようなシステムで
戦いに臨むのか、楽しみです。

追記1)
今節、前半に伊藤選手が甲府ペナルティエリアで倒れたところ、
シミュレーションの判定でイエローカードが提示されました。
後半には、甲府の選手が新潟ペナルティエリアで倒れ、
これもシミュレーションとしてイエローカードが示されました。
同じ試合で、お互いのチームで
シミュレーションが発生するケースはかなり珍しいと思われ、
DAZNのジャッジリプレイでも取り上げられました。
シミュレーション自体は誉められたものではありませんが、
これは主審のナイスジャッジであったとのことです。
全体としてあまりファールをとらず、
ファールの際はイエローカードが出ることも多く、
お互いで7枚のイエローカードが与えられる試合となりましたが、
シミュレーションについてはしっかりと
判定してもらうことができました。
どうしても攻撃の矢面に立たされることが多い審判ですが、
このようなナイスジャッジは賞賛したいと思います。

追記2)
今節は、山崎食品アルビマグロサンクスデーとして開催されました。
昨季から開催されているこのサンクスデーでは、
一番勝利のために走り続けた選手が
「マン・オブ・ザ・マグロ」として表彰され、
山崎食品からマグロ一年分が贈呈されます。
昨季のマン・オブ・ザ・マグロは島田選手が選出されましたが、
今季は堀米選手が選出されました。
そして、昨季のこのサンクスデーは東京ヴェルディ相手に7-0で勝利し、
今季も甲府相手に2-0で勝利しました。
サンクスデー全体の結果としては、
2試合ですが全勝、得点9、失点0、得失点差9という破格の成績です。
この相性がいい山崎食品アルビマグロサンクスデー。
サポーターもアルビマグロをお手軽に楽しめる日でもあり、
ぜひ今後も続いてほしいと思います。

まん延防止等重点措置が解除された新潟ですが、
まだ若い世代を中心に感染拡大は広がっており、
また雨の影響もあってか、
ビッグスワンにいつもの賑やかさはありません。

甲府サポーターも多くいらっしゃいました。


順位チーム勝点試合得失
1横浜FC1354101064
2ベガルタ仙台115320945
3東京ヴェルディ115320835
4FC町田ゼルビア105311743
5ファジアーノ岡山85221862
6ザスパクサツ群馬85221211
7ロアッソ熊本85221770
8徳島ヴォルティス75140642
9ジェフユナイテッド千葉75212330
10いわてグルージャ盛岡7521246-2
11レノファ山口FC65131761
12アルビレックス新潟65131541
13ブラウブリッツ秋田6520346-2
14モンテディオ山形55122651
15ツエーゲン金沢5512245-1
16栃木SC5512236-3
17ヴァンフォーレ甲府5512259-4
18V・ファーレン長崎4511367-1
19水戸ホーリーホック4511379-2
20FC琉球4511368-2
21大分トリニータ3503259-4
22大宮アルディージャ25023610-4
開幕から連勝を続けていた横浜FCが、岡山相手に引き分け。
連勝チームがなくなりました。
一方、開幕から連敗続きのクラブはなく、
未勝利クラブは大分と大宮の2クラブです。
今季もJ2リーグは、どこが昇格してどこが降格するかわからない
大混戦必至の戦国リーグの様相を呈しています。
一勝するだけで大きく流れが変わることも多いJ2リーグ。
引き続き、次の試合の勝利を目指すのみ、です。

2022年3月14日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第4節

022年3月13日(日)

2022明治安田生命J2リーグ 第4節

ブラウブリッツ秋田 1 vs.    0 アルビレックス新潟

入場者数:1,976人(ソユースタジアム)

未だに勝利を掴むことができない今季の新潟。
今節は、アウェイでブラウブリッツ秋田と対戦します。
秋田は、屈強なフィジカルを軸に堅い守備で得点を許さず、
ロングボールを放り込んで一撃を狙うスタイルで、
いわばボールを保持する新潟とは真逆の戦術です。
昨季はその徹底した戦術で初のJ2リーグを戦い抜きました。
このようなチームとの戦いでいかに勝利を掴むことができるかは
昨季から続いている新潟の課題です。
加えて、今節の決戦地である秋田では暴風雨が吹き荒れ、
ピッチ上は水溜りが散在しボールが走らない状況となりました。
パス回しを真骨頂とする新潟にとって非常に苦しい状況ですが、
逆にここで秋田に勝利することができれば大きな自信になります。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-3-3。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
長谷川選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
アンカーには高選手。
サイドハーフは右に高木選手、左に伊藤選手。
ウイングとして右にイッペイ選手、左に本間選手。
センターフォワードは谷口選手です。

試合は序盤から秋田のロングボール攻撃に苦しみ、
またパスが回らず、秋田の寄せも早く、
新潟が防戦一方の展開となります。
さらに前半16分、競り合いから肩を痛めたイッペイ選手が
試合続行不可能となり、矢村選手との負傷交代となりました。
序盤の猛攻に耐えた新潟は、少しずつパスが回るようになり、
秋田ゴールに迫れるようになります。
それでも、なかなかシュートまでつなげることはできません。
前半は0-0での折り返しとなりました。

雨はどんどんと強くなり、
後半にはピッチ一面が水溜りとなります。
グラウンダーのパスは途中で止まり、
浮き玉のパスを駆使して相手ゴールに迫る新潟。
後半の序盤は新潟が攻め続けますが、
ゴールを割ることはできません。
秋田のロングボール+プレスに対して
割り切ったクリアで対応していた新潟ですが、
後半26分、ディフェンスラインの裏にボールを放り込まれ、
果敢に飛び出した小島選手は相手選手にかわされ、
無人のゴールへ流し込まれて今節も痛い先制点を奪われます。
その後、更にがっちり守りを固めて守る秋田。
新潟は何度も攻撃を組み立てて秋田ゴールに迫りますが、
ラストパスのミスやスリップ、秋田の必死のシュートブロックの前に
ゴールを奪うことができません。
そして、無常のタイムアップ。
今節は1-0での敗北となりました。

今季、初黒星。
それも3分1敗と、開幕後一度も勝利できない状況が続きます。
今節は他クラブのサポーターも同情するようなピッチでの戦いで、
新潟はパス回しという武器を奪われた状況で、
しかも対戦相手の秋田はそれをあまり苦としないチームであり、
新潟にとって不利な状況が重なっていたことはあると思います。
しかし、それは言い訳にしかならず、
このような状況になることはわかっていたのだから
それに対して万全な準備をして勝利を目指さなければなりません。
秋田は統一された戦術のもと勝利を目指す素晴らしいチームでした。
このような状況下での敗北が続いてJ3に降格することとなっても、
「あの状況なら仕方ない」で許されるわけがありません。
今回の敗戦は敗戦として反省すべき点は反省し、
しっかりと切り替えて次節に向かってほしいと思います。

次節は3月19日(土)、ホームでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
ここで何とかサポーターの応援を力にして初勝利を掴み、
波に乗って行きたいところです。

追記1)
今節の失点は、新潟のディフェンスラインの裏に放り込まれたボールに
小島選手が飛び出してしまったことから生まれてしまいました。
千葉選手も間に合っていたので、
相手選手への対応は千葉選手に任せるのが良い判断だったのでしょう。
新潟のようにキーパーがゴールエリアを出て
パス回しに加わるチームでは、
このような状況はよく見られます。
そして、そこでキーパーがかわされて
無人のゴールに流し込まれるのも、本当によく見ます。
このような状況となることは考えられるので、
ポゼッションサッカーを展開する際には
そのときにキーパーがどのように対応するかを
徹底しなければならない、といいます。
サポーターでも失点シーンは脳裏に残り、眠れない一日となりました。
小島選手も悔しくて、眠れない一日を過ごしたことでしょう。
先週もガンバ大阪の石川選手のミスの件で書きましたが、
自分のミスが失点につながりやすいキーパーは
どうしても目立ってしまいます。
ただし、そこに至るまでには多くのミスがあるはずです。
今節の新潟も、良い攻撃の時間帯に得点を奪うことができなかったのは
開幕からずっと続く攻撃陣の課題です。
ここまで4試合中3試合で先制点を奪われており、
先制点を奪えた試合は1試合もありません。
サッカーは得点が生まれにくいスポーツであり、
先制点の重みは特に大きくなっています。
千葉選手との連携も、もう少しうまくやれたのではないでしょうか。
小島選手にはこれを糧に自身が今季掲げる「J2最高キーパー」を
引き続き目指してほしいと思いますし、
チーム全体として現在の新潟が掲げる課題を解決してほしいと思います。

追記2)
今節のピッチはいろんなところで話題になるほど、
ほぼ水の上で行われたようなゲームとなりました。
秋田の関係者・サポーターの方々は今節のために
非常に努力されたとは思いますが、
やはり選手たちには少しでも良いピッチで試合してほしい、
そしてサポーターとしてもそのような試合がみたい、と思います。
これはリーグ全体の課題として、
ぜひ魅力的な試合を多く行えるように取り組んでほしいと思います。


順位チーム勝点試合得失
1横浜FC124400954
2FC町田ゼルビア104310624
3ベガルタ仙台84220624
3東京ヴェルディ84220624
5ファジアーノ岡山74211752
6ジェフユナイテッド千葉74211321
7ブラウブリッツ秋田6420223-1
8いわてグルージャ盛岡6420235-2
9モンテディオ山形54121422
10レノファ山口FC54121651
11ザスパクサツ群馬54121110
12ヴァンフォーレ甲府5412157-2
12ロアッソ熊本5412157-2
14V・ファーレン長崎44112651
15徳島ヴォルティス44040440
16FC琉球4411256-1
17栃木SC4411225-3
18アルビレックス新潟3403134-1
19大宮アルディージャ2402268-2
20ツエーゲン金沢2402213-2
21大分トリニータ2402248-4
22水戸ホーリーホック1401358-3
首位の横浜FCが、水戸相手に2点を先行されるも見事な逆転勝ちで
開幕四連勝を達成。首位を快走しています。
一方、新潟も含めて大宮、金沢、大分、水戸は
未だ一勝もあげることができず、苦しんでいます。
長丁場のJ2リーグは始まったばかりですが、
気づけばJ3降格圏ということもよくあります。
一戦一戦、大事に戦って行きましょう。