2019明治安田生命J2リーグ 第8節
ファジアーノ岡山 3 vs. 3 アルビレックス新潟
入場者数:6,545人
本日の岡山は、気温が25℃を超える夏日となりました。
今節の新潟は、アウェイでファジアーノ岡山と対戦します。
岡山は昨季は首位に立ったこともあり、
今季も優勝候補柏レイソルを破っている強豪です。
苦しい戦いとなりそうですが、J1復帰を目指すためには
勝利を目指すしかありません。
今節の新潟のメンバーは、連戦ということもあってか
前線は平松宗選手と田中達也選手となりました。
右サイドハーフには、前節に決勝点をあげた
渡邊凌麿選手が入りました。
試合は前半早々、動きます。
新潟のFKの流れから岡山陣内で奪ったボールを渡邊泰基選手が
ファーにクロスを上げ、
これを田中達也選手が頭で折り返し、
そこへフリーの大武選手が飛び込んで
ボールを岡山ゴールへ突き刺します。
前半2分という早い時間帯に新潟が先制点を挙げました。
私の記憶によると、新潟は早い時間帯に先制点をあげても
すぐさま同点→逆転とされる展開が多い印象です。
今節もそうならないように、特に得点後の5分間が重要と思っていましたが、
不安は的中するものです。
前半7分、得点をあげた大武選手がペナルティエリアで相手選手を倒してしまい、
PKを与えてしまいます。
このPKは、一度は大谷選手が弾きますが、
PKが蹴られる前に助走を始めて飛び込む準備をしていた
岡山の仲間選手に素晴らしいダイビングヘッドを決められて、
試合は振り出しに戻ります。
その後、早い時間帯にお互い得点が奪えた・奪われたこともあり、
攻守が目まぐるしく交代する展開となりますが、
前半終了間際に疲労の影響もあってかようやく試合が落ち着きます。
前半はそのまま、0-0での折り返しとなりました。
新潟は後半開始直後に勝ち越し点を奪われる展開も多く、
後半開始直後も注意が必要と思っていましたが、
またしてもその不安は的中します。
後半46分、新潟のゴール前で岡山のイ ヨンジェ選手にボールが収まると、
大武選手を背負ったまま振り向きざまに放ったシュートは
大谷選手の頭上を越してゴールに突き刺さり、
後半開始直後に岡山が勝ち越しに成功します。
ここでバタバタと失点を重ねるのも、いつもの新潟という感じです。
その後、後半49分にもイ ヨンジェ選手に決められて、
後半開始早々に2点のビハインドを背負う展開となります。
今日もいつものような流れで、せっかく先制点をあげときながら
無様な結果となるのか・・・
そのような気持ちが頭に過ぎる中、そんな思いを吹き飛ばしたのは
フランシス選手でした。
片渕監督は、2点を追いかける展開となり、
すぐさまシルビーニョ選手、渡邉新太選手、フランシス選手を投入し、
バランス役の加藤大選手をベンチに下げてまで
攻撃へとスイッチを切り替えます。
その期待に応えるように選手たちは攻勢を強め、
後半73分、新潟のCKをフランシス選手が
胸で押し込んでまずは1点差とすると、
後半ロスタイムに劇的な展開が待っていました。
渡邊泰基選手のロングスローからゴール前は混戦状態となり、
これをフランシス選手が右足でボールを岡山のゴールへと突き刺し、
遂に新潟が同点に追いつきます。
そして、試合終了。
先制点をあげるも相手に逆転・追加点を許す厳しい展開でしたが、
最終的には3-3での引き分けとなりました。
得点直後の失点、後半開始直後の失点、失点後の早々の失点と、
いつもと変わらない「失点癖」は最大の課題ではありますが、
負け試合の色が濃かった試合を引き分けに持ち込むことができたのは
大いに評価されるべきでしょう。
中でも、今まで試合に出ることもできなかったフランシス選手が躍動し、
2得点をあげることができたのは大きなプラス材料です。
同じく途中出場となったシルビーニョ選手は常に大声で指示を与え、
素晴らしいボールさばきから攻撃の起点となっていました。
今季の新潟は、この2人の外国人をいかにチームに融合させるか、が
上位を伺うポイントになってくるのではないでしょうか。
次節は4月13日(土)、ホームでモンテディオ山形と対戦します。
山形は今季は好調を維持しており、今節終了時点で遂に首位に立ちました。
失ったサポーターを取り戻すためにも、J1復帰のためにも、
ホームで勝ち続けることが強く求められます。
次も、観る人を感動させることができる試合となることを期待します。
アルビレックス新潟公式サイト 第8節
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