2020年9月5日(土)
2020明治安田生命J2リーグ 第17節
アルビレックス新潟 1 vs. 3 ジュビロ磐田
入場者数:4,975人(デンカビッグスワンスタジアム)
5連戦の3戦目、ホームでの連戦となる試合。
今節は、ジュビロ磐田との対戦となります。
今季は序盤こそつまずいたものの、
最近は順調に勝ち点を伸ばしている名門・ジュビロ磐田。
順位も近い相手であり、
新潟が更に上位へ進むためにも
何としても勝利が欲しい一戦です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
早川選手、マウロ選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、ゴンサロ選手、島田選手。
サイドハーフは、ロメロ選手、高木選手。
ツートップは、シルビーニョ選手と鄭大世選手です。
中2日ということもあり、前節から8人変更しました。
試合は序盤こそ五分五分の展開だったものの、
次第に磐田がボールを保持する時間が長くなり、
新潟は攻め込まれる時間帯が多くなります。
磐田の繰り返し行われるサイドチェンジにより、
翻弄される新潟のディフェンスライン。
そして前半23分、クロスを中央で合わせられ、
前節に引き続き、前半のうちに
ビハインドを背負う展開となります。
それでも、前半28分、
磐田陣内のフリーキックから、
最後はマウロ選手が押し込み、
早いうちに新潟が同点に追いつきます。
その後も磐田にボールを保持されて
何度もゴールを脅かされますが、
小島選手を中心に何とか守ります。
新潟はセットプレーで逆転を狙いますが、
磐田の守備に阻まれます。
前半はそのまま、1-1での折り返しとなります。
後半、新潟は新井選手を投入して反撃に出ます。
一方、磐田は新潟に所属していた長身の大武選手を投入し、
新潟のセットプレーからの得点を防ぎにかかります。
新井選手の投入後も、あまり攻撃に迫力が出ない新潟。
そして後半18分、クロスボールを
舞行龍選手がカットしたところ、
これが新潟ゴールに吸い込まれ、
2試合連続のオウンゴールで再び勝ち越しを許します。
それで気落ちしたこともあってか、
立て続けに後半22分、
ゴールキーパーとディフェンスラインの間を突かれ、
小島選手のボールの処理が遅れたところをカットされ、
痛恨の追加点を与えてしまいます。
前節に続いて2点のビハインドを背負ってしまい、
前節の後半に見せた猛攻を再び見せたいところでしたが、
今節は中2日ということもあってか、
後半に投入された選手たちも前節程の輝きを見せることはできず。
そのままズルズルと決定機を作ることもできず
時間だけが過ぎていき、そしてタイムアップ。
今節は1-3での敗北となりました。
中2日で選手を大幅に入れ替えたという条件はお互い同じ中、
結果もそうですが内容も完敗でした。
試合後のアルベルト監督は、
「後半は今季最もレベルの低いプレーを表現してしまった」と
言っていました。
まさにその通りであり、
磐田が上手に守ったこともありますが、
後半の攻撃は
「2点をリードされているチーム」のものではありませんでした。
リードされている中、あれだけ得点の匂いを感じなかったのは
確かに今季初めてかもしれません。
お互い選手を大幅に変更した中で、
戦術の浸透具合は磐田の方が一枚上手だった、
ということもあると思います。
とはいえ、下ばかり向いているわけにはいきません。
少しでも昇格できる可能性が残されている以上、
次節に向けて再び戦いのスイッチを入れていく必要があります。
次節は9月9日(水)、
アウェイでジェフユナイテッド千葉と対戦します。
そして、9月13日(日)、
アウェイでギラヴァンツ北九州と対戦して5連戦が一旦終わり、
9月19日(土)、ホームで徳島ヴォルティスとの対戦から
再び5連戦が始まります。
5連戦が続く今までにない日程となっている中、
敗北を引きずらないことが例年以上に大切になります。
反省するべき点は反省しながら、しかし
「勝者のメンタリティ」は持ち続けていき、
次節の千葉戦に焦点を絞って勝利を目指してほしいと思います。
追記1)
試合の翌日、アルベルト監督の方針で
選手だけのミーティングが行われました。
各々、自分たちが思っていることをぶつけあえたようです。
苦しい状況のときこそ、強い気持ちを持って戦っていく必要があります。
選手たちにはこのような状況だからこそ、
改めて一丸となって昇格に向けて戦い抜いて欲しいと思います。
追記2)
今節のホーム戦は4,975人の観客がスタジアムに集まりました。
5,000人が上限の中、この観客数はJ1も含めて
今節のJリーグでトップでした。
多くのサポーターが期待していた中で、
今季一番といっていいほど出来の悪い試合をしてしまったことは、
選手たちもサポーターに申し訳ない気持ちで一杯のようです。
試合終了後のサポーターからは強い拍手が送られましたが、
それが今は表現できないブーイングの意味も含まれていたことは
選手たちも理解しています。
次節からはアウェイが続きますが、
サポーターに歓喜を届けられるよう、
まずは次の試合に全力を注いでほしいと思います。
そして二位の北九州は甲府相手に、ついに敗北。
やはり、勝ち星を積み重ねるのはどのチームでも難しいのでしょう。
そして、逆に町田は4連勝を達成し、6位に浮上。
やはり連勝することで一気に上位を伺うことができます。
これからも連戦が続きますが、
当たり前ですが連勝できたチームが上位へ上がっていきます。
新潟は2連勝が1回のみで、それ以上の連勝はないのが寂しいところ。
まずは連勝の始まりとなる1勝を、次節は掴んで欲しいです。
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