2020年12月13日(日)
2020明治安田生命J2リーグ 第40節
アルビレックス新潟 1 vs. 2 ザスパクサツ群馬
入場者数:7,625人(デンカビッグスワンスタジアム)
新潟には寒波が到来し、
時折雪まじりのみぞれが降る1日となりました。
今節は、ホーム最終戦。
ザスパクサツ群馬を迎えての一戦となります。
色々あった今季ですが、
凍える寒さの中集まったサポーターのためにも、
最後まで勇姿を見せてほしいと思います。
今節の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
田上選手、マウロ選手、舞行龍選手、早川選手。
ボランチは、高木選手、島田選手。
中盤は、右から中島選手、本間選手、堀米選手。
ワントップは、鄭大世選手です。
試合は、開始序盤から新潟は激しくプレスをかけ、
群馬のパス回しのミスを誘い、
得点のチャンスを得ます。
前半20分、中盤でボールを奪った新潟は
堀米選手が前線の鄭大世選手へスルーパス。
鄭大世選手は相手にプレスをかけられながらもシュートを放ち、
キーパーが弾いたこぼれ球を本間選手が回収。
走り込んできた堀米選手にラストパスを送り、
堀米選手が強烈なシュートをゴールに叩き込み、
新潟が先制に成功します。
その後も群馬のミスを誘発して
追加点のチャンスもありましたが、
なかなか追加点を奪うことはできません。
前半は新潟優勢のまま、1-0で折り返しとなりました。
後半、立ち上がりから群馬の猛攻が始まります。
新潟は前半の出来が嘘のように体が重くなり、
自陣でのパスミスも多くなります。
後半47分、いつものようにサイド深くまで侵入され、
クロスをあわされて同点。
そして後半50分、クロスのこぼれ球を
上越市出身の新潟のユース育ち、飯野選手に
強烈なボレーシュートを叩き込まれ、
あっという間に逆転を許します。
後半開始早々の失点、失点直後の失点が多い新潟。
まるで栃木戦のリプレイを見ているかのようでした。
その後、システムを3バックに変更して攻撃に転じますが、
守備を固める群馬相手にほとんどチャンスを作ることができず、
時間だけが過ぎていきます。
シュートも多く放ちますが、枠外に逸れるばかり。
逆に、何度か群馬にカウンターから追加点のチャンスを与えますが、
藤田選手を中心にそれ以上の得点は与えません。
結局、あまり得点の匂いを感じることもなく、試合終了。
今季のホーム最終戦は、2-1での敗北となりました。
あまりにも守備が脆い新潟。
得点も「相手のミス頼み」のようなところがあり、
チーム戦術が浸透しているとはいいがたいのが現状です。
すでに、来季の開幕まで2ヶ月程度となっています。
この2ヶ月で補強も含めてどれだけ戦力を高められるか。
不安な面もありますが、期待したいと思います。
次節は12月16日(水)、アウェイでレノファ山口FCと対戦します。
ホーム戦は、もうありません。
今季はしっかり最後まで戦い抜き、
すぐ来季に向けて切り替えて戦っていってほしいと思います。
(チームスタッフ、特に選手たちには、
しっかり休んで欲しいとも思いますが…)
追記1)
今節はホーム最終戦であり、試合終了後にセレモニーが行われました。
新型コロナウイルスによるリーグ戦の中断や、
飲酒運転騒動による選手の解雇や社長およびGMの退任と、
非常に多くの出来事が発生した今シーズンでした。
そんな中、まだ残り2試合ありますが、
最後まで戦い抜いてくれた選手たちは本当に誇りに思います。
来季こそ、スポンサーやサポーターを悲しませることがないよう、
社内コンプライアンスを徹底し、
J1にふさわしいクラブを目指して頑張ってほしいと思います。
クラブ関係者の皆様、今シーズンもお疲れさまでした。
追記2)
今季のACLはコロナウイルスの影響により
カタールでの集中開催となっています。
日本のクラブとして出場したFC東京、横浜F・マリノスはすでに敗退し、
本日はヴィッセル神戸と蔚山(韓国)の準決勝がありました。
神戸は惜しくも延長戦で敗れてしまいましたが、
最後まで目が離せない、好ゲームを繰り広げてくれました。
新潟も、ACL出場を目標として掲げた時期もありました。
昨季、天皇杯を勝ち取り、ACL初出場を果たした神戸。
予算規模などは新潟とは大きく異なるものはありますが、
新潟もいつかはACL、世界の舞台で戦える日を夢見て、
一歩ずつ進んでいってほしいと思います。
勝利を掴むことができない状況が続いています。
そして、二位の福岡、三位の長崎は勝ち点を積み重ね、
少しずつではありますが首位の徳島に迫っています。
J1昇格を決めるのは、本当にたやすいことではありません。
残り2試合。最終節には徳島と福岡の一戦があり、
最後までどこが上がるか、全く分かりません。
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