2020年12月6日(日)
2020明治安田生命J2リーグ 第39節
松本山雅FC 3 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:7,560人(サンプロ アルウィン)
本日の新潟は、晴れ間が見えていたと思ったら
激しい雨が降ってくる日となりました。
あられも時々混じり、冬の訪れが近づいています。
今節は、アウェイで松本山雅FCとの対戦となります。
現地の天気は快晴のようです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、3-2-4-1。
3バックでの布陣となりました。
ディフェンスラインは、右から
早川選手、マウロ選手、田上選手。
ボランチは、高木選手、島田選手。
右のワイドに矢村選手、左のワイドに堀米選手。
シャドーの位置に中島選手、本間選手。
ワントップは、鄭大世選手です。
不動のセンターバックである舞行龍選手は、
コンディション不良とのことでベンチ外となりました。
試合は、慣れない布陣での戦いとなったこともあってか
パスが全く回らず、ボールホルダーが孤立する場面も多く、
何度も簡単に松本にボールを奪われてはピンチを招きます。
3バックの横の膨大なスペースを自由に使われ、
「新潟の弱点」であるサイドのクロスから猛攻を受けます。
まともにシュートすら打てない中、
前半15分、左サイドからのクロスを中央で合わせられて失点。
前半早々の時間帯の失点が多い今季の新潟。
今節も、早いうちに追いかける展開となりました。
チャンスが多い展開ならば逆転も期待できる状況ですが、
今節は松本に何度もシュートを浴びせられ、防戦一方です。
飲水タイム明けに田上選手が右サイドに回り、
慣れ親しんだ4-2-3-1の形で反撃攻勢に出ます。
そして前半29分、コーナーキックから
田上選手が相手選手に倒され、PKを獲得。
キッカーの鄭大世選手が一度は決めますが蹴り直しとなり、
蹴り直しのPKも全く同じコースに蹴り込み、
新潟が同点に追いつきます。
その後は何とか耐え凌ぎ、前半は0-0での折り返しとなります。
後半、新潟は高木選手、中島選手に代えて
荻原選手、大本選手を投入。
再び3バックとし、両ワイドに新しい選手を投入して攻勢に出ます。
しかし、やはり3バックの横のスペースを自由に使われ、
後半55分、右サイドのディフェンスラインの裏への抜け出しを許し、
勝ち越し点を献上。
その流れのまま、後半61分、再びクロスから失点。
肝心の両ワイドを使った攻撃ですが、
クロスの精度の低さもあってシュートまでつなげることもできず。
こうなっては「本間至恩選手頼み」となりますが、
本間選手はがっちりマークされ、
ラストパスも味方につながることはありません。
その後も松本にシュート練習かのように打ち込まれますが、
藤田選手のビッグセーブ連発でそれ以上のゴールは許さず。
最後まで新潟に得点の匂いすら感じることはなく、タイムアップ。
今節は1-3での敗北となりました。
負傷選手や試合に出場できない選手も多く、
本職の選手でフォーメーションを組めない試合が続きます。
今季の昇格もなくなり、
来季への積み重ねというところもあるのでしょう。
来季も、全く同じスタメンで全試合挑めるわけではないでしょう。
その日に戦える選手たちで、いかに勝利を掴むか。
アルベルト監督の手腕が試されるところです。
次節は12月13日(日)、ホームでザスパクサツ群馬と対戦します。
色々あった今季のホーム最終戦。
残り3試合を含めて消化試合にするのではなく、
来季につながる戦いを見せて欲しいものです。
追記1)
最近5試合では1勝しかすることができず、
試合内容もボールの取り所がなく、セカンドボールも拾えず、
やられっぱなしの無残な試合が多くなっています。
負傷者が続出している新潟ですが、
特に福田選手、ゴンサロ選手の負傷が
大きく響いているものと思います。
高木選手、堀米選手がボランチとして出場していますが、
両選手とも攻撃的な選手であり、
新潟の戦術のボランチとしての活躍を期待するのは厳しい状況です。
今節の島田選手はイエローカードこそもらわなかったものの、
カードすれすれのプレーも多く、
何とかボールを奪おうと奮闘していました。
ボランチの位置でボールを回したり回収したりすることができないと、
非常に苦しいゲーム展開となります。
福田選手は回復まで時間がかかる状況なので、
補強も含めてボランチの安定化が最優先となりそうです。
追記2)
満足なゲームが展開できない試合が続いていますが、
やはり昇格を逃してモチベーションが下がっていることも
影響していると思います。
今まで選手たちは昇格を目指して
高いモチベーションで戦っていたものと思います。
幸いにも、今シーズンは比較的終盤まで昇格争いに
加わることができました。
それは嬉しいことではありますが、
逆にそれがここにきて叶わぬものとなってしまい、
今まで奮い立たせていたものが失われた状況になっています。
サイドからのクロスに対して誰も動かず、
全員棒立ちになってボールウォッチャーとなってしまっているのは、
モチベーションの影響が大きいのではないかと思います。
今節の対戦相手の松本は非常に苦しいシーズンでしたが、
すでに来季にむけて切り替えることができているのではないでしょうか。
新潟も、来季のためにしっかり切り替えて、
残りの試合を有効に戦ってほしいと思います。
水戸相手に敗北。
3位の長崎が引き分け以下でも徳島の昇格が決まっていましたが、
長崎は山形相手に勝利。
2位の福岡は金沢相手に2点を先行される苦しい状況の中、
何とか引き分けに持ち込みました。
昇格争いは上位3チームに完全に絞られましたが、
まだまだ最後まで、本当にわかりません。
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