2021年5月24日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第15節

021年5月23日(日)

2021明治安田生命J2リーグ 第15節

アルビレックス新潟 0 vs.    1 京都サンガF.C.

入場者数:12,684人(デンカビッグスワンスタジアム)

本日は、午前中は雨がぱらついていたものの、
昼からは晴れ間も見える過ごしやすい天候となりました。
前節に今季初の黒星を喫し、仕切り直しの一戦。
今節は、ホームで3位の京都サンガF.C.との戦いとなります。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、島田選手。
中盤は、右から三戸選手、高木選手、本間選手。
ワントップは鈴木選手です。
高卒ルーキーの三戸選手が、プロ初スタメンとなりました。

試合はキックオフ直後、
左サイドに抜け出した本間選手のクロスを
鈴木選手がヘディング。
これは枠外にそれますが、
開始早々に失点を重ねてしまった前節の反省を活かし、
開始直後から新潟が高い集中力で京都のゴールに迫ります。
何度か決定機も演出しますが、
京都の堅い守備を前に、最後のところで弾かれてしまい、
先制点を奪うことができません。
京都はボールを保持している時間は短いながらも
ボールを奪ったあとは効果的にボールを回し、
新潟のゴールを脅かしますが
阿部選手のビッグセーブもあってゴールは奪えず。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も開始直後から
新潟が圧倒的にボールを保持して攻勢を強めますが、
どうしても京都の堅い守備を崩すことができません。
それならばと頼りのセットプレーでの得点を狙いますが、
コーナーキックはことごとく弾かれてしまいます。
そして58分、自陣でのパスミスから
最後は相手のシュートが新潟の選手に当たってコースが変わり、
これがゴール隅に決まって京都に先制点を献上します。
前節に続いて、相手に先制を許した新潟。
リードを奪った京都は更に守備を固めて、
スローイン一つにもたっぷり時間を使って時計の針を進めます。
新潟は選手交代も駆使して同点ゴールを目指しますが、
シュートは枠外か、京都の選手にブロックされるか、
枠内に飛んでもキーパーにセーブされてゴールを奪えず。
結局、試合はそのまま終了。
今節は0-1での敗北となりました。

これで二連敗。
開幕から守ってきた首位の座も、
京都に明け渡すことになりました。
とはいえ、まだ昇格圏内の二位。
リーグ戦も、まだ三分の一が終わったところです。
ここ三試合は勝利がなく得点1、失点3、勝点1と
明らかに失速しており、ここで立て直せるかが非常に重要です。
次節は5月30日(日)、ホームでFC琉球と対戦します。
ふたたび上位陣とのホーム戦となる、重要な一戦。
連敗したからといってやることが変わるわけではなく、
とにかく目の前の試合での勝利を目指すのみです。

追記1)
今季は、今まで未勝利だった
東京ヴェルディに勝利したと思ったら、
今まで敗北したことがなかったFC町田ゼルビアに負けたり、
京都サンガF.C.にもJ2降格後は負けたことがありませんでしたが、
今節初めてJ2降格後に京都相手に黒星を喫しました。
開幕直後からのクラブ無敗記録を更新したり、
何かと「記録づくめ」な今季ですが、
悪いジンクスを破ることもあれば良いジンクスも破ってしまう、
なにかと「型破り」な今季のチームです。

追記2)
プロ初スタメンとなった三戸選手。
途中出場とはやはり違い、だいぶ体力を消耗したようです。
見せ場もあまり作ることができず、70分に交代となりました。
このような一つ一つの経験が、
三戸選手を大きく成長させるものと思います。
そして、三戸選手の成長は
新潟が昇格するためにも欠かせないと思います。
今節の経験も糧にして、
また日々のトレーニングに励んでほしいと思います。

追記3)
今季初の敗北から連敗となり、雰囲気が暗くなりがちですが、
私が好きな言葉に
「あきらめなければ、すべて途中経過」という言葉があります。
失敗が続いてあきらめてしまえば、当然そこで終了となり、
失敗がそのまま結果となりますが、
あきらめずにやり続け、いずれ成功することができれば
成功が結果となり、失敗し続けた日々は「途中経過」となります。
そして、「あの失敗があったから成功した」と思えることでしょう。
無敗記録と同様に、連敗もすでに過去の話。
大事なのは、ここからどうするか、です。
この連敗を意味あるものにするために、ここからどう這い上がるか。
今季のクラブの真価が問われていると思います。

2001年5月19日、ビッグスワンの柿落としとして
京都パープルサンガ(現 京都サンガF.C.)との一戦が
開催されました。
それから20年。
ビッグスワンには、様々な思い出が刻まれました。
J1昇格。そしてJ2降格。
クラブは、ビッグスワンと共に成長してきました。
これからもこの美しいスタジアムに感謝しつつ、
共に歩んでいきたいと思います。

京都で緊急事態宣言が発令されている中での試合となり、
今節はビジター席がない中での開催となりました。
京都サポーターがいないスタンドに対して、
京都の選手たちが一礼をすると、
新潟サポーターから拍手が自然と沸き起こりました。
試合開始前だけでなく、終了後も、です。
このような新潟のサポーターを、誇りに思います。
そして、このような状況下、新潟まで遠征してきてくれた
京都の選手、チームスタッフには本当に感謝しています。
サッカーは、相手がいなければできません。
次節の琉球戦も、ビジター席がない中での開催となります。
ピッチでは激しい戦いを繰り広げても、
ピッチを離れれば、お互いサッカー仲間。
お互い相手に対するリスペクトの精神をもって、戦っていきましょう。


順位チーム勝点試合得失
1京都サンガF.C.35151122261016
2アルビレックス新潟33151032321220
3FC琉球33151032251213
4ジュビロ磐田291592426197
5ヴァンフォーレ甲府281584321129
6FC町田ゼルビア251574420155
7V・ファーレン長崎21156361722-5
8モンテディオ山形201555514140
9ブラウブリッツ秋田201555513130
10ジェフユナイテッド千葉20155551516-1
11水戸ホーリーホック191561819181
12ツエーゲン金沢19155461617-1
13レノファ山口FC19155461113-2
14松本山雅FC18154651421-7
15東京ヴェルディ18155371928-9
16栃木SC17154561820-2
17ファジアーノ岡山16154471114-3
18ギラヴァンツ北九州14153571423-9
19ザスパクサツ群馬12153391121-10
20大宮アルディージャ11152581520-5
21愛媛FC11142571320-7
22SC相模原11142571020-10
新潟に続いて琉球も敗北。得失点差で新潟が二位となっています。
磐田、甲府は勝利し、上位陣に迫ってきています。
下位を見ると、北九州は大宮相手に勝利し、降格圏脱出。
一方、大宮は10試合連続勝利なしとなり、
未だ浮上のきっかけが掴めずJ3降格圏に沈んでいます。
愛媛と相模原の試合は、5/27(木)に行われます。
リーグ戦はまだ半分も消化しておらず、
昇格も降格も全然わかりません。

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