2021年11月13日(土)
2021明治安田生命J2リーグ 第39節
アルビレックス新潟 2 vs. 0 愛媛FC
入場者数:7,837人(デンカビッグスワンスタジアム)
晴れていたと思ったら、空が突然真っ暗になり
大粒の冷たい雨が強く降り注ぐ。
そんな日が多くなり、新潟の冬を感じます。
今節はホームに愛媛FCを迎えての一戦です。
愛媛FCは前節終了時点で降格圏の20位に沈んでおり、
何がなんでも勝ち点が欲しい状況です。
新潟は愛媛のパワーをうまくかわしながら、
ゲームを支配して勝利を掴みたいところです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、千葉選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、三戸選手。
ワントップは谷口選手です。
愛媛も新潟と同じくボールを保持しながら
攻撃を組み立てる戦術をとるチーム。
どちらがボールをより多く保持できるかが
一つの見どころとなります。
今までの反省から、試合開始後から
前への強い意識をもってボールを運ぶ新潟。
勇気をもった縦パスが一度弾かれても、
もう一度縦にパスをいれて果敢にゴールを狙います。
今節もなかなか枠内にシュートを蹴り込むことができず、
焦れる展開が続きます。
そんな中、飲水タイム明け後の前半31分、
コーナーキックから愛媛ゴール前がスクランブルとなり、
最後はロメロ選手が頭で押し込み、
新潟が5試合ぶりに先制に成功します。
先制点を奪いつつも、守りに徹することはせず
引き続き攻撃を組み立てて追加点を狙う新潟。
前半は1-0での折り返しとなりました。
前半は晴れ間が広がっていましたが、
後半になると空模様が急激に怪しくなって
大粒の雨がピッチに降り注ぎます。
そんな中でも、しっかりパスを回して
前半に続いて攻勢に出る新潟。
愛媛に何度かカウンターからピンチを迎えますが、
ゴール前は死守してゴールを許しません。
なかなか追加点も奪えない苦しい状況でしたが、
後半44分、愛媛のペナルティエリア内で
鈴木選手が倒され、これがPKの判定となります。
鈴木選手はそのままキッカーとなって
キーパーの動きをみながら冷静に流し込み、
新潟がリードを広げます。
その後も愛媛にシュートチャンスを与えてしまいますが、
基本的には新潟がボールを保持して流れを渡さず。
試合は2-0での勝利となりました。
愛媛相手に安定の戦いで、6試合ぶりの勝利。
ぶれることなく自分たちのサッカーを貫き、
勝利することができたのは大きいでしょう。
あとは、この戦い方で守備を固めるチーム相手に
いかに勝利するか。
引き続き、来季の昇格を掴むための新潟の模索が続きます。
追記1)
先制点をあげたロメロ選手ですが、
おそらく新潟の選手の中でボールへの反応が一番早い選手です。
シュートのこぼれ球を流し込んだり、
競り合いの中で空中に放たれたボールを押し込んだり、
そのようなゴールは今までの新潟にはみられなかった形です。
今季の新潟のこのようなゴールはすべてロメロ選手が決めています。
逆に言えば、ロメロ選手がいないとなかなか
このようなゴールは生まれることがありません。
ゴールには色々な形がありますが、
当然とにかくボールをゴールに入れることが大事であり、
そのためにはどのような手段でもかまいません。
流れの中から綺麗に決めるだけでなく、
数多くのゴールパターンをもっておきたいものです。
追記2)
PKをきっちり決めた鈴木選手は、これで今季8得点目。
チームトップは谷口選手の13点、
次いで高木選手の10得点となっています。
鈴木選手もあと2得点あげて10得点とすれば、
チームから3人の二桁得点者が現れることになります。
複数の大量得点者がいるということは、
それだけポゼッションサッカーが根付いてきた証とも言えます。
鈴木選手にはぜひ、残りの3試合で
2ゴール以上を目指して頑張ってほしいと思います。
追記3)
今節、首位の磐田は水戸に勝利して、J1復帰を決めました。
前線にルキアン選手という強力なフォワードが存在し、
中央では遠藤選手が君臨して多彩な攻撃を組み立てる。
今季のJ2リーグにおいて、
頭一つ抜けた実力をもっていたチームだと思います。
ここまでチームを引っ張ってきた鈴木政一監督が
体調不良等から退任されることとなったり、
ガンバ大阪からの期限付き移籍である遠藤選手の去就についてなど
来季のJ1での戦いにむけて気になる点もありますが、
圧倒的な力で昇格を決めた磐田がどのような活躍をみせるか、
来季が楽しみです。
磐田のスタッフ・選手・サポーターの皆様、
おめでとうございました。
昇格は次節まで持ち越しとなりました。
残り3試合。新潟は少しでも上の順位を目指しましょう。
そして、下位の方ですが、北九州が山口相手に殊勲の勝利。
大きい勝ち点3を獲得し、19位に浮上しました。
一方、松本は甲府相手に
お互いに得点を奪いあうシーソーゲームで敗北し、
なかなか最下位から脱出することができません。
そして、J3リーグでは
J2ライセンスを持たない宮崎がついに首位に立ちました。
J2リーグの19位となったクラブは
降格圏内ですが降格を免れる可能性もあり、
最後まで目が離せません。
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