2022年4月18日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第10節

022年4月17日(日)

2022明治安田生命J2リーグ 第10節

ファジアーノ岡山 1 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:5,471人(シティライトスタジアム)

満開となった桜も一気に散り始め、
季節の移ろいを感じさせる日々です。
今節は、アウェイでファジアーノ岡山との対戦です。
二連勝中ですが、未だ三連勝がない今季の新潟。
ここで勢いをつける勝利が欲しいところです。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
長谷川選手、田上選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右から高木選手、伊藤選手、本間選手。
ワントップは谷口選手です。

ピッチに水が撒かれず、ボールが走らない状況の中、
岡山の積極的な前線からのプレスを細かなパスでいなし、
本間選手を中心にチャンスを演出します。
そして前半12分、左サイド深く侵入した本間選手は
縦に切り込んで左足でクロス。
これをファーサイドで谷口選手が頭で合わせて、
新潟が先制に成功します。
その後も長くボールを保持する新潟ですが、
岡山の前線の選手目がけたロングボール攻勢を受けて、
セカンドボールが拾えずピンチを迎えます。
なんとか凌いでいた新潟でしたが、
前半29分、遂にゴール前のボールを押し込まれ、
同点に追いつかれます。
その後もなかなか前線でボールが収まらない新潟。
岡山の反撃に合いますが、
小島選手のビッグセーブもあって勝ち越しは許さず。
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半、流れは一気に岡山へ。
新潟はボールを跳ね返すのがやっとで、
セカンドボールも球際の争いもほぼ全て岡山に負けて
防戦一方の展開となります。
そんな中でも、何とか本間選手や谷口選手、
後半開始から出場した松田選手がボールを運びますが、
クロスの精度に欠いてシュートシーンを作れません。
岡山にシュートの集中砲火を受ける新潟。
しかし、集中した守りでゴールは死守します。
終盤、千葉選手が足をつって交代となるアクシデント。
それでも、交代出場した舞行龍選手が守備を固め、
ボールを跳ね返し続けます。
終盤の新潟はクリアするのが精一杯で、
自陣からのパス回しが全くできない状況に。
チームスタイルを捨てた戦いで
何とかタイムアップまで耐え凌ぐことができました。
今節は、1-1での引き分けとなりました。

もともと岡山は新潟が苦手とするチームの一つですが、
今節は今季もっとも長所が出せなかった試合になりました。
そんな中でも、アウェイで勝ち点1をもぎ取れたのは
一つの収穫かもしれません。
ここまで勝ち点をあまり伸ばせていないアウェイ戦。
上位に浮上するためにはアウェイでの勝ち点3奪取が必須なので、
岡山のようなチーム相手のアウェイでいかに勝利できるか。
引き続き、新潟のチームとしての進化が問われています。

次節は4月23日(土)、
ホームにV・ファーレン長崎を迎えての一戦となります。
調子をあげてきた長崎相手の激闘必至の戦いですが、
ホームではサポーターの声援を背に必ず勝利を掴みましょう。

追記1)
今節の新潟の得点は、本間選手の左足のクロスからでした。
左サイドから中に切り込んで
右足でのシュートを得意としている本間選手。
最近は中や右足を切られることが多く、
以前ほどの活躍ができない状況が続いていました。
その状況を打破するため、
左足を支えるようにするために特訓を重ねていた本間選手。
今季、初めて本間選手の左足のクロスから得点が生まれました。
そして、本間選手から谷口選手のゴールにつながったのも
今季初めてです。
本間選手が左足を強化すれば、
相手は右足だけを警戒するわけにはいかず、
ますます本間選手を止められなくなるでしょう。
今後も、本間選手の成長が楽しみです。

追記2)
今節、後半途中に足がつってしまった千葉選手。
今季はセンターバックを
田上選手、舞行龍選手と3人で回しており、
一人は先発から外れて少し足を休めることができています。
今節は気温も暑く、岡山の圧力に押される展開もあって
疲労は大きなものであったと思います。
昨季はほとんどの試合を
千葉選手と舞行龍選手の2人で回していたセンターバック。
そこに田上選手が加わったのはチームにとって大きなプラスです。
これから連戦となるJ2リーグ。
選手層の厚さを活かして、
上手に連戦を乗り切ってほしいと思います。


順位チーム勝点試合得失
1横浜FC261082020119
2FC町田ゼルビア18105321578
3東京ヴェルディ181053220146
4ザスパクサツ群馬17105231082
5ベガルタ仙台171052316151
6アルビレックス新潟16104421394
7大分トリニータ151043315132
8レノファ山口FC14103521293
9ファジアーノ岡山141035214122
10V・ファーレン長崎141042411101
11ツエーゲン金沢131034312111
12ロアッソ熊本13103431416-2
13ジェフユナイテッド千葉121033489-1
14ヴァンフォーレ甲府12103341417-3
15栃木SC1210334712-5
16徳島ヴォルティス1110181761
17ブラウブリッツ秋田1110325813-5
18いわてグルージャ盛岡1110325712-5
19モンテディオ山形101024416133
20水戸ホーリーホック9102351214-2
21大宮アルディージャ6101361019-9
22FC琉球5101271324-11
首位の横浜FCは今節も勝利して、
他チームを大きく引き離しています。
二位以下は混戦となってきました。
新潟としては、ひとまず昇格圏の二位に浮上したいところです。
一方、下位の方では大宮が今季初勝利を飾りました。
元Jリーグ副理事長である原博美氏がフットボール本部長に就任し、
組織として立て直しを図っている大宮。
どのクラブも、生き残るために必死です。

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