2022年10月3日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第39節

022年10月1日(土)

2022明治安田生命J2リーグ 第39節

モンテディオ山形 1 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:12,072人(NDソフトスタジアム山形)

10月になり、J2リーグもゴールが近づいてきました。
今節は、アウェイでモンテディオ山形と対戦します。
現時点で首位に立つ新潟。
周囲は「今節、新潟の昇格が決まる可能性がある」とか、
「昇格ラインは勝ち点いくつと考えられる」とか、
騒がしい状況となってきました。
スタジアムにも多くの観客が駆けつけるようになりました。
それら自体は嬉しいことだと思いますが、
選手やチームスタッフの方々には変わらず
目の前の自分たちの試合のことだけ考えて
戦ってほしいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、早川選手、田上選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、高選手。
中盤は、右から三戸選手、伊藤選手、イッペイ選手。
ワントップは鈴木選手です。

お互い、ボールを保持しながら攻撃を組み立てる
チーム同士の戦い。
そして攻守の切り替えも早く、
奪われてもすぐボールを奪い返して
相手のカウンターを防ぐのと同時に
二次攻撃、三次攻撃につなげて得点を奪いにかかります。
序盤は、山形の前線からのプレスを前に
なかなかボールを回せない新潟。
センターバックから前線へのフィードも少なく、
なかなか攻撃を組み立てられない時間帯が続きます。
山形のセットプレーが多くなっていた中、
前半34分、コーナーキックのこぼれ球を再び放り込まれ、
混戦の中で押し込まれて、山形に先制を許します。
その後もなかなかシュートチャンスすら作れない新潟。
前半はシュート0で終わりました。

後半、開始直後から小見選手、谷口選手を投入して
意識を変えてボールを前に進める新潟。
後半の初めこそ前半同様に
山形のプレスに苦しめられたものの、
さすがに次第に山形のプレスも緩くなったこともあり、
また新潟の選手たちの意識も変化して
右サイドからは三戸選手、
左サイドからは小見選手がどんどんしかけて
山形のゴールを脅かします。
ボールを奪われても素早く奪い返して
波状攻撃を繰り出し、ほぼ一方的に攻め続ける新潟。
なかなかゴールが割れない時間が続きましたが、
後半40分、谷口選手がペナルティエリア内で
ゴールを背に向けた状態でボールを受けると、
振り向きざまにシュート。
このシュートが山形のゴール隅に吸い込まれ、
終了間際に新潟が同点に追い付きます。
その後も山形を自陣に押し込んで攻め立てる新潟。
逆転のチャンスもありましたが、
最後のところで決め切ることができず。
今節は1-1での引き分けとなりました。

連勝が途絶えたことは残念ですが、
今節のようなチーム状況でアウェイの山形で
先制されながら勝ち点1を持ち帰ることができたのは、
プラスに考えていいと思います。
ただし、ときどき今節のような
前へ向かう姿勢が見られない試合をしてしまうのも事実。
優勝、昇格が目の前に近づいてきて、
重圧を感じている部分もあるのかもしれませんが、
この重圧の中でも普段通りの力を発揮する必要があります。
引き続き、周囲の声は騒がしくなってくると思いますが、
選手たちはむしろその重圧を楽しむくらいの気持ちで
戦ってほしいと思います。
優勝争いをしていないと味わえない重圧もあるので、
それを幸せなことだという思いを噛み締めて。

次節は10月8日(土)、ホームにベガルタ仙台を迎えます。
3位の岡山とは残り3試合で勝ち点差を9に伸ばし、
「次節、引き分け以上で他チームの状況関係なく昇格決定」
という状況まで辿り着いた新潟。
これで他チームの状況を気にすることなく
戦えるようになったわけですから、
一部では観客が3万人入るのではないかといわれている決戦で、
今シーズン見せてきた魅力的なサッカーを繰り出し、
ビッグスワンを歓喜の渦に包んでほしいと思います。

追記1)
谷口選手が今節のゴールで今シーズン9得点目となりました。
これで高木選手と並んで新潟のトップスコアラーになりましたが、
首位のチームで10点以上得点している選手がいないというのは
かなり珍しい状況なのではないでしょうか。
今シーズン、多くの選手が得点を奪っている新潟。
チーム戦術はここにも現れていると思います。
新潟はこの戦術のもとどんどん成長して、
どこからでも得点を奪えるチームになってほしいと思います。

追記2)
次節のホーム仙台戦は、
10/3現時点ですでに指定席が完売となっています。
観客動員数が伸び悩んでいた新潟ですが、
やはりそのポテンシャルは凄まじいものがあるようです。
今の魅力的なサッカーを見ることができれば、
またこれからもスタジアムに来たいと
思われるサポーターも多くなるのではないでしょうか。
そのために、大きな問題の一つとして店舗の少なさがあります。
コロナ禍で観客数が落ち込み、それを受けて以前よりだいぶ
飲食販売店の店舗数が少なくなっている新潟。
最近は店舗の前に大行列ができてしまい、
飲み物を買うだけでも30分以上並ばなければならない、
といった状況が続いています。
人気の食品を買うためには、
1時間以上並ばなければいけないかもしれません。
自前で食事や飲み物を持参して試合観戦に臨めば
そのような行列に悩まされることもないのですが、
やはりスタジアム観戦の一つは
スタジアムのグルメ、「スタグル」も楽しみの一つです。
それがなかなか楽しめないというのは、
やはり少し悲しい気がします。
最近は、モバイルオーダーを試験的に導入して
一部の商品は試合開始2日前までにオーダーすれば
並ぶことなく商品を受け取れるようになっています。
しかし、商品の種類は限られていることなど、
まだまだこのサービスも発展途上です。
スタジアムを訪れたサポーターに
よりよい楽しみが提供できるよう、
引き続きクラブには努力してほしいと思います。


2022明治安田生命J2リーグ順位表 (10月2日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟78392397683335
2横浜FC773922116584018
3ファジアーノ岡山693919128583721
4ロアッソ熊本64391713949418
5大分トリニータ633916158594613
6ベガルタ仙台593917814655510
7モンテディオ山形5638151112553916
8徳島ヴォルティス563911235433013
9ジェフユナイテッド千葉553915101439372
10V・ファーレン長崎55391510144648-2
11東京ヴェルディ523913131357552
12FC町田ゼルビア51391491649454
13ブラウブリッツ秋田49391310163445-11
14ツエーゲン金沢48391212155265-13
15レノファ山口FC47391211164849-1
16水戸ホーリーホック47391211164243-1
17栃木SC45391015142937-8
18ヴァンフォーレ甲府4239915154251-9
19ザスパクサツ群馬3939109202949-20
20大宮アルディージャ3838911184156-15
21いわてグルージャ盛岡343997233471-37
22FC琉球3139613203762-25
二位の横浜FCは勝利し、新潟との勝ち点差を1に縮めました。
首位の新潟と岡山との勝ち点差は残り3試合の中で9であり、
さらに得失点の差が14あるので、
かなり新潟は昇格に向けて優位な状況となっています。
下位の方は、依然として岩手と琉球が苦しい状況となっており、
琉球は次節にでも降格圏が決まってしまう可能性があります。
残り3試合。
昇格プレーオフ争いも含めて、最後まで目が離せません。

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