2023年4月3日月曜日

2023明治安田生命J1リーグ 第6節

023年4月1日(土)

2023明治安田生命J1リーグ 第6節

アルビレックス新潟 1 vs.    3 名古屋グランパス

入場者数:18,428人(デンカビッグスワンスタジアム)

4月に入り、新年度がスタートしました。
今年は桜の開花が全国的に観測史上最も早くなっており、
新潟にも満開な桜を楽しめる春が訪れました。
今節はホームに名古屋グランパスを迎えての一戦です。
前節の浦和戦の敗北の悔しさを払拭すべく、
好調の名古屋が相手ではありますが
ホームで勝利が欲しいところです。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
新井選手、舞行龍選手、早川選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右からダニーロ選手、伊藤選手、太田選手。
ワントップは鈴木選手です。
新潟の不動の守護神であり、名古屋ユース出身の小島選手は
誰よりも今節を楽しみにしていたと思いますが、
昨日の練習を途中離脱しており、
残念ながら出場は叶いませんでした。
練習を離脱していた藤原選手、高選手が復帰して
ベンチメンバーに登録されました。

じっくり構える名古屋に対し、
いつも通りボールを回しながら攻撃を組み立てる新潟。
なかなか決定機を作り出すこともできませんが、
名古屋が誇る強力3トップにもそれほど仕事をさせず、
膠着したゲームとなります。
そんな中、前半35分、ダニーロ選手のシュートのこぼれ球に
いち早く反応した太田選手が流し込み、
新潟が今節も先制に成功します。
このまま流れに乗りたいところでしたが、その直後、
前半36分、自陣でボールを失った舞行龍選手が
慌てて相手の足めがけてスライディングタックルをしてしまい、
これが一度はイエローカードが提示されるもVARの介入が入り、
オンフィールドレビューの結果レッドカードへと変更され、
新潟が前半のうちに守備の要である舞行龍選手を失いつつ、
10人での戦いを強いられる展開となりました。
鈴木選手に代えて田上選手を投入しつつ、
何とか前半はそのまま守り切って終了。
1-0での折り返しとなります。

後半、前半と同様に4バックで戦うことを選択した松橋監督。
新潟は後ろ向きでしかボールを奪うことができず、
前線も伊藤選手が孤立してボールを回すことができず、
一方的に名古屋に攻め込まれ、
クロスやシュートを打ち込まれるサンドバッグ状態となります。
失点も時間の問題と思われる中、
後半11分、遂に押し込まれて同点。
その後も防戦一方となる新潟。
何とか勝ち点1だけでもというサポーターの願いも虚しく、
後半35分、名古屋に逆転ゴールを許してしまいます。
もう攻めるしかなくなった新潟は
最後の力を振り絞って反撃に出ますが、
名古屋の硬い守備を崩すことはできず、
逆に後半アディショナルタイム、
カウンターから3失点目を喫してしまい、万事休す。
今節は1-3での敗戦となりました。

前節と同様に先制しながらも2試合連続での逆転負け。
先制点を取るまでは非常に良い流れですが、
そのあとの戦い方にはまだまだ課題がありそうです。
ただし、下を向いている時間はありません。
反省すべき点は反省しつつも、
顔を上に上げて前に進みましょう。

次節は4月9日(日)、アウェイでヴィッセル神戸と対戦します。
上位陣との戦いが続きますが、
この流れを打開すべく、次ゲームこそ勝ち点3を掴み取りましょう。

追記1)
今節、退場者を出してしまった新潟。
昨季は退場者を出すことなくJ2を制することができたため、
松橋監督にとっては初めての10人での戦いとなりました。
リードしている展開でもあったのだから、
5バックにして後ろの人数を増やした方が良かったのではないか、
鈴木選手を下げたのは前線でボールを回せなくなり
逆効果になってしまったのではないか。
様々な意見がありますが、これも一つの糧として
監督も選手もチームとしても成長してほしいと思います。
そして、何より違うと言えることは
この敗戦は舞行龍選手一人の責任ではない、ということ。
後半、あれだけ名古屋に押し込まれる展開を見ると、
果たして仮に舞行龍選手が退場とならなくても
勝ち切ることができたのか。
そこは疑問が残るところです。
なにより大事なのは、サッカーというのはアクシデントがつきもの。
そのアクシデントに対応する能力というのが必要になりますが、
今の新潟には残念ながらその対応能力は備わっていない、
と言えると思います。
退場となった舞行龍選手には、相手のこともあることなので
あのような不用意なプレーは今後は厳に慎んで欲しいとは思いますが、
それだけでなく他の選手や監督、チームスタッフも、
様々なアクシデントがありながらも、それを乗り越えながら
勝利を目指せる・掴み取れるチームになって欲しい。
切にそう願います。
サポーターにとっても非常に悔しい敗戦ですが、
このようなときこそクラブの力になるべく、
背中を押していきましょう。
まだまだ、J1リーグ戦は始まったばかり。
1試合1試合、学びながら成長していきましょう。

追記2)
今節、先制点を決めた太田選手はこれで今季4点目。
今季の数少ない新潟の新加入選手の一人の太田選手ですが、
チームへのフィットが早く、先発での出場も多く、
そして結果も出すという
素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれています。
なかなかチームの勝利につながっていないところが
本人ももどかしいところとは思いますが、
太田選手にはこれからもゴールを量産してもらいつつ、
新潟の良いところは全員が点をとれるチームということなので、
他の選手たちも太田選手に引っ張ってもらって
得点をあげていってほしいと思います。

スタジアム周辺は桜が美しい場所が多く、
花見で訪れていた人も多かったと思います。

天候も良く、気持ちいい日となりました。

名古屋からも多くの方にお越しいただきました。

雪山と桜のコラボが、新潟の名物です!


2023明治安田生命J1リーグ順位表 (4月1日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸15650112210
2名古屋グランパス136411826
3浦和レッズ126402862
4サンフレッチェ広島116321752
5アビスパ福岡116321642
6横浜F・マリノス106312871
7京都サンガF.C.96303871
8湘南ベルマーレ862221394
9FC東京86222651
10川崎フロンターレ86222880
10セレッソ大阪86222880
12アルビレックス新潟86222910-1
13鹿島アントラーズ76213871
14サガン鳥栖7621359-4
15北海道コンサドーレ札幌661321011-1
16ガンバ大阪36033715-8
17横浜FC26024614-8
18柏レイソル26024311-8
神戸が今節も京都に勝利し、順調に勝ち点を積み重ねています。
神戸に好調の名古屋、浦和が続きますが、
昨シーズンの覇者である横浜FMはまだ調子が上がりません。
同様に横浜FMと優勝争いを繰り広げてきた川崎も
最近のシーズンでは苦しいシーズンとなっていますが、
何とか今節は札幌相手に4-3という死闘の末に勝利を掴みました。
一方、下位の方ではガンバ、横浜FC、柏に依然として白星がなく、
昨シーズンのJ2に続いて得点を量産している
小川航基選手の力もあり(横浜FCの6得点のうち実に5点が小川選手!)、
得点数の差で横浜FCが最下位を脱出し、柏が最下位となっています。
なかなか初勝利も掴めないうちはその勝利が遠いところ。
ただし、1勝するだけで流れが変わることもあります。
しかし、その1勝が難しい、というのも事実です。
とにかく、次の試合での勝利を目指すのみ、です。


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