2023年5月8日月曜日

2023明治安田生命J1リーグ 第12節

023年5月7日(日)

2023明治安田生命J1リーグ 第12節

アルビレックス新潟 0 vs.    0 柏レイソル

入場者数:17,998人(デンカビッグスワンスタジアム)

ゴールデンウイーク最終日。
連休中の唯一の新潟のホームゲームでしたが、
朝から時折激しく雨が打ちつける日となりました。
今節は、ホームで柏レイソルとの一戦です。
柏レイソルとはルヴァンカップも含めて
先月から今月にかけて3試合目。
お互い手を知り尽くしてきた中ですが、
三連敗中の新潟にとっては
死に物狂いで勝ち点3が欲しい一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは高選手、星選手。
中盤は、右から三戸選手、伊藤選手、小見選手。
ワントップは鈴木選手です。

試合は、今季これまでの柏との対戦通り、
新潟がボールを保持しつつ、
柏は一瞬で仕留められる隙を探る展開となります。
最近の試合では、前線での横パスが多くシュートまで行けず、
中途半端な形でボールを失っては失点を重ねている新潟。
今節は心機一転、縦パスとシュートの意識を高くもって
柏ゴールを脅かします。
結果として、柏にファールで止められることも多く、
シュートやフリーキックが多くなり、
得点の匂いを感じさせてくれます。
前半11分、コーナーキックの流れから
鈴木選手がゴールに流し込みますが、
これはオフサイドポジションにいた藤原選手が
ボールに関わったとしてオフサイドの判定。
その後も、シュートはキーパーに防がれたり、
枠外であったりしてなかなかゴールネットをゆらせません。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も、流れはそのまま。
シュートまではなんとか結びつけますが、
なかなか柏ゴールを割ることができません。
1本のパスで柏に決定機を作られますが、
阿部選手のビッグセーブで柏にもゴールを許さず。
最後までどちらが1点を取ってもおかしくない展開でしたが、
結局どちらもゴールを奪うことはできず。
今節は0-0のスコアレスドローとなりました。

連敗は3で止めたものの、
ここ4試合で1得点と、深刻な得点不足となっています。
とはいえ、久しぶりに無失点で終えられたのも事実。
そんなに容易くゴールを奪うことができて、
簡単に勝利できるようならば苦労はしません。
今日のような勝ち点1が積み重なって重要になるものと思います。
松橋監督の言葉を借りれば、
「1ミリでも前に進めた」と思いましょう。

次節は5月14日(日)、ホームに横浜Fマリノスを迎えます。
横浜FMは昨季と同様に破壊的な攻撃力を武器に、
今季も序盤こそ少しつまづいたものの2位まで浮上してきました。
今の新潟のサッカーは、元横浜FMユース監督の松橋監督のもと
横浜FMのサッカーを手本にしたものと言っても過言ではありません。
新潟がどれほど横浜FMと戦うことができるか、
恐れもありますが楽しみで一杯です。
選手たちには自信をもって、
ホームのピッチで新潟のサッカーを魅せて欲しいと思います。

追記1)
前節は少し審判の判定のことで苦言を呈させていただきましたが、
今節も触れざるを得ない状況が発生してしまいました。
なんと、VAR機材が時間までに新潟に到着しないことになり、
今節の新潟vs.柏の試合に限ってVARを使わずに行われることになりました。
Jリーグ側からは
「今後同様の事象が起こらないよう再発防止に努めてまいります。」
とのコメントがありましたが、
結局なぜこのような事態になってしまったのかはまだ分からないままです。
そしてそんな中、前半11分、
新潟のゴールがオフサイドで取り消しとなったシーン。
オフサイドについては、確かにオフサイドポジションにいる藤原選手が
ボールをよけつつゴールに吸い込まれているので、
オフサイドの判定はおそらく正しいものだろうと思いますが、
その前に鈴木選手のヘディングが
相手選手の体から離れた手に当たって
止められているようにも見える現象が発生してしまいました。
人の目ではおそらく追いつけないので、
VARでしか確認できないものと思われます。
これがハンドとなるかどうかはわかりませんが、
いずれにせよ「VARがないことでの弊害」が起きてしまいました。
試合終了後の鈴木選手のコメント通り、
「ゴールを決めないと勝てない。最後の質にこだわりたい」と
選手たちは自分に矢印を向けて頑張ってほしいですが、
このような判定の積み重ねで勝ち点を失っていきかねないのは
非常に残念です。
人の手で行っている以上、どこかでミスはつきものですが、
そのミスを限りなくゼロに近づけられるように、
Jリーグにはしっかりと原因を分析して、
今後の対策を踏まえて公表して
サポーターに理解できるように努めて欲しいと思います。

大雨の中、試合開始前からスタジアムに響いた
「アイシテルニイガタ」のチャント。
チームが苦しい時こそ支えるのが、サポーターです。

柏も今季は非常に苦しいシーズンを送っていて、
新潟に勝るとも劣らない大声援で
選手を鼓舞していました。


2023明治安田生命J1リーグ順位表 (5月7日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸261282226818
2横浜F・マリノス2412732251312
3名古屋グランパス23126511688
3サンフレッチェ広島23117221688
5鹿島アントラーズ191261517134
6川崎フロンターレ181253415141
7アビスパ福岡18125341516-1
8浦和レッズ1795221385
9セレッソ大阪171252515150
10北海道コンサドーレ札幌161244425223
11FC東京15124351417-3
12京都サンガF.C.13124171519-4
13アルビレックス新潟13123451317-4
14湘南ベルマーレ111125419181
15サガン鳥栖11113261017-7
16柏レイソル1112255815-7
17ガンバ大阪7121471225-13
18横浜FC612138930-21
首位の神戸は今節も横浜FCに快勝し、首位を快走しています。
停滞していた鹿島、川崎はここにきて勝ち点を伸ばし、
上位に浮上してきました。やはり、地力はさすがです。
下位の方では、ガンバと横浜FCがまだ1勝と苦しんでいます。
下位グループに取り込まれつつある新潟。
現状を打破すべく、とにかく目の前の一勝がほしいところです。

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