2023年5月20日(土)
2023明治安田生命J1リーグ 第14節
サガン鳥栖 2 vs. 0 アルビレックス新潟
入場者数:7,265人(駅前不動産スタジアム)
最近まで寒い日が続いていると思っていたら、
一気に気温が上昇し、
真夏日となるような日もあるようになってきました。
熱中症で病院へ搬送される方も多くなっているようです。
スポーツ観戦される方なども、しっかり水分補給して
熱中症にならないようにご注意ください。
今節は、アウェイでサガン鳥栖と対戦する新潟。
前節、横浜FMに勝利した勢いそのままに、
白星を積み重ねていきたいところです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
新井選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、高選手。
中盤は、右から三戸選手、伊藤選手、高木選手。
ワントップは鈴木選手です。
いつも通り、後方からのパス回しで
攻撃を組み立てる新潟。
シュートチャンスも多く作りますが、
なかなかゴールを奪うことはできません。
最近続いている前半の失点は避けたいところでしたが、
前半11分、コーナーキックの一撃で先制点を奪われ、
今節も早い時間帯から追いかける展開となります。
その後も攻め続けて決定機を作り続ける新潟。
しかし、どうしてもゴールネットを揺らすことはできません。
前半はそのまま、0-1での折り返しとなりました。
後半、今節もひっくり返すべく士気を高めて臨む新潟。
前半と同様に鳥栖ゴールへと迫り、
何度も何度もシュートを放ちますが、
ことごとく外れてゴールを奪うことができません。
時間だけが過ぎていく中、後半35分、
鳥栖のコーナーキックを新潟が弾き返したところで
VARが発動。
新潟の選手がペナルティエリア内で
鳥栖の選手の頭を蹴ったということで、
鳥栖にPKが与えられます。
これを元新潟の選手である河田選手にきっちり決められて、
さらに点差を広げられて絶望的な展開となります。
それでも何とか反撃の狼煙となる1点を取りに行きますが、
今日はどうしてもゴールを奪うことができません。
最後まで多くシュートを放ちながらも無得点で終了。
今節は0-2での敗戦となりました。
自分たちのスタイルから何度もゴールに迫りながらも
無得点で終わってしまったことは非常に残念ですが、
このようなこともあるのがサッカー。
今節、新潟のシュート数が15本なのに対し、
鳥栖のシュート数はわずか4本。
鳥栖のコーナーキックは4本で、
そのうち2本を得点につなげられたことになります。
しっかり決め切ることができた鳥栖が
一枚上手だったということでしょう。
新潟がどこかで1点取れていれば
それだけで流れが変わっていた可能性もあり、
あとはとにかく決定機を作り続けること、
そして決定機はしっかりと決め切ること。
それを続けていくしかありません。
次節は5月28日(日)、ホームでガンバ大阪との一戦です。
ガンバは横浜FCと入れ替わって最下位に沈んでおり、
今節も横浜FMとの対戦で
横浜FMが退場者を出したにも関わらず
1点も奪うこともできず、
逆に横浜FMに得点を許してしまって敗戦。
これで5連敗と、非常に苦しいシーズンとなっています。
調子が悪いクラブに勝ち点3を献上することが多く、
「連敗中のクラブに優しい新潟」と
皮肉られることもありますが、
次節はしっかり勝利を掴んで
浮上のきっかけを作りましょう。
追記1)
VARの結果、鳥栖がPKを獲得したシーン。
その前に、試合が流れている中で
小見選手が相手選手の足をひっかけてしまい、
これがイエローカードの判定となりました。
そこで試合が止まったところでVARが発動し、
遡ってPKの判定となったわけですが、
ここで小見選手は
「先ほどのイエローカードは無効ではないのか」と
主審に問い詰めていたような感じでした。
確かに、例えばゴールネットが揺れたとしても
VARが発動してその前にファール等で
ゴールが取り消しとなることはよくありますが、
VARで遡った時点以降に生じたファールやカード等は
取り消しにはならないのでしょうか。
試合後のスタッツを見ると、
小見選手が警告を受けたという結果は変わっていないので、
おそらく取り消しにはならなかったようなのですが、
純粋に疑問に思いました。
VARの規程を見ると、VARで遡っても
「事象後にとられた必要な懲戒罰は
取り消されない」とあったので、
おそらく取り消しにはならないのだろうなと思いますが、
その理解でいいのかどうか?
ぜひジャッジリプレイ等で取り上げて
議論してほしいと思います。
それにしても、今季J1で
初のVARがある試合を経験している新潟ですが、
VARから新潟の選手が退場となったり
相手チームにPKが与えられたりすることが多く、
新潟がPKを獲得できたかもしれない事案にはなんと
VAR機材が新潟に届かずにVARが発動しないという、
あまりVARで「いい思い」をしていないように感じます。
しかし、判定自体は正当なものと思いますし、
新潟も神戸との戦いで後半アディショナルタイムに
劇的な勝ち越し点を奪われたと思いきや
VARでのオフサイド判定に救われる、ということもあったので、
別に「VARで新潟が損をしている」ということはないですが。
サポーターも選手も、VARに慣れていくしかないと思います。
横浜FMはガンバに勝利、名古屋は広島に勝利したので
その差が少し縮まりました。
下位の方では、横浜FCが川崎に勝利し、16位に浮上。
最下位に沈んでいた頃とは違って完全に調子を上げています。
一方で、ガンバは未だ1勝と非常に厳しい状況。
攻撃の形が作れず、後方からのビルドアップでのパスミスから
失点してしまうといったような試合が続いています。
そして、湘南も今節で4連敗と苦しくなっています。
町野選手を中心とした攻撃で
多くの試合で複数得点を奪っていた湘南ですが、
ここにきて4試合で3得点と大ブレーキ。
そしてここ4試合ではいずれも複数失点と、
厳しい状況となっています。
そして、新潟も無得点試合、複数失点試合が多くなっています。
サッカーは攻撃と守備が一瞬で切り替わるので、
得点のチャンスを逃してしまったときは
逆に失点のピンチになることも多いです。
失点を防ぐためにも、
「攻撃を完結させること」「決め切ること」は非常に重要です。
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