2023年11月13日月曜日

2023明治安田生命J1リーグ 第32節

023年11月11日(土)

2023明治安田生命J1リーグ 第32節

アルビレックス新潟 0 vs.    0 FC東京

入場者数:23,223人(デンカビッグスワンスタジアム

J1リーグも今節をあわせて残り3試合となりました。
今節は、ホームにFC東京を迎えての一戦です。
11月となり、雨こそ本降りではないものの寒さは厳しく、
最高気温が9℃の中で行われる戦いとなりました。
スタジアムに集まったサポーターは、
カイロにダウンジャケットなど、
冬の装いで観戦に臨みます。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、新井選手。
ボランチは高選手、星選手。
サイドハーフは右に松田選手、左に太田選手。
ツートップは谷口選手と鈴木選手です。
高木選手はベンチにも入っておらず、
堀米選手と同様に負傷したとの噂ですが真相は不明です。

新潟が苦手とするチームの一つ、FC東京。
新潟を率いていたアルベル監督は解任となり、
ますます選手の個の力を重要視するようなチームとなっています。
個の力で勝負をしてくるFC東京に対して、
まとめられた組織力で挑む新潟。
序盤はうまく相手をFC東京陣内へ押し込んで、
セカンドボールも回収して攻め続ける新潟。
このいい時間帯のうちに先制点を奪いたいところですが、
最後のパス、シュートに精度を欠いて、
ゴールに結びつけることができません。
すると次第にFC東京もペースを掴み始め、
新潟のパスミスを拾っては前線の強力な選手へボールを集めて
チャンスを演出します。
いつもFC東京との試合では
このような流れから失点してしまうようなイメージですが、
今節は最後のところでは防いで先制点を許しません。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も、自分たちの戦いが通用していることに自信を深めて
何度もチャンスを演出する新潟ですが、
どうしてもゴールを割ることはできません。
FC東京にはほとんどセットプレーからくらいしか
シュートチャンスを与えず、
しっかりと攻撃を組み立てて攻め続ける新潟ですが、
先制点が遠い今節。
次第に新潟はパスミスが多くなり、
FC東京に危険な位置でボールを奪われることも多くなりますが、
対するFC東京も新潟以上にパスミスが多く、
すぐさまボールを回収して攻め続けます。
三戸選手、小見選手、秋山選手、長倉選手を投入して
攻撃を活性化させたい新潟ですが、
それでも完全な決定機を作り出すことまでには至りません。
お互い決定力を欠いた試合は最後までスコアが動かず。
今節は0-0のスコアレスドローとなりました。

シュート数はFC東京の5本に対して、新潟は13本。
ほとんど新潟のペースで進めることができたゲームですが、
結果は引き分け。
悔しいドローゲームですが、FC東京との戦いは
いつもこのような展開で、一瞬の隙でゴールを奪われ、
敗北を喫している印象です。
むしろ、負けなくてよかったと言えるゲームです。
2試合連続で無失点で終えることができたのは良いですが、
得点力にかげりが見られる最近の新潟。
まもなく今季のJ1リーグも終了となりますが、
昨季のJ2リーグを制したときと比べて得点が大きく減少しています。
(昨年は42試合で73点、今年は32試合で35点。)
J1の強度の中、なかなか昨年程の得点力を
維持することはできていないということでしょう。
一人で決め切ることができるようなストライカーがいれば良いですが、
(昨季も含めて)今の新潟にはストライカーは不在であり、
来年はそのようなストライカーが来てくれればよいですが、
やはり現戦力でいかに得点パターンを増やしていくかが課題でしょう。

次節は11月24日(金)、アウェイで横浜FMと対戦します。
優勝の可能性を残し、死に物狂いで戦ってくるであろう
横浜FMと、彼らのホームでの今季ラストゲームです。
新潟もそれ以上のモチベーションで戦い、
一泡吹かせてやりましょう。

追記1)
J2リーグは一足先に最終節を迎えて、
2位だった清水が水戸相手に引き分けたのに対し、
3位の磐田と4位の東京ヴェルディはいずれも勝利し、
磐田は2位に浮上して逆転で自動昇格枠へ滑り込みました。
清水は東京ヴェルディにも抜かれて
4位で昇格プレーオフへ臨むこととなりました。
磐田は見事、一年でのJ1復帰となりました。
関係スタッフの皆様、サポーターの皆様、おめでとうございました!
不祥事から1年間の選手の獲得禁止という非常に厳しい処分が下り、
現有戦力で何とか戦っていくしかない中、見事に組織をまとめあげて
昇格を掴み取ることができたこと、本当に素晴らしいことだと思います。
J1の地で再び相見えることができること、楽しみにしています。
そして、昇格プレーオフは
東京ヴェルディ、清水、山形、千葉の4チームで戦うことになりました。
プレーオフを制したJ2クラブは、問答無用でJ1昇格です。
これもまた、激しい戦いになりそうです。

追記2)
今節のJ1リーグの大一番となった、浦和vs.神戸。
1点を先制した神戸に対し、
浦和も終了間際に1点を返して意地を見せます。
そして後半アディショナルタイム。
神戸陣内で獲得したフリーキックの際、
浦和のゴールキーパーの西川選手が
前線へ上がってパワープレーに出ます。
浦和のスコルジャ監督はこれを止めていたようですが、
その声はピッチに届いていたのか、定かではありません。
そして浦和のフリーキックは西川選手の頭を超えて
神戸のゴールキーパーの前川選手がキャッチ。
前川選手はすぐさま前線の大迫選手めがけて蹴り、
大迫選手は無人のゴールにしっかりとボールを蹴り込んで、
最後の最後に神戸が劇的な勝利を掴み取る、という結果となりました。
勝利しかない浦和が最後に
パワープレーに出るのは仕方なかったと思いますし、
その隙を逃さなかった前川選手と大迫選手はさすがの一言ですが、
それならばなぜ守備の選手は残して西川選手だけ上がったのか、
なぜフリーキックは前川選手にキャッチされるようなボールを蹴ったのか、
そしてなぜたやすく前川選手にキックさせることを許したのか
(このような場合、カード覚悟でキーパーの邪魔をするプレーは
後半アディショナルタイムではなくてもよく見られます)、
Jリーグサポーターの中で議題になっています。
そして、前川選手から大迫選手へのパスはハーフラインを超えており、
浦和の選手は全員がハーフラインの先にいたので、
この場合はハーフラインがオフサイドラインになり、
大迫選手はオフサイドだったのではないか、という議論もあります。
VARをチェックした上でゴールを認めていたので、
何かしらの手段でオフサイドでないことを確認した、
(あるいは、オフサイドとなる決定的な映像が確認できなかった)
ということになるのでしょうが、この点も不明です。
なかなかみられないプレーなので、
色々と議論が生まれることとなりました。
そして余談ですが試合の翌日、
浦和のスコルジャ監督が退任することが濃厚との報道が出ました。
もしかしたら、今回の一件も関与したのではないかと推測されます。
チームがまとまって、全員で同じ考え・方向性をもって戦うというのは
非常に難しいものだということが再認識されるようなプレーでした。


試合前に行われたエキシビジョンマッチ。
対象は小学5・6年生のスクール生です。
特に6年生は卒業間近。
これからも色々な形で、サッカーに携わってほしいと思います。

2023明治安田生命J1リーグ順位表 (11月12日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸65321985572829
2横浜F・マリノス63321967623725
3浦和レッズ543214126382414
4サンフレッチェ広島523215710382810
5名古屋グランパス5132149939336
6鹿島アントラーズ493213109413011
7セレッソ大阪49321541339327
8アビスパ福岡4832146123440-6
9川崎フロンターレ44321281247452
10アルビレックス新潟41321011113540-5
11FC東京4032117144043-3
12サガン鳥栖3732910134144-3
13北海道コンサドーレ札幌3732910135358-5
14京都サンガF.C.3432104183644-8
15ガンバ大阪343297163857-19
16柏レイソル3132613133044-14
17湘南ベルマーレ3132710153955-16
18横浜FC293278173055-25
首位の神戸は浦和相手に劇的勝利。
二位の横浜FMはセレッソに快勝し、追随します。
三位の浦和は神戸に敗北し、優勝の可能性が完全になくなりました。
一方、下位の方は横浜FCが鳥栖に勝利すれば、
湘南も名古屋に勝利し、最後まで意地を見せています。
そして次節は、横浜FCと湘南の直接対決。
横浜FCはこれに敗れてしまうと次節にも降格が決まる可能性がある反面、
湘南もこれに負けると最下位に転落する可能性があるという、
まさに生きるか死ぬかの戦いです。
柏だって、油断はできません。
見ている分には楽ですが、
関わっている方々にとっては本当に地獄だと思います。
最後まで、全力を出して戦い抜きましょう。

2023年10月30日月曜日

2023明治安田生命J1リーグ 第31節

023年10月28日(土)

2023明治安田生命J1リーグ 第31節

京都サンガF.C. 0 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:14,673人(サンガスタジアム by KYOCERA

本日の新潟は曇り空が広がり、
時折激しい雷雨が降り注ぐような天気となりました。
冬の訪れは確実に近づいています。
今節は、アウェイで京都サンガF.C.との一戦です。
京都の地は晴れ渡っていて、気温も20℃程度であり、
試合環境としては非常に良いのではないでしょうか。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、渡邊選手、新井選手。
ボランチは秋山選手、高選手。
サイドハーフは右に松田選手、左に太田選手。
ツートップは鈴木選手と高木選手です。

J2時代も含め、京都との戦いでは
「自陣でパス回しを展開する新潟」vs.
「強靭なフィジカルと高さで激しく戦う京都」と
異なる戦術のチーム同士のぶつかり合いということで、
熱戦を繰り広げてきました。
勝敗については、最近は
京都の方に分があるような印象になっています。
今節も、自陣でパス交換する新潟に対し、
京都は人数をかけた激しいプレスで襲い掛かります。
新潟はこれをかわすというよりは、
京都陣内のサイドにできた大きなスペースにボールを放り込み、
ここへ松田選手や太田選手が走り込んでチャンスを作る、
といった形で攻め続けます。
それでも、やはり自陣で京都の圧力に屈して
ボールを失うことも多く、
京都優勢の状況でゲームが進みます。
京都のお得意の形であるセットプレーも何度も生まれますが、
新潟はこれを弾き返し続けて耐え凌ぎます。
すると前半34分、新潟が京都陣内でフリーキックを獲得し、
これを高木選手が蹴り込むと渡邊選手が
相手選手に捕まえられて体勢を崩しながらも左足で合わせ、
京都陣内にボールを押し込み、
新潟が渡邊選手の今季2ゴール目で先制に成功します。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半、リードを奪われた京都は更に前線での圧力を加えて
ボールを奪いにきます。
新潟はその勢いをかわして逆に追加点を奪いたいところですが、
なかなか追加点を奪うことはできません。
それでも京都の攻撃を何とか防ぎ、
時計の針を着実に進めていきます。
終盤、高選手に代えて舞行龍選手を投入し、
藤原選手、デン選手、舞行龍選手、渡邊選手、新井選手で
5バックを形成して守りに徹する新潟。
といっても、ただ守るだけではなくデン選手や新井選手は
サイド深くまで侵入して攻撃を組み立てたり、
隙あらば追加点を狙います。
京都は前線に高さのある選手を揃えて
新潟の弱点でもあるクロスを放り込んで1点を狙いにきますが、
新潟は何とかこれを跳ね返し続けてタイムアップ。
今節は0-1での勝利となりました。

新潟が弱点とする強靭なフィジカル・高さ・
クロスやセットプレーからの得点を得意とする京都に対し、
攻められながらも無失点で勝利することができました。
今の戦い方を続けていくにあたって、
大きな自信になったのではないでしょうか。

次節は11月11日(土)、ホームでFC東京と対戦します。
ホームゲームも残り2試合。
最後まで上を目指して、戦っていきましょう。

追記1)
J1リーグの優勝戦線・残留戦線と同様に、
J2リーグも昇格戦線・残留戦線が激しくなっています。
そんな中、今節で今季のJ2リーグの王者が決まりました。
J1初昇格となるFC町田ゼルビアです。
町田は、サイバーエージェントの強力なバックアップのもと、
監督に高校サッカーの絶対王者である
青森山田高校の黒田監督を招聘し、
積極的な補強でチームを作り上げました。
ロングスローから得点を狙う戦術や、
試合終盤での露骨な時間稼ぎのプレーなどが槍玉に挙げられ、
時に「アンチフットボール」などと揶揄されましたが、
決められたルールの範囲内で勝利を目指すということは
決して非難されるものでもないと思います。
まして、それでJ1初昇格を決めたのですから、
本当に素晴らしいことだと思います。
町田の選手やスタッフ、関係者の皆様、
そしてサポーターの皆様、おめでとうございました!
町田は新潟が苦手とするチームの一つですが、
J1の舞台で戦えることを嬉しく思います。
お互い異なる戦術の元、
切磋琢磨していければと思っています。


2023明治安田生命J1リーグ順位表 (10月29日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸62311885552728
2横浜F・マリノス60311867603723
3浦和レッズ543114125372215
4サンフレッチェ広島513115610382810
5名古屋グランパス5131149838317
6セレッソ大阪49311541239309
7鹿島アントラーズ48311399402911
8アビスパ福岡4531136123239-7
9川崎フロンターレ43311271244422
10アルビレックス新潟40311010113540-5
11FC東京3931116144043-3
12サガン鳥栖3731910124041-1
13北海道コンサドーレ札幌363199135358-5
14ガンバ大阪343197153755-18
15京都サンガF.C.3331103183341-8
16柏レイソル3031612132943-14
17湘南ベルマーレ2831610153754-17
18横浜FC263168172754-27
首位の神戸は残留争い中の湘南相手にドロー。
横浜FMは福岡相手に完勝し、その勝ち点差が2となっています。
残留争いの方は、神戸相手に引き分けた湘南に対し、
最下位の横浜FCは札幌相手に敗北。
勝ち点差が2に広がっていますが、
1試合でひっくり返る可能性がある勝ち点差ではあります。
残り3試合。どちらも最後まで目が離せません。