2019年8月12日月曜日

2019明治安田生命J2リーグ 第27節

2019年8月11日(日)
2019明治安田生命J2リーグ 第27節
モンテディオ山形 2 vs.    0 アルビレックス新潟

入場者数:18,721人(NDソフトスタジアム山形)

本日は、「2019新潟県スポーツ公園フェスタ」が
デンカビッグスワンスタジアムで開催されました。
2019新潟県スポーツ公園フェスタ
その一環として、今節の山形でのアウェイ戦は、
デンカビッグスワンスタジアムで
パブリックビューイングが行われました。
同時に、本日は「新潟まつり」を締めくくる花火大会も
開催される日であり、
デンカビッグスワンスタジアムのコンコースからも
花火を見ることができるとのことで、
非常に楽しみな一日となりました。
「新潟まつり」公式ホームページ

本日は、試合前から遠征メンバーに
新潟の得点王であるレオナルド選手が選ばれていないことで、
多くのサポーターに動揺が広がりました。
今は、移籍シーズン真っ只中。
J1の松本に移籍するのではないか、
いや、同じくJ1の大分に移籍するのではないか、
色々な噂が飛び交いました。
試合後に、吉永監督が「体調不良」と仰っていましたが、
とにかく本日は、大事な上位との対決に
攻撃の中心であるレオナルド選手を欠く一戦となりました。

新潟のメンバーは、レオナルド選手のところには
矢野選手が入りました。
その他、前節のメンバーと変更点はありません。

試合は、相手にボールを保持させながら
鋭いカウンター攻撃を繰り出す山形のペースで進みます。
新潟はいつも以上にボールを保持する時間が長くなりますが、
レオナルド選手の欠場もあってか、
硬い山形の守備を相手に有効打を打つことができません。
そして、前半43分、山形が一瞬の隙をついて
新潟のディフェンスラインの裏に抜け出した選手にパスを通し、
この折り返しをセンターで合わせられて、山形が先制点を奪います。
ディフェンスラインの裏に完全に選手が飛び出してから
パスが出されたようにも見えましたが、判定はオンサイド。
誤審かもしれませんが、一番の問題は、
渡邉新太選手も試合後に語っていたように、
オフサイドと思って(セルフジャッジして)新潟の選手たちの
動きが止まってしまったことでしょう。
審判が笛を吹くまでは、動きを止めてはいけない。
サッカーの基本ではありますが、
どうしてもこういう場面でその基本がおろそかになってしまいます。
ふわふわした状態のまま、前半は終了。
0-1での折り返しとなりました。

後半、新潟はシルビーニョ選手、本間至恩選手を投入する「2枚替え」を行い、
攻勢を強めます。
山形は、ファール覚悟で新潟の攻撃を止めにかかります。
あまり審判がファールをとらないこともあってか、
お互いにヒートアップし、球際での争いが激しいのはもちろん、
ボールと関係ないところでもユニフォームが引きちぎれるくらいに引っ張ったり、
胸ぐらをつかんだりとケンカのような様相になってきます。
それでも、審判はほとんどファールをとることなく、
お互いの熱い気持ちがおかしな方向へ向かったまま、時間が過ぎていきます。
試合は、後半65分、山形が追加点を奪い、勝負あり。
2枚替え後も全く攻撃に迫力を持たせることができない新潟は、
枠内シュートすらほとんど打つことができず、試合終了。
試合は0-2で、山形の勝利となりました。

1失点目については、試合後に吉永監督も「審判のジャッジも含めて、
確認させてもらう」と仰っていましたが、オフサイドなのかもしれません。
それでも、やはり審判の笛が吹かれる前に動きを止めてしまってはいけません。
新潟も、このような審判のジャッジに助けられたことも多くあります。
誤審については、それで利益を得た方も不利益を得た方も
お互いがあまりいい気分になるものではないので、
審判の全体的なジャッジのレベルを上げてもらいたいのは山々であり、
そのために試合後にチームが
審判団に意見を求めるなどの行為は必要とは思いますが、
選手たちには笛が止まるまではプレーを続けて欲しいと思います。
ただし、本日は、新潟の選手も山形の選手も熱くなり過ぎてしまい、
ボールと関係ないところで乱闘騒ぎのようになっているにも関わらず、
審判が全くコントロールできていないことは残念でした。
「審判がファールをとらないのならば、これぐらいはいいのだろう」と判断し、
相手を挑発したり、時には手を出したりするのは
試合に勝つという点では重要なのかもしれません。
本日の試合を見ると、
「ボールと関係ないところで相手に掴みかかってもノーファール」
という印象であり、
「なぜ、これがファールでないのか」を、
たとえばサッカーをやっている子供に説明するのが非常に難しいような状況でした。
本日は夏休みで、お盆休みに入ったこともあり、
多くの子供たちがスタジアムで、
あるいは自宅で観戦したものと思います。
「審判がファールをとらなければファールではない」
「審判が見ていないところでは何をやってもよい」
このような部分は、日本人に足りない「マリーシア」として知られており、
「だから日本は世界で勝つことができない」として、
日本と世界との差の部分として強調されることが多い部分ですが、
これらの意識を子供の頃から植え付けることが、
果たして指導としては良いことなのでしょうか。
子供たちに楽しくサッカーをしてもらいたいと思っている一人として、
そういう意味では非常に残念な試合でした。
選手たちは、勝つために様々な手段を行うのは当たり前のことです。
大事なのは、審判がそれをファールのライン引きを含めて
しっかりコントロールすることではないかと思います。

次節は、8月17日(土)、ホームでファジアーノ岡山と対戦します。
新潟の「勝負の夏」は、強豪との戦いが続きます。
選手たちには、一戦一戦での勝利を目指して、
変わらず熱い気持ちを持って戦って欲しいと思います。

アルビレックス新潟公式サイト 第27節

順位チーム勝点試合得失
1柏レイソル55271674401822
2京都サンガF.C.51271494432617
3大宮アルディージャ492713104382216
4モンテディオ山形46271377322111
5横浜FC45271368422913
6水戸ホーリーホック452711124311912
7ヴァンフォーレ甲府43271278412714
8ツエーゲン金沢40279135342212
9ファジアーノ岡山402711793135-4
10アルビレックス新潟37271071044359
11V・ファーレン長崎3727114123738-1
12徳島ヴォルティス3727107103334-1
13東京ヴェルディ372791083639-3
14愛媛FC322795132933-4
15FC琉球312787123748-11
16レノファ山口FC302786134046-6
17ジェフユナイテッド千葉302779113341-8
18アビスパ福岡272776142742-15
19FC町田ゼルビア262768132545-20
20鹿児島ユナイテッドFC242673162844-16
21栃木SC2327411122237-15
22FC岐阜202655162446-22

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