2019年8月7日水曜日

長岡まつり大花火大会2019

今年も、8月1日(木)〜3日(土)にかけて、
長岡まつりが開催されました。
長岡市は、昭和20年8月1日、
B29大型爆撃機の来襲により、
1,488名の一般市民の命が奪われました。
その翌年、昭和21年8月1日より「長岡復興祭」が始まり、
今の「長岡まつり」に受け継がれています。
長岡市「長岡まつり2019」ホームページ

今年は、8月1日(木)は「平和祭」として、
大民謡流しや慰霊神興渡御が行われました。
8月2日(金)は「ふれあい広場」、
3日(土)は「わんぱくおまつり広場」が開催され、
多くの人が楽しめるイベントが開催されました。

悠久太鼓。暑い中、大きな声・音が響いていました。


アルパカもいました。暑い中で心配でしたが、
テント内にはミストが設置されていて涼しそうでした。

そして、8月2日(金)、3日(土)の2日間にかけては、
全国に知れ渡った「長岡大花火大会」が開催されました。
今年は金・土曜日と長岡まつりの日程が週末と重なった影響からか、
二日間で過去最多の108万人の観覧者数だったと発表されました。

多くの人で賑わったことは大変嬉しく思いますが、
今回は花火大会会場の「チケット問題」が発生してしまいました。
新潟日報モア「長岡花火 販売方法の改善求める声」2019.7.17

今までは市民枠として7割のチケットを長岡市民向けに販売していましたが、
市民のキャンセルが多数発生したことから、今年は市民枠は設けず、
一般販売のみとしました。
ネットを使えない人や市民が買いやすいようにと実施した窓口販売(先着順)は、
販売前日から抽選で外れた人たちなどで殺到し、
安全面から急遽整理券を配ることとなり、
販売予定時間の2時間前に整理券の配布が終了してしまいました。
例年は市内からの応募が6割とのことですが、
今年は市外からの応募が6割と逆転したとのことです。

長岡大花火大会は全国的にも有名になりましたが、
長岡まつりは、ただ単に美しい花火を打ち上げる大会ではなく、
前述のように空襲で亡くなった方への慰霊や平和への願いが込められています。
海外・県外から多くの方に集まっていただけるのは大変嬉しいことですが、
長岡まつりが花火大会の部分のみ切り取られ、
ただの「観光資源」として広まっていき、
長岡市民は見ることもできなくなってしまうという事態は、
残念な気持ちがあります。
市には、市民も県外から来られる方にも満足していただけるよう、
どのような方法で抽選を行っていくべきなのか、
考えてほしいと思います。

今年も、花火大会は2日間とも天気にも恵まれ、大変美しかったです。
花火師の方々、花火財団の方々、開催に関わった多くの方々、
お疲れさまでした。ありがとうございました。

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