2019明治安田生命J2リーグ 第25節
FC町田ゼルビア 3 vs. 3 アルビレックス新潟
入場者数:4,092人(町田市立陸上競技場)
今節は、アウェイの平日のナイターゲームです。
対戦相手は、FC町田ゼルビア。
前半も唯一の平日のナイターゲームの対戦相手は、
同じくFC町田ゼルビアでした。
偶然でしょうか。何かあるのでしょうか。
先日、キャプテンの加藤大選手と
地元の長岡市出身である川口尚紀選手の、
それぞれアビスパ福岡、柏レイソルへの期限付き移籍が発表されました。
ほぼ毎年のようにキャプテンの移籍が続いている新潟ですが、
今年もキャプテンに任命された加藤選手が
早々にチームを離れることになりました。
しかも、二人とも同一カテゴリーのJ2リーグのチームへと
移籍することになりました。
契約により新潟との試合には出場できませんが、
他チームとの試合では力を発揮することでしょう。
二人とも、開幕からはスタメン出場が続いたものの、
監督交代もあってか途中からはサブに回ることが多かった選手です。
サッカー選手の選手寿命は短いということは知っています。
それでも、
「サブになったらキャプテンだろうが、すぐ移籍してしまう。」
この流れは、なんとかならないものでしょうか。
今のスタメンである程度の結果は得ることができていますが、
J1復帰のためには今のスタメンの11人以外の力が必ず必要です。
J1復帰のためには今のスタメンの11人以外の力が必ず必要です。
新キャプテンには、カウエ選手が選ばれました。
とにかく、今は残ったメンバーで戦っていくしかありません。
中三日での試合にも関わらず前節と全く同じメンバーでした。
よっぽどサブメンバーとの力の差があるのでしょうか。
連戦のときこそ、みんなの力が必要になるのですが。
試合は、前半は新潟が猛攻を仕掛けます。
何度か得た決定機を外しましたが、それでも前半39分、
チームアシスト王である渡邉新太選手のパスを受けたレオナルド選手が
ゴール隅に綺麗にシュートを流し込み、新潟が先制点を奪います。
前半終了間際にも、コーナーキックから大武選手のドンピシャヘッドが決まり、
前半は2-0での折り返しとなります。
2点リードという有利な状況ではありますが、
「前半は一方的な展開で2点を取って折り返す」という状況は、
悪夢のホーム愛媛戦(前半2得点→後半3失点し逆転負け)が
少し頭をよぎります。
後半。町田は選手を一気に2枚代えしてきます。
「後半開始からの選手2枚代え」に極端に弱い新潟。
今節こそ2点をリードしたチームとしての戦いを見せて欲しいところですが、
町田が強力な圧力をかけて新潟のゴールへと迫ってきます。
新潟はボールを回収しても前線に大きくボールを蹴りだすだけで、
新潟陣内だけで試合が進んでいきます。
そして、後半53分、64分と立て続けに失点して同点に追いつかれ、
その後も連戦の疲れからか出足が鈍く、
球際では競り負け、セカンドボールも全く回収できず、
町田が一方的に攻め続けます。
そして、後半75分、遂に町田に逆転ゴールを許します。
ゴールを奪うことからすら離れていた町田に、立て続けに3失点。
喜びが爆発する町田のホームスタジアム。
「また、前半のうちに2点を取っておきながら逆転負けするのか・・・」
そんな不安を打ち消したのは、ベテランの矢野選手でした。
途中交代で入ってきた矢野選手は獅子奮迅の活躍で、
なんとかボールを前線へ運んで同点ゴールを狙います。
そして、後半84分、コーナーキックから矢野選手が
ヘディングでボールを押し込み、新潟が同点に追いつきます。
その後、同じく途中交代で入った本間至恩選手も
切れ味鋭いドリブルで再逆転ゴールを狙いますが、
町田からゴールを奪うことはできず。
一方、逆転してからは圧力を弱めた町田も、
同点に追いつかれてからは再び勢いを出すことはできず。
試合は3-3で終了となりました。
一度は逆転した町田も同点に追いつかれ、
負けたような気分かもしれませんが、
前半に2点を奪っておきながら、
しかも今季は「悪夢のホーム愛媛戦」という反省がありながら、
またしても2点のリードを有効に生かすことができなかったということで、
新潟に対するダメージもかなりのものです。
今節は、前節中盤で何度も素晴らしいボール奪取を繰り返していた
戸嶋選手、カウエ選手は特に出足が鈍く、
後半は中盤でボールを回収することがほぼ全くできない状態となりました。
そんな中でも、矢野選手が諦めずに同点ゴールを叩き込んだのは
大いに評価できることです。
後半に躍動したのは矢野選手、本間選手という途中からピッチに入った選手たちで、
やはり特に連戦では多くの選手の力が必要になるものと思います。
あれだけ弱点だったセットプレーからは失点することがなく、
逆にセットプレーから2得点をあげることができたのも
大いに評価できることでしょう。
新潟のセットプレーでの得点率はJ2リーグ随一となっています。
それでも、「3点取っても勝ち点1しか獲得できない」状況では、
とてもJ1復帰を目指すことはできません。
次節は、8月4日(日)、ホームで徳島ヴォルティスと対戦します。
夏休みということで、子供たちも多くスタジアムに駆けつけることでしょう。
三連戦の最後で、体力的にはきつい試合になると思いますが、
再び上昇気流に乗っていけるように、頑張って欲しいと思います。
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