2020年10月2日金曜日

2020明治安田生命J2リーグ 第23節

2020年9月30日(水)

2020明治安田生命J2リーグ 第23節

FC琉球 0 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:695人(タピック県総ひやごんスタジアム)

今節は、コロナ禍でなければ多くの新潟サポーターが
観光もかねてアウェイ遠征していただろうと思います。
今節は、アウェイでFC琉球と対戦します。
今季のFC琉球は、順位こそ下位に沈んでいますが、
大宮相手に5-0で勝ったり、松本相手に6-1で勝ったりと、
「波に乗らせたら恐ろしいチーム」となっています。

今節の新潟のフォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは、小島選手。
ディフェンスラインは、右から
新井選手、マウロ選手、舞行龍選手、荻原選手。
ボランチは、福田選手、島田選手。
サイドハーフは、高木選手、本間選手。
ツートップは、シルビーニョ選手とロメロ選手です。

前半、序盤から新潟が猛攻をしかけます。
ポゼッションサッカーを得意とする琉球に対し、
相手陣内で強力なプレスをかけ、
琉球陣内からボールを運ばせない状況を作り、
ボールを奪ってはシュートまでつなげて攻めます。
そして前半5分、コーナーキックのこぼれ球を
最後はロメロ選手が体ごと押し込み、
新潟が早い時間帯に先制点を奪います。
その後も追加点をとるべく猛攻を続ける新潟ですが、
追加点を奪えないまま飲水タイムの辺りになると、
新潟の前線からのプレスも緩み、
それまではシュート0本に抑えられていた琉球が
ボールを保持して新潟のゴールに迫る時間も出てきます。
新潟は高い集中力をもって守り切り、
琉球もその後は新潟に失点を許すことなく、
前半は1-0での折り返しとなります。

後半、開始時点で新潟は4枚の交代カードを切ります。
連戦続きで疲労も蓄積していることもあると思いますが、
特に驚いたのは舞行龍選手をベンチに下げたことです。
さらに、交代となって入った堀米選手のポジションは、
本来のサイドではなく、なんとトップ下。
相手のボランチの選手に自由を与えないための策だったようですが、
アルベルト監督は今までの試合では見られなかった戦術をとりました。
後半は、リードを許している琉球が攻撃に圧力を加えて、
新潟のゴールに襲いかかります。
今節も小島選手と1vs1の場面も作り出されてしまいますが、
本当に1vs1に強い小島選手は今日も守護神として立ちはだかり、
琉球に同点ゴールを許しません。
新潟も、ファビオ選手のシュートなど追加点を奪える機会がありましたが、
追加点は奪えないまま時間が過ぎていきます。
最後、追加点を奪うことよりも冷静に時計の針を進めることを選択し、
相手陣内でボールをキープ。そして、タイムアップ。
後半は耐える時間が多かった新潟ですがみごとしのぎ切り、
1-0での勝利を掴み取りました。

試合内容としては、良かったのは前半の25分くらいであり、
あとは琉球のペースだったと思いますが、
そのような試合でもとにかく勝つことが当然ですが一番大切です。
自分たちの時間を多く作るのも大事ですが、
相手が優勢の時間もあるのがサッカーなので、
自分たちが優勢なうちにいかに得点を決められるか、
相手に攻め込まれている時間帯をいかにしのぐか、も大切なことでしょう。
当然、今節の試合内容に満足している選手はいないと思います。
ただ、このような内容でも勝ち切ったことは大きな自信としてもらって、
引き続き一試合一試合での勝利を第一目標としつつ、
そのために試合内容にもこだわって励んで行って欲しいと思います。

次節は、10月4日(日)、ホームでFC町田ゼルビアと対戦します。
今節を反撃の狼煙として、ここから連勝を続けていきましょう。

追記1)
第20節の徳島ヴォルティス戦で負傷した渡邉新太選手は、
右足第5中足骨骨折の診断で、手術を受けました。
全治は約3ヶ月ということで、今季の復帰は厳しい状況です。
チーム得点トップスコアラーの渡邉新太選手の離脱は非常に痛いですが、
このような時こそ、
今まで試合で活躍できなかった選手に奮起してもらいたいです。
そして、渡邉新太選手も1日でも早く
ピッチに戻ってきてくれることを期待しています。

追記2)
不振が続く松本山雅の監督が交代となり、
そしてこの原稿を書いている10月2日、
磐田も監督の交代を決断しました。
ちなみに、磐田の次期監督は新潟の監督も務めた鈴木政一氏のようです。
監督交代は奮起につながることもありますが、
一方でそれまで積み重ねてきたものがゼロになる可能性もあります。
新潟も、決して満足なシーズンを送っているわけではなく、
監督交代を望む声もゼロではないと思います。
ただし、アルベルト監督が着任される際、是永社長は
「J3リーグへの降格圏に沈んでしまうなど、よっぽどのことがなければ
長期的にアルベルト監督にお願いしたいと思っている」旨を伝えています。
今まで、お家芸のように毎年監督交代・キャプテン交代を続けてきた新潟。
そして、その結果得たものは決して多くないと思います。
一サポーターとしては、ぜひアルベルト監督には長期的な目線で、
新潟に「勝者のメンタリティ」を根付かせてほしいと思っています。


順位チーム勝点試合得失
1徳島ヴォルティス47231454371819
2ギラヴァンツ北九州45231436362412
3アビスパ福岡4323134626197
4V・ファーレン長崎4023117530246
5ヴァンフォーレ甲府3623812331256
6京都サンガF.C.352398628244
7アルビレックス新潟3423810531274
8栃木SC332396822211
9東京ヴェルディ322388726224
10大宮アルディージャ32239592327-4
11ツエーゲン金沢312387832311
12ジュビロ磐田302379732284
13水戸ホーリーホック302386938353
14ジェフユナイテッド千葉3023931128262
15FC町田ゼルビア302379724240
16モンテディオ山形292378825232
17ファジアーノ岡山272376102024-4
18FC琉球232365123239-7
19レノファ山口FC222364132639-13
20愛媛FC212356122229-7
21松本山雅FC202348112137-16
22ザスパクサツ群馬192361161943-24
福岡はまた連勝を一つ伸ばし、これで8連勝。
首位の徳島こそ勝利したものの、北九州・長崎は今節も勝利できず、
J2リーグは大混戦になっています。
新潟は、昇格圏の北九州と11差。
まだまだ、諦めるわけにはいきません。
とにかく目の前の試合に集中して勝ち続けるのみ、です。

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