2020年10月19日月曜日

2020明治安田生命J2リーグ 第27節

2020年10月18日(日)

2020明治安田生命J2リーグ 第27節

水戸ホーリーホック 1 vs.    3 アルビレックス新潟

入場者数:3,166人(ケーズデンキスタジアム水戸)

所属選手の酒気帯び運転騒動に揺れる新潟ですが、
試合は続きます。
今節はアウェイで水戸ホーリーホックと対戦します。
戦う選手たちも集中力を保つのが厳しい状況とは存じますが、
試合には集中して勝利を掴んでほしいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは、小島選手。
ディフェンスラインは、右から
田上選手、マウロ選手、舞行龍選手、早川選手。
ボランチは、福田選手、島田選手。
サイドハーフは、大本選手、本間選手。
トップ下が高木選手で、
ワントップは鄭大世選手です。

試合は、新潟がボールを保持する展開となります。
序盤は水戸のプレスをかわして攻撃を組み立てますが、
中盤以降は水戸の圧力の前にボールを失い、
ピンチを招くシーンも見受けられるようになります。
それでも、今節も小島選手のビッグセーブもあり、
水戸に先制点は許しません。
再びボールが回せるようになってきた終盤、
後半40分、コーナーキックをマウロ選手が頭で合わせて、
新潟が先制に成功します。
その後、水戸に少し攻め込まれますが、耐え凌ぎ、
前半は1-0での折り返しとなります。

後半、J2リーグトップを誇る水戸の攻撃力が鋭さを増し、
強力なプレスで新潟を陣内に釘付けにします。
新潟はボールを奪っても、ボールの出しどころがなく、
すぐに水戸に奪い返されて二次攻撃、三次攻撃を受けます。
防戦一方となった新潟は、
中島選手、堀米選手、ロメロ選手を投入して
水戸の攻撃を食い止めにかかります。
水戸にも疲れが見え始めてきた中盤、
後半75分、水戸陣内でパスミスを回収した中島選手が
右足のシュートフェイントから左足を振り抜き、
得意のミドルシュートが水戸のゴールに突き刺さって
新潟が待望の追加点をあげます。
その後も水戸の激しい攻撃は続き、
何とか耐え忍んでいましたが、
後半90分、ついに水戸にゴールを割られてしまいます。
1点差となり、更に攻撃を強める水戸。
しかし、後半ロスタイム、水戸陣内でのパスミスを見逃さず、
ペナルティエリア内でボールを回収した福田選手を
相手選手が後ろから倒してしまい、PKを獲得。
これを中島選手が豪快に蹴り込んで、決定的な3点目をあげます。
そして、試合終了。
今節は、3-1での勝利となりました。

ピッチ外での騒動があり、
選手たちは練習についても集中を保つのが
難しい環境であったと思いますが、
今節は素晴らしい試合を見せてくれました。
2点目、3点目は水戸のミスから得た得点ですが、
これは新潟のパス回しで水戸の選手に疲労を蓄積させ、
そして前線でボールを追い回し続けた結果であり、
新潟のサッカーがもぎ取った得点といっていいと思います。
そして、それを決めきる決定力。
今節は、新潟のシュートは10本でしたが、
その10本はいずれも枠内シュートとしてカウントされていました。
当然ですが、シュートは枠内に飛ばさないと絶対に入りません。
今後も、チャンスを決めきる力は必ず必要となるでしょう。

次節は、10月21日(水)、
ホームでファジアーノ岡山と対戦します。
連戦の中、お互い中2日で迎える非常に厳しい日程での試合です。
新潟は、中2日の試合は内容・結果ともに伴わないことが多く、
今節は試合に出ることができなかった選手がいかに活躍できるかが
ポイントになりそうです。
引き続き、目の前の試合に勝利することだけを考えて、
戦い抜いて欲しいと思います。

追記1)
首位の徳島が敗北し、福岡が今節も勝利したため、
ついに福岡が首位となりました。
一時は17位だった福岡の大躍進には目を見張るものがあります。
一方、一時は昇格圏にいた長崎、北九州は明らかに失速しており、
3位、4位に下がっています。
J2リーグは残り15試合。
まだまだ、何が起こるかわかりません。
新潟にしても、連勝を伸ばせる可能性がないわけではありませんし、
連勝の先には昇格が見えてくることでしょう。
首位となった福岡だって、盤石というわけではなく、
勝利を逃すことで順位を下げる可能性もあり、
引き続き一戦一戦必勝が求められる状況は変わりません。
とにかく、一試合一試合、自分たちの試合だけに集中して
勝利していくことが重要だと思います。

追記2)
酒気帯び運転騒動の原因となってしまった
ファビオ選手、マンジー選手に対する処分については、
本日の臨時取締役会で処分が下されることになります。
その後、是永社長が記者会見を開くことが発表されています。
公表が遅れた可能性があること、
発覚後も該当選手を試合に出場させていたことについて、
クラブに対してJリーグ側から何らかの処分が下されるかどうかは
まだわかりません。
そんな中、その件についてコメントが求められる選手たちですが、
マウロ選手が試合後の取材において、
二人の選手に向けて温かい言葉を発信していました。
内容についてはここには詳細に記載しませんが、
色々な想いが込められたメッセージであると思います。
同じ外国から遠く離れた日本で戦う仲間同士、
思うところは多くあると思います。
舞行龍選手も、アルビレックス新潟というクラブに対する想いについて
語っていました。
この件についてはどのような形となるかはわかりませんが、
残された選手たちは必死に戦っています。
必死で戦ってくれる選手たちがいる限り、
我々は応援し続けていきたいと思っています。


順位チーム勝点試合得失
1アビスパ福岡55271746322012
2徳島ヴォルティス52271575412021
3ギラヴァンツ北九州4727145838299
4V・ファーレン長崎4727138635287
5アルビレックス新潟43271110638308
6ヴァンフォーレ甲府42271012535314
7東京ヴェルディ3927109833258
8モンテディオ山形3827108930264
9ツエーゲン金沢3827108940364
10京都サンガF.C.3827108931301
11ジュビロ磐田372791083430
12水戸ホーリーホック3527981045387
13栃木SC352798102223-1
14FC町田ゼルビア352781182930-1
15ファジアーノ岡山352798102225-3
16大宮アルディージャ342797112430-6
17ジェフユナイテッド千葉322795132932-3
18FC琉球272776143344-11
19レノファ山口FC262775153147-16
20ザスパクサツ群馬262782172143-22
21松本山雅FC2527510122640-14
22愛媛FC222757152335-12
福岡は今節も勝利して、これで12連勝。勢いが止まりません。
徳島は2位に後退し、新潟との勝ち点差は9。残り15試合。
まだまだ、昇格をあきらめるわけにはいきません。

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