2020明治安田生命J2リーグ 第3節
アルビレックス新潟 3 vs. 5 ツエーゲン金沢
入場者数:リモートマッチ(無観客試合)(デンカビッグスワンスタジアム)
今節は、ホーム開幕試合となりました。
アルビレックス新潟 3 vs. 5 ツエーゲン金沢
入場者数:リモートマッチ(無観客試合)(デンカビッグスワンスタジアム)
今節は、ホーム開幕試合となりました。
前節に引き続き、リモートマッチ(無観客試合)での戦いです。
スタンドでは、サポーターの代わりとして
顔部分にサポーターの顔写真などが貼られた
人型の段ボール「アルボールくん」が選手を見守ります。
対戦相手は、ツエーゲン金沢。
新潟の元監督でもある柳下正明監督が指揮をとり、
昨年の新潟がリーグ戦・天皇杯ともに全て敗北(3連敗)を喫した、
新潟にとっての天敵となります。
昨年より成長した姿を、見せつけたいところです。
今節のスタメンは、前節より一名変更。
高木選手に代わり、シルビーニョ選手がスタメンとなりました。
前節に引き続き、ゴールマウスを守るのは藤田和輝選手です。
試合は開始序盤から、新潟が誇る攻撃陣が牙を剥きます。
前半5分、シルビーニョ選手が右サイドの敵陣深くまで侵入し、
低い弾道のクロスをあげ、これにファビオ選手が合わせて
ボールをゴール内に上手く押し込み、
前節に引き続いて新潟が先制します。
今季の新潟のホーム初得点は、ファビオ選手でした。
得点直後の失点には十分気をつけたいところでしたが、
前半9分、相手選手のシュートが新潟の選手にあたり、
このボールが新潟のゴールに吸い込まれ、まずは同点。
そして、前半18分、再び相手選手のシュートが新潟の選手にあたって
コースが変わり、新潟のゴールに突き刺さります。
前節に引き続く、あっという間の逆転劇。
すっかり自信を失った影響からか、その後も失点を続け、
前半のうちに4失点。
前半36分、コーナーキックのこぼれ球をファビオ選手が押し込み、
前半のうちに2点差に詰め寄ります。
前半はそのまま、2-4での折り返しとなりました。
後半、新潟は選手を代えて反撃に出ます。
本間選手を中心に金沢のゴールに襲いかかりますが、
シュートは金沢の名ゴールキーパー白井選手を意識した影響もあってか、
ことごとく枠外に外れてゴールマウスを捉えることができません。
後半27分、ようやくシルビーニョ選手がPKを沈めて1点を返しますが、
後半41分、逆に金沢にPKを与えてしまい、万事休す。
これを決められ、試合はそのまま終了。
新潟のホーム開幕戦は3-5での敗北となりました。
新潟のゴールマウスは若き藤田選手が守りますが、
センターバックには外国人のマウロ選手もおり、
連携が不十分であった可能性は否めません。
そして、柳下監督に上手くそこを突かれた、という印象です。
昨年とあわせて、金沢相手に4連敗。
「金沢は新潟の天敵」というのが、しっかり根付いてしまいました。
今シーズン、3試合続けて3得点をあげていますが、
その試合結果としては、1勝1分1敗。
「攻撃ばかりで守備がおろそかになっているのではないか」と
思われがちですが、カウンターで人数が不足している中での失点ではなく、
人が足りている中でやられてしまっているので、
個人・組織としての守備の構築が急務となっています。
直近の2試合では、合計8失点。
失点の起点となってしまった藤田選手、田上選手に
容赦ない声が浴びせられ、
一刻も早い小島選手、舞行龍ジェームズ選手の復帰を待ちわびる声もあります。
確かに、彼らの戦線復帰は強く望まれることであり、
それで一時は解決するかもしれませんが、
特に今シーズンのJ2リーグは過密日程となっており、
同じスタメンで最初から最後まで走り抜けることは難しく、
藤田選手、田上選手の力も必ず必要になってくるものと思います。
藤田選手、田上選手は非常に悔しい思いをしていると思いますが、
決して自信を失うことなく、前向きにトレーニングに励んで欲しいと思います。
それを支えるのが、サポーターなのではないでしょうか。
ファビオ選手は
「試合で5失点したのは初めて」と言っていました。
アルベルト監督も
「これだけ悪運に見舞われた試合は記憶にない」と言っています。
長いシーズン、このような試合もあるでしょう。
まだアルベルト監督のもと新体制が動き始めて一年目。
昨年、魅力溢れるサッカーでJ1リーグの頂点に立った横浜F・マリノスも、
ポステコグルー監督の一年目の成績は12位です。
大事なことは、反省材料はしっかり反省材料として捉え、
次の試合に向けて準備を進めていくだけ。
下を向いている時間はありません。
次節は7月11日(土)、ホームで松本山雅FCと対戦します。
次節からは、5000人を限度にスタンドにサポーターをいれて行う予定です。
席を立っての応援や大合唱・ハイタッチなどは禁止な状況ですが、
サポーターは選手たちを暖かく見守り、
勝利のために背中を押して欲しいと思います。
「点は取るけど、取られる」チームとなっています。
この攻撃力は維持したまま守備力を高めることができるか、
アルベルト監督の手腕にも注目です。
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