2020明治安田生命J2リーグ 第9節
栃木SC 0 vs. 0 アルビレックス新潟
入場者数:1,953人(栃木県グリーンスタジアム)
三連戦の最終戦。
今節は、アウェイで栃木SCとの対戦となります。
ここ栃木県グリーンスタジアムは、
新潟にとっては今まで
敗北したことしかない「鬼門」となります。
対戦相手の栃木SC自体、通算成績1勝3敗と、
苦手な相手となっています。
積極的なハイプレスを仕掛けてくる栃木に対して、
新潟はポゼッションサッカーで
優位に立つことができるでしょうか。
なお、栃木には昨年まで
新潟に在籍していた矢野選手が先発出場となりました。
矢野選手との対決も、楽しみの一つです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
新井選手、マウロ選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、ゴンサロ選手、島田選手。
サイドハーフは、中島選手と秋山選手。
ツートップは、渡邉新太選手とぺドロ選手です。
試合は、戦前の予想通り
栃木は新潟陣内にロングボールを放り込み、
新潟がボールを保持した際には積極的なハイプレスで
ボールを奪いにきます。
ハイプレスを自慢のパスワークでいなしたい新潟ですが、
自陣でのパス回しは栃木の網に引っかかり、
前線へのロングボールも栃木に跳ね返され、
新潟の陣内でのボールの奪い合いが多い展開となります。
何度か栃木に決定的な場面を作られますが、
藤田選手のビッグセーブもありゴールは許しません。
一方、攻撃についてはボールを前に運べず、
まともなシュートすら打つことができません。
前半は何とか無失点で耐え凌ぎ、
0-0での折り返しとなりました。
後半、疲れが見えてきた栃木のハイプレスが少し緩み、
新潟がシュートを放つシーンも見られるようになります。
大本選手、本間選手、シルビーニョ選手を一気に投入し、
1点を取りにいく新潟。
栃木はカウンターから1点を取る機会を伺います。
新潟は右サイドを中心に攻撃を組み立てますが、
あまり決定的なシーンを作ることはできません。
一方、栃木には何度か危ないシュートを打たれますが、
後半も前半に引き続き藤田選手の好セービングが光ります。
0-0のまま時計の針が進んでいき、
後半終了間際、栃木の選手が抜け出して
藤田選手と1対1の状況となります。
藤田選手はこれも落ち着いた対応で防ぎ、
ゴールを守り切ります。
お互いゴールを奪うことができないまま、タイムアップ。
今節は、0-0での引き分けとなりました。
前節に引き続いての引き分けとなりましたが、
前節と同様、相手が新潟を上回っていた内容だと思います。
藤田選手のビッグセーブ連発により、
相手から勝ち点を2つ奪った試合、と言えるのではないでしょうか。
ともあれ、昇格を目指すようなチームが
このように足踏みをしている状況ではありません。
うまく試合が運べない中でも、
勝利を掴むことができるようにならなければなりません。
アルベルト新監督のもと、変わろうとしている新潟。
J1昇格という目標を夢で終わらせないために、
少しずつでも進化していきたいと思います。
次節は8月8日(土)、ホームで大宮アルディージャと対戦します。
自動昇格圏の二位につける大宮との直接対決。
ここで勝つか負けるかは今後の流れに
大きく関わってくることでしょう。
ホームとはいえ多くのサポーターが
駆けつけることができない状況での戦いが続きますが、
スタジアムに集まることができたサポーターは
温かな拍手で勝利のための後押しをしてほしいと思います。
追記1)
前節、終了間際に足を痛めたファビオ選手は
今節メンバー外となりました。
前線のターゲットとなり、スピードもあり、
新潟の攻撃を支えてきたファビオ選手の不在は
非常に苦しい状況であったと思います。
とはいえ、ずっとファビオ選手に頼るわけにもいかないので、
ファビオ選手が不在の中でどのように点をとるか、
それが今後の新潟の課題となりそうです。
追記2)
今節、ビッグセーブを連発した藤田選手は、
8/1-8/5までの期間で予定されていた
U-19の日本代表候補トレーニングキャンプに選出されました。
残念ながら、候補選手の中に
新型コロナウイルス陽性となった選手が認められたため、
キャンプ自体が中止となってしまいましたが、
最近は安定したパフォーマンスを発揮している藤田選手が
代表候補に選ばれたことは大変嬉しく思います。
今節も好セーブに加え、
絶妙なフィードからチャンスを演出することもあり、
相手チームにとって非常に脅威な
存在となっていたのではないでしょうか。
今後も、藤田選手の成長に期待したいです。
追記3)
今節、予定されていた大宮vs.福岡の試合ですが、
福岡の1選手が
「新型コロナウイルス陽性の可能性が非常に高い」
ということで、急遽中止となりました。
中止が発表されたのは、
試合開始1時間15分前であったということです。
すでにスタジアムに到着していたサポーターも
多くいらしたことでしょう。
「予期せぬ状況」が続き、
その都度難しい判断が迫られているJリーグですが、
力を合わせて乗り切ってほしいと思います。
首位の長崎は未だ負けなし。
長崎の勢いを止めることができるチームは、あるでしょうか。
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