２０２０明治安田生命Ｊ２リーグ 第３４節

２０２０年１１月１５日（日）

２０２０明治安田生命Ｊ２リーグ　第３４節

アルビレックス新潟　０　vs.    ２　ジェフユナイテッド千葉

入場者数：９,３５５人（デンカビッグスワンスタジアム）

11月も中旬ですが、本日は秋晴れの１日となりました。

今節は、ホームでジェフユナイテッド千葉と対戦します。

今季のホーム戦も今節をいれて残り3試合。

新型コロナウイルスが猛威をふるった本年ですが、

リーグ戦の成立条件も満たすことができたことは、

関係者の方々の努力の賜物だと思います。

引き続き、スタジアムでの観戦の際にはルールを守り、

関係者の方々の努力を踏みにじることがないよう、

気をつけて参りたいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。

ゴールキーパーは、藤田選手。

ディフェンスラインは、右から

田上選手、マウロ選手、舞行龍選手、早川選手。

ボランチは、中島選手、島田選手。

中盤は、右から高木選手、本間選手、堀米選手。

ワントップは、鄭大世選手です。

負傷者が続出していることもあり、

サブには今季初めて阿部航斗選手、森俊介選手が入りました。

試合は、ポゼッションサッカーを標榜する新潟と、

守りを固めてカウンターとセットプレーからの得点を狙う千葉の戦い。

必然と、新潟がボールを保持して

千葉が奪いどころを探る展開となります。

新潟は千葉陣内までボールを運ぶことはできるものの、

千葉のゴール前の守りは硬くシュートまで持ち込むことができません。

一方、千葉はパスカットすると一気にスピードをあげて

新潟陣内に攻め上がってきますが、

こちらも集中した守りでシュートまではたどり着けません。

前半はお互い決定的な場面はなく、

シュートも1本ずつしか放てない状況でした。

前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も展開としては前半と同様の流れとなりますが、

新潟のパスが相手選手に引っかかることが多くなり、

カウンターからゴールを脅かされます。

後半56分、コーナーキックのボールを押し込まれ、

痛恨の先制点を与えてしまいます。

新潟は大本選手、荻原選手を投入し、

3バックで大本選手、荻原選手をサイド深くに配置して

サイドからの打開を狙います。

それに対して、1点先行した千葉は

中央をがっちり固めてサイドからのクロスを跳ね返します。

そして後半81分、カウンターから藤田選手も綺麗にかわされ、

致命的な追加点を許してしまいます。

その後も大本選手、荻原選手を中心に攻め続けますが、

今日はどうしてもゴールを奪うことができません。

結局、試合はそのまま、0-2での敗戦となりました。

昇格圏のチームにどんどん離されていく中、

更にその差は広がっていくこととなりました。

次節は11 月21日（土）、アウェイでツエーゲン金沢と対戦します。

次のホーム戦は、11月25日（水）、愛媛FCと対戦します。

今季の昇格はほぼ絶望的となってきましたが、

最後まで戦い抜いて欲しいと思います。

追記１）

守備をがっちり固めてセットプレー、カウンターでの得点を狙う

今節の千葉のようなチーム戦術は「面白くない」と

批判を受けることもありますが、

今節の試合結果は千葉の方が上回ったことも事実です。

自分たちでボールを動かすポゼッションサッカーは魅力的とは思いますが、

それも勝利に結びつけることができるからこそだと思います。

特に、J2リーグは今節の千葉のような戦術が多いリーグです。

がっちり守りを固めた相手に対してどのように得点を奪い、

勝利を掴むようにできるか。

このサッカーを続けるのならば、

それが昇格に向けて来年の新潟の大きな課題となるでしょう。

追記２）

試合終了の翌日、是永前社長に続いて

玉乃GMも退任するのではないかという報道が流されました。

選手の飲酒運転の情報は是永前社長、玉乃GM、アルベルト監督の

3人で管理されていたとのことで、

玉乃GMもその責任をとって退任される可能性が高いようです。

思い返せば今季は是永社長、玉乃GM、アルベルト監督の3人が

まさに「三位一体」としてチームにどのような輝きをもたらすのか。

期待に大きく胸を躍らせて開幕に臨んだものです。

それが、まさかこのような形で是永前社長に引き続き、

玉乃GMも退任されることになるかと思うと非常に残念です。

アルベルト監督についても、本人は続投の意志があるようですが、

その去就は不透明です。

サポーターとしては、積み重ねてきたものがすべてなくなり、

チームがバラバラになってしまい、

選手にとっても魅力的なチームでなくなってしまうような

事態にならないことを祈るばかりです。

試合前およびハーフタイムに、

当科の曽根教授より生活習慣病発症を食い止めるため、

健診受診等を促す動画メッセージが

NSGグループ協力のもと流されました。

天候にも恵まれ、今季一の観客数となりました。

千葉の横断幕には、昨年千葉に多大な影響を及ぼした

台風に伴う被害に対する新潟の支援への感謝メッセージが

掲げられました。

アルビレックス新潟公式サイト　第３４節

順位	チーム	勝点	試合	勝	分	負	得	失	得失
1	徳島ヴォルティス	71	34	21	8	5	55	25	30
2	アビスパ福岡	68	34	21	5	8	40	24	16
3	V・ファーレン長崎	63	34	18	9	7	54	34	20
4	ギラヴァンツ北九州	56	34	17	5	12	48	37	11
5	ヴァンフォーレ甲府	55	33	14	13	6	43	34	9
6	アルビレックス新潟	53	34	13	14	7	48	38	10
7	モンテディオ山形	48	34	13	9	12	47	36	11
8	東京ヴェルディ	48	34	12	12	10	43	36	7
9	ジュビロ磐田	47	34	11	14	9	44	38	6
10	京都サンガF.C.	47	34	13	8	13	40	39	1
11	栃木SC	46	34	12	10	12	28	27	1
12	水戸ホーリーホック	45	34	12	9	13	58	53	5
13	ファジアーノ岡山	44	34	11	11	12	32	38	-6
14	ツエーゲン金沢	43	34	11	10	13	46	50	-4
15	ジェフユナイテッド千葉	42	34	12	6	16	40	44	-4
16	大宮アルディージャ	42	34	11	9	14	32	42	-10
17	FC町田ゼルビア	39	34	9	12	13	34	40	-6
18	FC琉球	39	34	11	6	17	44	53	-9
19	松本山雅FC	39	34	9	12	13	35	48	-13
20	ザスパクサツ群馬	30	34	9	3	22	27	57	-30
21	愛媛FC	27	33	6	9	18	30	50	-20
22	レノファ山口FC	27	34	7	6	21	35	60	-25

首位の徳島は今節も勝利して5連勝。

昇格へのラストスパートといったところです。

二位の福岡も勝利して昇格圏をキープ。

一方、三位の長崎はここにきて痛恨の敗北。

甲府と愛媛の一戦については、愛媛の選手に

新型コロナウイルスの陽性者が出てしまった影響で延期となっています。

新潟は、一つでも上の順位を目指して

引き続き一戦一戦必勝あるのみ、です。