2020年11月25日(水)
2020明治安田生命J2リーグ 第36節
アルビレックス新潟 0 vs. 3 愛媛FC
入場者数:4,512人(デンカビッグスワンスタジアム)
日中は暖かい日も、日が沈むと一気に冷え込みます。
本日は、平日のナイトゲーム。
今節はホームで愛媛FCと対戦します。
愛媛FCは順位こそ振るわないものの、
新潟の愛媛との対戦成績は1勝2分2敗と、
非常に相性が悪いチームになっています。
特に、昨季のホームでの2得点後の3失点での逆転負けは
未だにサポーターの目に焼きついています。
今季の愛媛も、徳島相手に3失点しておきながら
その後に4得点して逆転勝ちしており、
本当に油断できないチームです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
田上選手、マウロ選手、舞行龍選手、早川選手。
ボランチは、高木選手、島田選手。
中盤は、右から中島選手、本間選手、堀米選手。
ワントップは矢村選手です。
前節も、トップ下の高木選手が途中からボランチに入りましたが、
今節は開始からそのフォーメーションとなりました。
(ただし、今季の新潟は頻繁にフォーメーションや
ポジションチェンジをするため、あくまでも開始時、です)。
試合は、お互いポゼッションサッカーを展開するチーム同士。
どちらがボールを保持してパスを回せるかに注目でしたが、
序盤は愛媛が優勢にボールを回して新潟ゴールに迫る展開となります。
新潟はボールを奪い切ることができず、
その流れのまま前半15分、クロスを中央であわせられて
いともたやすく先制点を与えてしまいます。
前半28分、相手ディフェンスラインの裏に抜け出した田上選手に
ボールが渡り、これをゴールネットに突き刺します。
副審もフラッグをあげておらず、同点ゴールかと思われましたが、
相手選手の抗議もあって主審・副審が意見交換しあったところ、
これがオフサイドであったとのことでノーゴールの判定となります。
その後も攻め続ける新潟ですが、
先制点も奪ってガッチリ固める愛媛の守備をなかなか崩すことができず。
前半は0-1での折り返しとなります。
後半、開始直後に新潟にビッグチャンス。
愛媛のペナルティエリア内で愛媛の選手に
ハンドがあったように見えましたが、これはノーハンドの判定。
すると、後半50分、愛媛の選手が新潟ディフェンスラインの裏に抜け出し、
追加点を与えてしまいます。
これはオフサイドのようにも見えましたが、
抗議した島田選手にイエローカードが出され、ゴールが認められます。
これで完全に集中が切れた新潟は、
後半55分、相手選手のクロスが直接ゴールに入ることとなり、
3点のビハインドを背負うことになります。
気持ちを切り替えて、得点を奪いにかかりますが、
一度スイッチが切れた状態はなかなか改善しません。
その後も集中の切れたプレーが散見され、
結局そのままタイムアップ。
試合は0-3での敗北となりました。
愛媛相手に、昨季に続きホームで完膚なきまでの敗北。
審判の判定・ふるまいにも大いに疑問を感じる点もありましたが、
あっさりと先制点を奪われたのは紛れもない事実です。
今季はVARもないこともあり、
どのチームも「疑惑の判定」を避けることはできません。
そして、来季もJ2ではVARは導入されません。
試合中は試合に集中するのが勝利への絶対条件です。
新潟の選手たちは二度とホームで気の抜けたプレーをすることなく、
集まったサポーターのために最後まで戦い切ってほしいと思います。
次節は、11月28日(日)、アウェイでV・ファーレン長崎と対戦します。
次のホーム戦は、12月2日(水)、栃木SCと対戦します。
残り数試合。最後まで戦いましょう。
追記1)
先日、アルベルト監督が来季も新潟の監督を務めることが公表されました。
今年、魅力的なサッカーで就任一年目から昇格を期待できる順位まで
勝ち点を伸ばすことができたことは大いに評価されるものです。
アルベルト監督自身も、古巣のバルセロナへ戻る選択肢もあったようですが、
新潟で2年目のシーズンを送ることを決めてくれました。
来年もアルベルト監督のもと魅力的なサッカーを楽しめると思うと、
ワクワクが止まりません。
すでに来季の戦いは始まっています。
メンバーは例年通り大幅に入れ替わってしまうことも予想されますが、
アルベルト監督ならば誰が出ても魅力的なサッカーを
展開するようなチームができると思います。
来年のアルベルト体制2年目の戦いが、今から楽しみです。
追記2)
一方、同じスペイン人監督のチームである徳島は、
どうやらチームを率いるリカルド・ロドリゲス監督が退任となり、
来年度は浦和レッズの監督になるのではないか、という報道がありました。
徳島はJ2の首位を走るチームですが、
まだ昇格に向けて気が抜けない状況であり、
この状況下で監督交代の報道が出てしまうことには、
徳島のチーム関係者やサポーターの気持ちを考えると非常に残念です。
選手の引き抜きは以前より多く見られましたが、
最近は監督の引き抜きも見られるようになりました。
そんな中、アルベルト監督が他からオファーがあったにもかかわらず
新潟での2年目の生活を選んでくれたことは、本当に感謝です。
徳島はこの状況にめげず、
引き続きJ1昇格を目指して頑張ってほしいと思います。
追記3)
J1リーグの首位を独走する川崎フロンターレが
ホームで2位のガンバ大阪を5-0で打ち破り、
史上最速でJ1リーグ優勝を決めました。
残り4試合で勝ち点75、得失点差54は圧巻の数字です。
新潟と川崎が「J2オリジナル10」同士のチームで
競い合っていたのが、はるか昔のようです。
川崎フロンターレ関係者の皆様、おめでとうございました。
新潟も、いつかはその舞台に立つことを夢見て、
一歩ずつ成長していきたいと思います。
一方、それ以外の上位陣は勝ち点を伸ばすことができず。
J2リーグは残り6試合(甲府・愛媛は7試合)。
昇格戦線は最後まで目が離せません。
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