2020年11月21日(土)
2020明治安田生命J2リーグ 第35節
ツエーゲン金沢 1 vs. 2 アルビレックス新潟
入場者数:2,808人(石川県西部緑地公園陸上競技場)
一気に冬へ突入するかと思われた寒気も一旦和らぎ、
気持ちいい秋晴れとなった本日。
今節は、アウェイでツエーゲン金沢と対戦します。
金沢は、昨季は天皇杯も含め3戦3敗。
今季も前回のホーム戦では3-5の大量失点での敗北と、
新潟にとって相性があまり良いチームではありません。
金沢を率いる監督は、新潟でも指揮をとった柳下正明監督。
今節こそ、柳下監督の前に成長した新潟を見せつけましょう。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは、藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
田上選手、マウロ選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、中島選手、福田選手。
サイドハーフは、大本選手、本間選手。
トップ下に高木選手が入り、
ワントップは鄭大世選手です。
試合は、新潟がボールを保持してパスを回し、
金沢はカウンターを狙う展開となります。
新潟はポゼッション率こそ上回るものの、
パスの乱れも多くパスがつながらないことも多く、
前線の鄭大世選手のボールの収まりも悪く、
なかなか決定機まで持ち込むことができません。
そんな中、チャンスを演出するのはやはり本間選手。
切れ味鋭いドリブルで金沢のディフェンスを切り裂き、
ペナルティエリアへ侵入してのラストパスなどで、
金沢のゴールを脅かします。
しかし、固い金沢のディフェンスを前に
なかなか先制点を奪うことができません。
一方、守備においては主にカウンターから何度もピンチを招きますが、
金沢のミスにも助けられて何とか失点せずにすんでいます。
前半はそのまま、0-0での折り返しとなりました。
後半も展開としては同様。
新潟は得意のセットプレーも絡めて、得点を狙います。
そして後半55分、右サイド深く、
金沢のディフェンスラインの裏へ抜け出した鄭大世選手が
相手選手をなぎ倒し、ボールを収めます。
鄭大世選手自信もバランスを崩して倒れかけますが、
相手選手より早く立ち上がってボールを前に進めて、
左足で強烈なシュート。
これが金沢のゴールに突き刺さり、
「人間ブルドーザー」と呼ばれた鄭大世選手の一撃で
新潟が先制点を奪います。
その後も金沢の攻撃を跳ね返し、追加点を狙いますが、
後半67分、自陣ペナルティエリア内でボールを奪われ、
これを決められて同点に追いつかれます。
そのまま飲水タイムとなり、
飲水タイム明け直後のプレーで、
本間選手が右サイドをかけあがり、
逆サイドにフリーとなっていた堀米選手に鋭いパス。
これを堀米選手が落ち着いてゴールに突き刺し、
追いつかれた直後に再び勝ち越しに成功します。
その後はボールをキープして時計の針を進めていき、
試合はそのまま終了。
今節は2-1での勝利となりました。
次節は11月25日(水)、ホームで愛媛FCと対戦します。
今季の試合も残りわずか。
最後まで、やりきりましょう。
追記1)
金沢の同点ゴールのきっかけを作ってしまった中島選手。
失点直後は「気にするな」と声をかけられた中、
直後の堀米キャプテンの勝ち越しゴール。
チームも中島選手も救う一撃となったことでしょう。
中島選手は臆することなく、この失敗も成長の糧として、
素晴らしい選手になってほしいと思います。
追記2)
前回の金沢の対戦では今季初スタメンとなるも、
自身のミスもあって5失点してしまった藤田選手。
前回の対戦時は
「交代してくれという気持ちになってしまった」そうですが、
その後の試合で活躍を続ける中、自信を身に付け、
今節も安定したプレーでチームを勝利に導きました。
「あまり前向きに考えられる性格ではない」と語りますが、
これまでの試合で得た経験は
間違いなく自信となっていることでしょう。
19歳のゴールキーパーの躍進が目立つ今季のJリーグですが、
藤田選手も19歳。U-19代表候補でもあります。
今後も経験を積み重ねて、成長してほしいと思います。
そんな中、3位の長崎は勝利して昇格圏との距離を縮め、
昇格争いはますます混戦となっています。
残り7試合。
最終節に徳島と福岡の直接対決が組み込まれていることもあり、
最後までどうなるか分かりません。
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