2020年11月23日月曜日

2020明治安田生命J2リーグ 第35節

020年11月21日(土)

2020明治安田生命J2リーグ 第35節

ツエーゲン金沢 1 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:2,808人(石川県西部緑地公園陸上競技場)

一気に冬へ突入するかと思われた寒気も一旦和らぎ、
気持ちいい秋晴れとなった本日。
今節は、アウェイでツエーゲン金沢と対戦します。
金沢は、昨季は天皇杯も含め3戦3敗。
今季も前回のホーム戦では3-5の大量失点での敗北と、
新潟にとって相性があまり良いチームではありません。
金沢を率いる監督は、新潟でも指揮をとった柳下正明監督。
今節こそ、柳下監督の前に成長した新潟を見せつけましょう。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは、藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
田上選手、マウロ選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、中島選手、福田選手。
サイドハーフは、大本選手、本間選手。
トップ下に高木選手が入り、
ワントップは鄭大世選手です。

試合は、新潟がボールを保持してパスを回し、
金沢はカウンターを狙う展開となります。
新潟はポゼッション率こそ上回るものの、
パスの乱れも多くパスがつながらないことも多く、
前線の鄭大世選手のボールの収まりも悪く、
なかなか決定機まで持ち込むことができません。
そんな中、チャンスを演出するのはやはり本間選手。
切れ味鋭いドリブルで金沢のディフェンスを切り裂き、
ペナルティエリアへ侵入してのラストパスなどで、
金沢のゴールを脅かします。
しかし、固い金沢のディフェンスを前に
なかなか先制点を奪うことができません。
一方、守備においては主にカウンターから何度もピンチを招きますが、
金沢のミスにも助けられて何とか失点せずにすんでいます。
前半はそのまま、0-0での折り返しとなりました。

後半も展開としては同様。
新潟は得意のセットプレーも絡めて、得点を狙います。
そして後半55分、右サイド深く、
金沢のディフェンスラインの裏へ抜け出した鄭大世選手が
相手選手をなぎ倒し、ボールを収めます。
鄭大世選手自信もバランスを崩して倒れかけますが、
相手選手より早く立ち上がってボールを前に進めて、
左足で強烈なシュート。
これが金沢のゴールに突き刺さり、
「人間ブルドーザー」と呼ばれた鄭大世選手の一撃で
新潟が先制点を奪います。
その後も金沢の攻撃を跳ね返し、追加点を狙いますが、
後半67分、自陣ペナルティエリア内でボールを奪われ、
これを決められて同点に追いつかれます。
そのまま飲水タイムとなり、
飲水タイム明け直後のプレーで、
本間選手が右サイドをかけあがり、
逆サイドにフリーとなっていた堀米選手に鋭いパス。
これを堀米選手が落ち着いてゴールに突き刺し、
追いつかれた直後に再び勝ち越しに成功します。
その後はボールをキープして時計の針を進めていき、
試合はそのまま終了。
今節は2-1での勝利となりました。

次節は11月25日(水)、ホームで愛媛FCと対戦します。
今季の試合も残りわずか。
最後まで、やりきりましょう。

追記1)
金沢の同点ゴールのきっかけを作ってしまった中島選手。
失点直後は「気にするな」と声をかけられた中、
直後の堀米キャプテンの勝ち越しゴール。
チームも中島選手も救う一撃となったことでしょう。
中島選手は臆することなく、この失敗も成長の糧として、
素晴らしい選手になってほしいと思います。

追記2)
前回の金沢の対戦では今季初スタメンとなるも、
自身のミスもあって5失点してしまった藤田選手。
前回の対戦時は
「交代してくれという気持ちになってしまった」そうですが、
その後の試合で活躍を続ける中、自信を身に付け、
今節も安定したプレーでチームを勝利に導きました。
「あまり前向きに考えられる性格ではない」と語りますが、
これまでの試合で得た経験は
間違いなく自信となっていることでしょう。
19歳のゴールキーパーの躍進が目立つ今季のJリーグですが、
藤田選手も19歳。U-19代表候補でもあります。
今後も経験を積み重ねて、成長してほしいと思います。


順位チーム勝点試合得失
1徳島ヴォルティス71352186552728
2アビスパ福岡69352168412516
3V・ファーレン長崎66351997553421
4ギラヴァンツ北九州573517612493811
5アルビレックス新潟563514147503911
6ヴァンフォーレ甲府56341414644359
7東京ヴェルディ513513121045378
8京都サンガF.C.50351481342393
9モンテディオ山形4935131012483711
10水戸ホーリーホック48351391361547
11ジュビロ磐田48351115945396
12栃木SC46351210132930-1
13ファジアーノ岡山44351111133239-7
14ツエーゲン金沢43351110144752-5
15大宮アルディージャ43351110143242-10
16ジェフユナイテッド千葉4235126174045-5
17松本山雅FC42351012133648-12
18FC町田ゼルビア4035913133440-6
19FC琉球4035117174554-9
20ザスパクサツ群馬3335103222857-29
21愛媛FC273469193051-21
22レノファ山口FC273576223662-26
今節は上位陣が勝ち点を伸ばせない状況となりました。
そんな中、3位の長崎は勝利して昇格圏との距離を縮め、
昇格争いはますます混戦となっています。
残り7試合。
最終節に徳島と福岡の直接対決が組み込まれていることもあり、
最後までどうなるか分かりません。

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