2020年11月6日金曜日

2020明治安田生命J2リーグ 第31節

2020年11月4日(水)

2020明治安田生命J2リーグ 第31節

モンテディオ山形 1 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:2,579人(NDソフトスタジアム山形)

本日は、平日のナイトゲーム。
凍えるような寒さの中、アウェイでモンテディオ山形と対戦します。
一戦一戦、必勝が求められる状況の新潟。
今節もアウェイで守備が固い相手との対戦となりますが、
勝利が求められる一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは、負傷の小島選手に代わって藤田選手。
ディフェンスラインは、マウロ選手が累積警告の出場停止でもあり、
右から田上選手、早川選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、福田選手、島田選手。
サイドハーフは、中島選手、高木選手。
前線は、ロメロ フランク選手と矢村選手です。

山形は、J2によくみられるような、
守備をがっちり固めてカウンターや
ロングボールを放り込んで肉弾戦からの得点を狙うチーム。
必然的に、新潟がボールを保持して隙を窺う展開となります。
新潟は前線での矢村選手、ロメロ選手の動きが激しく、
山形陣内からボールを動かすことを許しません。
そして、前半18分。
ショートコーナーから島田選手が
相手ゴールキーパーの前に浮き玉のパスを送り、
これを矢村選手が足で方向を変えてゴールに流し込み、
早い時間帯に新潟が先制に成功します。
その後も矢村選手、ロメロ選手のコンビネーションが効果的で、
ほとんど山形にチャンスを与えません。
前半35分、山形の選手を新潟陣内に引き付けてから、
前線の矢村選手にロングパス。
矢村選手はこれをきっちり収めて前へ運び、
ロメロ選手とスイッチ。
ロメロ選手は持ち味の推進力でペナルティエリアに侵入し、
左足で放ったシュートがゴールネットに突き刺さり、
新潟が追加点をあげます。
その後も同様の展開が続き、
守備陣も安定した守りでゴールを与えません。
前半は、2-0での折り返しとなります。

後半も、流れは変わらず。
山形はさらに攻撃に圧力を加えて反撃に出ます。
後半23分、山形のコーナーキックの際に新潟のファールがあり、
山形にPKを与えてしまいます。
藤田選手はシュートコースを読んで手に当てますが、
強く放たれたシュートはそのままゴールに吸い込まれ、
新潟が1点差に迫られます。
しかし、崩された得点というわけでもなかったので、
新潟の選手たちは冷静に集中力を保っていました。
その後も選手交代も駆使して
前線からの圧力を弱めることなく、
リードを保ちながら3点目を狙いに行きます。
お互い、その後は得点を奪うことはできず、試合終了。
今節は2-1での勝利となりました。

3連続引き分けが続いた後の勝利。
この一勝は非常に大きいものと思います。
次節は11月8日(日)、ホームでギラヴァンツ北九州と対戦します。
前回の対戦ではその激しいプレスの前に屈した相手。
新潟の成長を試すには絶好の相手です。
引き続き、目の前の試合だけに集中して、戦っていきましょう。

追記1)
矢村選手は待望のプロ入り初ゴール。
試合後のインタビューでは
「(ゴールの瞬間は)覚えていない」と話していました。
新潟医療福祉大学在籍中は北信越大学サッカーリーグ1部で得点王となり、
3年連続でMVPとベストイレブンに輝いた矢村選手。
プロ入りしてからはなかなかベンチにすら入ることができず、
苦しい戦いが続いていました。
今節の矢村選手は、ゴールも素晴らしかったですが、
ロメロ選手とのコンビネーションが抜群で、
山形の選手たちの自由を奪っていました。
これも、田中達也選手を筆頭に、
遠征メンバーに選ばれなかったとしても
準備を怠らず練習に励んでいた証でしょう。
これからの、矢村選手の活躍・成長に期待です。

追記2)
中2日のゲームで勝てないシーズンでしたが、
ようやく中2日のゲームで勝利を掴むことができました。
前節のスタメンから外れた矢村選手、ロメロ選手の活躍が
大きく影響したものと思います。
特に総力戦の今シーズンは、スタメンを固定して戦い抜くのは
不可能だと思います。
マウロ選手、舞行龍選手は不動のセンターバックとして
出場が続いていましたが、今節はマウロ選手を欠く中でも
安定した守備を構築することができました。
次節も、舞行龍選手が累積警告で出場停止となります。
引き続き、総力戦で乗り切って行って欲しいと思います。


順位チーム勝点試合得失
1徳島ヴォルティス62311885502426
2アビスパ福岡62311957362214
3V・ファーレン長崎57311696473215
4ギラヴァンツ北九州50311551144359
5アルビレックス新潟493112136463511
6ヴァンフォーレ甲府49311213639336
7京都サンガF.C.47311381038344
8ジュビロ磐田44311111941356
9栃木SC433111101027243
10モンテディオ山形42311191140337
11東京ヴェルディ42311012937334
12ツエーゲン金沢40311010114345-2
13ファジアーノ岡山40311010113032-2
14水戸ホーリーホック39311091252484
15大宮アルディージャ3931109122938-9
16ジェフユナイテッド千葉3631106153437-3
17FC町田ゼルビア3631812113237-5
18FC琉球333196164150-9
19松本山雅FC3331712123044-14
20ザスパクサツ群馬303193192651-25
21レノファ山口FC273176183557-22
22愛媛FC263168172846-18
新潟も勝ちましたが、昇格圏の2チームも勝利したため、
昇格圏との勝ち点差は変わりません。
北九州は敗北し、次節の直接対決で新潟が勝てば
北九州より上の順位に行くことができます。
一試合一試合、自分たちの目の前の試合に集中するのみ、です。

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