2020年11月4日(水)
2020明治安田生命J2リーグ 第31節
モンテディオ山形 1 vs. 2 アルビレックス新潟
入場者数:2,579人(NDソフトスタジアム山形)
本日は、平日のナイトゲーム。
凍えるような寒さの中、アウェイでモンテディオ山形と対戦します。
一戦一戦、必勝が求められる状況の新潟。
今節もアウェイで守備が固い相手との対戦となりますが、
勝利が求められる一戦です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは、負傷の小島選手に代わって藤田選手。
ディフェンスラインは、マウロ選手が累積警告の出場停止でもあり、
右から田上選手、早川選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、福田選手、島田選手。
サイドハーフは、中島選手、高木選手。
前線は、ロメロ フランク選手と矢村選手です。
山形は、J2によくみられるような、
守備をがっちり固めてカウンターや
ロングボールを放り込んで肉弾戦からの得点を狙うチーム。
必然的に、新潟がボールを保持して隙を窺う展開となります。
新潟は前線での矢村選手、ロメロ選手の動きが激しく、
山形陣内からボールを動かすことを許しません。
そして、前半18分。
ショートコーナーから島田選手が
相手ゴールキーパーの前に浮き玉のパスを送り、
これを矢村選手が足で方向を変えてゴールに流し込み、
早い時間帯に新潟が先制に成功します。
その後も矢村選手、ロメロ選手のコンビネーションが効果的で、
ほとんど山形にチャンスを与えません。
前半35分、山形の選手を新潟陣内に引き付けてから、
前線の矢村選手にロングパス。
矢村選手はこれをきっちり収めて前へ運び、
ロメロ選手とスイッチ。
ロメロ選手は持ち味の推進力でペナルティエリアに侵入し、
左足で放ったシュートがゴールネットに突き刺さり、
新潟が追加点をあげます。
その後も同様の展開が続き、
守備陣も安定した守りでゴールを与えません。
前半は、2-0での折り返しとなります。
後半も、流れは変わらず。
山形はさらに攻撃に圧力を加えて反撃に出ます。
後半23分、山形のコーナーキックの際に新潟のファールがあり、
山形にPKを与えてしまいます。
藤田選手はシュートコースを読んで手に当てますが、
強く放たれたシュートはそのままゴールに吸い込まれ、
新潟が1点差に迫られます。
しかし、崩された得点というわけでもなかったので、
新潟の選手たちは冷静に集中力を保っていました。
その後も選手交代も駆使して
前線からの圧力を弱めることなく、
リードを保ちながら3点目を狙いに行きます。
お互い、その後は得点を奪うことはできず、試合終了。
今節は2-1での勝利となりました。
3連続引き分けが続いた後の勝利。
この一勝は非常に大きいものと思います。
次節は11月8日(日)、ホームでギラヴァンツ北九州と対戦します。
前回の対戦ではその激しいプレスの前に屈した相手。
新潟の成長を試すには絶好の相手です。
引き続き、目の前の試合だけに集中して、戦っていきましょう。
追記1)
矢村選手は待望のプロ入り初ゴール。
試合後のインタビューでは
「(ゴールの瞬間は)覚えていない」と話していました。
新潟医療福祉大学在籍中は北信越大学サッカーリーグ1部で得点王となり、
3年連続でMVPとベストイレブンに輝いた矢村選手。
プロ入りしてからはなかなかベンチにすら入ることができず、
苦しい戦いが続いていました。
今節の矢村選手は、ゴールも素晴らしかったですが、
ロメロ選手とのコンビネーションが抜群で、
山形の選手たちの自由を奪っていました。
これも、田中達也選手を筆頭に、
遠征メンバーに選ばれなかったとしても
準備を怠らず練習に励んでいた証でしょう。
これからの、矢村選手の活躍・成長に期待です。
追記2)
中2日のゲームで勝てないシーズンでしたが、
ようやく中2日のゲームで勝利を掴むことができました。
前節のスタメンから外れた矢村選手、ロメロ選手の活躍が
大きく影響したものと思います。
特に総力戦の今シーズンは、スタメンを固定して戦い抜くのは
不可能だと思います。
マウロ選手、舞行龍選手は不動のセンターバックとして
出場が続いていましたが、今節はマウロ選手を欠く中でも
安定した守備を構築することができました。
次節も、舞行龍選手が累積警告で出場停止となります。
引き続き、総力戦で乗り切って行って欲しいと思います。
昇格圏との勝ち点差は変わりません。
北九州は敗北し、次節の直接対決で新潟が勝てば
北九州より上の順位に行くことができます。
一試合一試合、自分たちの目の前の試合に集中するのみ、です。
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